こんにちは!武田塾田無校・講師の根津です!
今回は学習院大学経済学部、法学部、国際社会科学部の英語、国語、日本史(国際社会科学部の英語は含まない)の
・問題傾向
・大問ごとの分析とその対策
・教科ごとの総括
についてまとめました!!
また2021年の試験から傾向が変わった部分もあるので照らし合わせながら解説します!
私事ですが学習院の過去問は全学部合わせて33年分解き実際に経済学部に合格した経験があります。今回はその経験を踏まえながらも話をしていきたいと思います!
コア試験とプラス試験の違い
まず、本題に入る前に学習院の入試制度について見ていきましょう。学習院大学は2018年度にコア、プラス試験制度を設けました。では早速コア試験とプラス試験の違いについてみていきましょう!
コア試験
→各学部独自の問題で選抜を行う試験形式
プラス試験
→他学部※1のコア試験と同日程、同じ試験問題で選抜を行う試験形式
※1法学部コアと国際社会科学部のプラス、国際社会科学部のコアと経済学部のプラス、理学部のコアと文学部のプラス、文学部のコアと理学部のプラス
分かりやすく言うと前期試験と後期試験みたいなものですね。つまり同じ学部を二回受験する事ができます!
しかもこのプラス試験にはお得なことが2つあるんです!
①文学部のプラス試験は受験科目が国数理のため理系の人には超お得!!
②国際社会科学部のプラス試験は英検やTOEICの成績を英語の得点に換算できるため高スコアをもっている人からしたら大きなアドバンテージになる!
特に①は理系で文学部に入りたいという人は少ないと思いますからGMARCHレベルの大学で一発逆転を狙いたいという人には大大大チャンスですね!
英語
問題傾向
・試験時間90分
・配点150点
・マーク8:記述2
・7つの大問
・1⃣長文2⃣長文3⃣中文4⃣文法、語法5⃣正誤6⃣会話表現7⃣空所補充式の和文英訳
★7⃣は2020までは短文の和文英訳であった
大問ごとの分析とその対策
大問1
【分析】
・400~500字程度の長文
・難易度は標準
・設問の難易度も標準的だが11問とやや多め
・意味の最も近いものを選ばせる問題や言い換え問題が頻出
・10~20字程度の英文和訳頻出
・5~10語の整序問題頻出
・設問の最後は内容一致問題か不一致問題
【対策】
設問のレベルは標準的で、ほとんどの問題で解答根拠は問われている箇所の前後3~4行に書かれていることが多いです。本文を読み始める前に設問を見て何が問われるのかを先に確認しておくとスムーズに問題が解けます!
言い換え問題の対策はシスタンや速読英熟語の単語、熟語の横に書かれている意味が同じものをセットで覚えておけば問題ありません。
また和文英訳や整序問題に関しても速読英熟語で熟語やNextStageで文法、語法をしっかりと身につけていれば難なく解けるレベルです。分野別の参考書で対策する必要はないと思います。
内容一致問題は選択肢が多いのが特徴的です。対策方法としては、本文の一段落の内容につき1~2つの選択肢が書かれているため、段落を読み終えるごとに選択肢を見て〇×を書きこみましょう。
★内容不一致問題が出たときは本文を読み進める前にも選択肢を見ましょう!選択肢の大半は本文と内容が一致しているため話の大枠を捉えることができます!!
本文の細かいところまでは問われないので、日頃長文問題を初見で解くときは本文の内容を100%理解しようとしながらやるのではなく設問と本文の照らし合わせをいかに早く正確にできるかを意識して行えば学習院大学の長文問題で高得点をコンスタントにとれるようになります!(実体験)
大問2
大問2は大問1と難易度的にも語数的にも設問の聞かれ方も全く同じなので対策方法は大問1と同じです。
大問3
【分析】
・200字前後の中文
・設問は5題(空所補充)
・難易度は標準
・品詞、前置詞、文法の知識が必要
【対策】
問題の形式は全て選択式の空欄補充で、正しい形を問う品詞の問題や前置詞の知識、接続詞の問題が多く出題されます。本文の内容が分からなくても空欄のある文の構造をしっかりと取れれば問題は解けます。
対策としてはシスタンなどで単語を覚えるときに下に書かれている派生語なども覚え品詞の知識をつけること!(~ionは名詞など)また熟語を覚えるときに前置詞までしっかりと覚える。(うろ覚えだと似たような選択肢で困惑してしまいます)
接続詞を覚えるときは前後での因果関係などを意識して覚えること!
この大問の復習の時に空欄のある文は構文を振って文構造を理解すること!
本文の内容が理解できなくても空欄のある文の文構造を取れれば解くことができる問題が多いためこの大問であまり時間はとられたくありません。なので読解は基本的に速読重視で空欄のある文が近くなったら精読をするようにしましょう。
大問4
【分析】
・文法語法問題
・設問は5題
・難易度は標準
・文法、語法に関する知識が必要
【対策】
問題の形式は英文の空所に入れるのに正しいものを4つの選択肢から1つ選ぶ問題です。
難易度も標準的なのであまり時間をかけずに満点を取っていきたい大問です。
対策方法としては文法系の参考書( NextStage Vintageなど)一冊を完璧に仕上げた段階で一度過去問を解いてみてみましょう。NextStageなどに書いてある知識で満点を取ることは十分可能なのでもし点数が取れないのであればアウトプットが上手くできていないことになります。その場合英文法ファイナル問題集を追加でやるか、過去問(学習院or日東駒専レベル)の文法の設問だけをひたすら解くということが効果的です。
設問の量的にも難易度的にも短い時間で満点を取りたい設問になっています。また昔出た問題に似たようなものが出るということが多々あるので過去問を解いて間違えた問題や新たに得た知識があった場合は参考書に書き込むようにしましょう。そうすれば必ず満点とれるようになります!
大問5
【分析】
・正誤問題
・設問は5題
・難易度はやや難
・品詞、文法、語法などの幅広い知識が必要
【対策】
問題の形式は一つの英文に四つ下線が引かれていて一つ誤りを見つけるというものです。
難易度としてはやや難のためしっかりと対策をしていないと満点を取ることは厳しいです。
対策方法としてはまず文法系の参考書を一冊完璧に仕上げます。そうしたらスーパー講義英文法語法正誤問題という参考書を仕上げるという方法をおすすめします。自分も高3の12月からこの参考書に入ったのですが1ヶ月ほどで仕上げて過去問を解いたら大問5ではほぼ毎回満点を取ることができるようになりました。またこの参考書は文法系参考書でインプットした知識のアウトプットにもなるので自然と文法の問題の正答率も上がってきます。
実を言うとこの大問5が学習院大学への合格の鍵を一番握っていると僕は思います。その理由は正誤の対策をしないという人が結構多いということです。確かに配点は15/150のため少なくコスパが悪いと感じる人が多いと思います。しかしこの大問以外の難易度はほぼ標準的のためそこで差をつけるのが難しいのです。また試験本番は1点でも多く取ろうと慎重になってしまいがちです。そのため正誤対策をしていない人に限ってこの大問に時間をかけてしまい他の設問にかける時間が少なくなってしまうという状況になってしまいます。しっかりと正誤対策をすることにより正誤+文法の知識がつき大問4、5を短い時間で解け長文問題に時間を多く費やすことができるため自然と英語全体の点数が高くなります!自分も試験本番は大問4、5にかかった時間は10分弱でどちらとも満点でした!
大問5
【分析】
・会話問題
・設問は5題
・難易度は標準的
・会話表現と文法、熟語の知識が必要
【対策】
問題の形式は会話文の空所に入れるのに正しいものを4つの選択肢から1つ選ぶ問題です。
難易度は標準的ですが一つ注意すべきところは会話問題だからといって会話表現だけが問われるということではありません。文法や熟語の知識も問われます。
対策方法としては NextStage やVintageなどの会話表現の章をやるのが効果的です。この時にただ問題に正解して満足するのではなく右のページに書いてある表現まで暗記するようにしましょう。また過去問を解いて知らなかった表現は参考書に書きこみましょう。文法と熟語の問題は大問1、2、4でしっかりと対策できていれば大丈夫です!
この大問も5分くらいで満点を狙っていきたいところです。まさに知識問題なので知っていれば点を取れる知らなければ点を取れないといったところです。ここら辺はみんな対策をしてくるので満点近くとってくるのが当たり前になってきますが、逆にここを落としてしまうとかなりディスアドバンテージになってしまいます。
大問6
【分析】
・和文英訳問題
★2021年は傾向が若干変化
2020まで→和文英訳
2021 →空所補充式の和文英訳
・設問は2題
・難易度は標準的
・単語、熟語、文法、軽い英作文力が必要
【対策】
問題の形式は2020までは和文を見てそれを英訳するというものでしたが、2021年は和文を見て与えられた英文の空所に入るものを書くというものに変化しました。傾向は若干変化しましたが対策の仕方はほとんど変わりません。
難易度は2020年までは標準的でしたが2021年はやや易といったところです。
この大問の対策はこれまで大問の対策が全てできてから始めます。そうすると単語、熟語、文法の知識はすでに身についている状態なのでやるべきことは次の3つです。
1 基礎的な単語(シスタンであれば1,2章)のスペルをかけるようにする
2 短めで簡単な英文を暗記し型を覚える(速読英熟語の熟語の下に書いてある英文がおすすめ)
3 月、曜日、英数字、固有名詞を(restaurant,daughter など)を書けるようにする
これをやっていただけば必ず点を取れます。(空所補充の場合は2は省けます)
ただ配点が10点なので時間が無いという場合はこの3つをやっている時間があるなら日本史などの暗記科目に時間を回したほうが得点につながるので思い切って対策をしないという戦略もありだと思います。
英語まとめ
学習院の英語は全体的に見て難易度的には標準~やや難ですが会話表現や整序、和訳、英訳問題など対策すべき分野は少し多いです。しかし良問と言われるだけあってひねくれた問題などはほとんど出ないので基礎、標準、応用としっかりと勉強をしたうえで過去問を解いて復習、過去問を解いて復習ということを繰り返していけば8~9割に自然となってくると思います。
国語
問題傾向
・試験時間60分
・配点100点(経済学部は120点)
・マーク7記述3(記述のほとんどが漢字の書きと読み)
・大問は3つ
・1⃣漢字2⃣評論3⃣古文
★国語に関しては傾向が変った点はありません!
大問ごとの分析とその対策
大問1
【分析】
・漢字の書き取りと読みの問題
・書きと読みの比率はランダムのため全て書きで出題されることもある
・設問数は5題か10題(年度、学部によって異なる)
・難易度は標準~難
【対策】
毎年1~3問くらい難レベルの漢字が出題されます。また配点も一問2点なので設問数が10題の年は全体の2割を占めていてそこそこ高いです。
対策方法としてはまずは漢字の参考書を1冊完璧に仕上げることです。おすすめの参考書は入試漢字マスター1800です。自分の過去問を解いた経験上6割くらいの問題はこの参考書に掲載されていました。「6割しか載っていないの⁉」と思うかもしれませんがそのくらい学習院の漢字はマニアックな問題を出してきます。では残り4割のマニアックな問題はどこに載っているのか。それはズバリ過去問です!!過去に出題された問題がまた出題されるというのが漢字に限らず学習院の大きな特徴です。過去に出題といっても10年以上前の場合もありますし、他学部の場合であることもあります。なのでそこまでやる時間がないとおもって対策をせずに4割を落としてしまう人が多くいます。しかし1⃣の大問だけを50年分解くとなったらどうでしょうか。1年分大体3分で解き終わりますから3×50=150分で終えることができます。そこから知らない漢字だけをまとめて参考書に書きこんでおき暇な時間に見直すということをすれば最小限の努力でマニアックな問題の対策ができ他の人と差をつけることができるのです!
後に話しますが漢字の問題は1⃣だけでなく2⃣3⃣でも出題されるのでしっかりと対策をしておきましょう!
大問2
【分析】
・評論の読解問題
・設問数は7~10題
・マーク7記述3
・漢字、四字熟語の穴埋め問題頻出
・マーク式の空所補充が頻出
・要約文の記述式空所補充頻出
・内容一致問題が最後に出題されまた選択肢も多い
・難易度は標準~やや難
【対策】
設問1~2
漢字と四字熟語の穴埋め問題であることが多いです。対策方法は1⃣と同様漢字の参考書(四字熟語が掲載されているのが好ましい)を1冊仕上げてあとは過去問を解き知らない知識を参考書に書き込むということを繰り返せば大丈夫です。難易度も1⃣に比べたら易しいので1⃣をしっかりと対策している人であれば何ら問題ありません!
設問3
マーク式の空所補充問題であることが多いです。本文中に空所がありそこに入れるのに適切な単語を選択しから選ぶといったものです。空所補充の箇所は4~6個くらいなのですが選択肢が20個近くありまた現代文独特の単語(客観や抽象、多元など)のため時間もかかるうえ難易度もやや難といったところなので苦戦する受験生が多いのではないかと思います。対策方法はまずは語彙力を増やすことです。具体的には漢字の参考書をやる際に意味まで覚えたり言葉はチカラだや現代文キーワード読解などで現代文特有の単語の意味を覚えるようにしましょう。うろ覚えだと実際に問題を解くとなったときに時間もかかるうえ正答率も上がりません。単語を聞いて意味をすぐに言え、その意味を敷衍して人に説明できるレベルまで仕上げましょう!また過去問を解く際空所の前後の文脈を意識して読むようにしておくと返り読みせずに解くことができます。日頃から選択肢と本文の照らし合わを早くできるように練習しておくとなお良いです!
設問4~6
ここでは言い換えや理由説明、趣旨判定、表現技法などが問われます。対策方法としては現代文の基本的な参考書を1冊(田村の易しく語る現代文など)を仕上げた後1~2冊問題集を解いたらすぐに過去問に入りましょう。学習院の問題は1⃣や2⃣の設問1~3などで見てきた通り知識問題が多く出題されます。また選択肢の文の量と数が多いため照らし合わせに時間がかかるので難しく思われがちですが解答根拠などは明確なことが多いので時間があれば問題が解けるといった状況になりやすいです。基本を押さえたら早めに過去問に入って素早く本文と選択肢の照らし合わせができるように練習しましょう!それでも設問4~6が解けないのであれば参考書を追加するといったほうが効率的かつどういった問われかたをされるのかが分かっている状態で演習をできるので効果的に参考書を仕上げることができます。
設問7
要約文の記述式空所補充問題がでることが多いです。本文を要約した文章がありそこの空所(大体4つ)に入れるのに適切な文章や単語を入れるといった形式です。本文からの抜き出し形式の場合もあればそうでない場合もあります。これはズバリ言わせていただきます。4つ中2つもしくは1つ正解できれば良いです!!「え、半分でいいですか⁉」と思われるかもしれませんがいいんです!!理由は解答根拠が参考書で身につけた論理的な読み方だったり現代文のテクニックを駆使しても見当たらないことがほとんどだからです。では過去問演習をこなしまくれば傾向がつかめるのではないかと思い現役時代の根津は実際にやってみましたが解答に導くためのプロセスが毎回違うのに加え特殊であったため効果的ではないことに気づきました。そこで当時の自分の担当であった学習院の講師に相談したところ「あの設問は1つをとる気持ちでいけばいいよ。あそこに時間をかけるなら他の設問に時間をかけ正答率を上げたほうが結果的に点数は高くなる。他も終わって時間があるなら他の3つの答えを探すっていうやり方がベストだよ」と言われそれを意識して過去問演習に取り組みました。今まではこの設問に15分くらい時間を取られていたのですがそれを一つ正解を取りに行く戦略に変えたら時間的にも心理的にも余裕が出て焦らずに他の設問を解けるようになりました。解答へのプロセスが特殊なためここで高得点を取ってくる人はそう多くありません。一つをとりにいき時間があまったら2つ、3つととっていくのが結果的に一番点数が高く出る方法です!
またこの要約文は本文を読む前に目を通すことで話の内容が大まかにわかるので便利です。
設問8
マーク式の内容一致問題が出ることが多いです。難易度は標準的ですが選択肢の量がとにかく多いです。しかし多ければ多いほど〇と×の区別が分かりやすくなるというのが特徴的です。
対策方法としては本文を読み進める前に選択肢のキーワードに印をつけて置き読解中にそのキーワードが出てきたらこの設問と照らし合わるようにすると早く正確に解くことができます。
このテクニックは何回か演習しないと身につかないので参考書や過去問をやる際に練習をしておくようにしましょう!
大問3
【分析】
・古文の読解問題
・設問数は6~8題
・マーク8記述2
・漢字の書き読み頻出
・活用を問われる問題頻出
・内容一致問題頻出
・文学史頻出
・難易度は標準的
【対策】
設問1
漢字の読み書きが問われることが多いです。漢字と言っても1⃣2⃣とは少し異なり古文に関係する漢字(垣間見や僻事など)が問われます。
対策方法としては古文単語や古文常識を覚える際に漢字をセットにして覚えるのが効果的です。古文単語315という単語帳は古文常識まで掲載されているのでおススメです。
設問2
文法的説明として正しいものを選ぶ問題や正しい活用形に変化させる問題が出題されます。
対策方法としては文法系参考書を1冊完璧に仕上げ、助動詞、助詞の表の暗記をします。助動詞の表の暗記は接続、活用、意味をすらすら言えるようなレベルまで仕上げましょう。また形容詞と形容動詞に関しては疎かにされがちなので注意してください!これらはやっていただければ文法問題に関しては余裕で満点が取れます!
設問3
マーク式の空所補充問題で、これは本文に空所がありそこに入れるのに適切な語を選択肢から選ぶ問題です。選択肢には接続詞や形容詞、形容動詞、副詞などがあることが多いです。
対策方法としては単語帳一冊を完璧に仕上げることです。選択肢にある単語は標準的単語帳(古文単語315やゴロゴなど)に掲載されているのがほとんどです。あとは過去問を解いて知らない単語が出てきたら単語帳に書き込んでいけば完璧です。また空所補充なので前後の文脈をしっかりと見て選択肢を吟味するようにすればここも満点は余裕でとることができます!
設問4
傍線部の意味を答える問題です。1単語の場合もあれば1節の場合もあります。単語、慣用句、文法の知識が必要ですが難易度は標準的です。
対策方法としては単語帳1冊と文法系参考書を1冊完璧にしていれば大丈夫です。しかし単語を覚える際に一語一訳では点を取ることができません。 例えば大きく3つ意味がある単語であればその3つの訳が選択肢に出てきます。意味を全て覚えておかないと太刀打ちできません。意味を知っているうえで文脈的に正しいものはどれかという聞かれ方をするので傍線部の前後の文はしっかりと読解するようにしましょう。
設問5
傍線部の理由説明が出ることが多いです。難易度も聞かれ方も標準的です。
対策方法としては読解系の問題集を解いてしっかりと解答根拠を見つける練習をしてあとは過去問を解きまくって早く正確に解答根拠を見つけられるかを練習すれば大丈夫です。
また和歌に関する説明問題が出ることもあります。対策方法としてはまずは文法系参考書の和歌の部分をやりこみ掛詞や縁語などの知識を身につけ、古文の背景知識(単語帳の巻末に書かれてあるレベルで〇)をつけることです。あとは問題を読む前に設問を見て和歌が出ることを見つけたら作者や登場人物の気持ちを踏まえたうえで読解をすれば問題ないです。
設問6
本文の内容一致問題が出る場合が多いです。難易度は標準的です。
選択肢の正誤判定も比較的わかりやすく量も現代文の時は10個近く出ましたが古文の場合は4~6個程度です。また本文の流れ通りに選択肢も並んでいるので読解中にひと段落したらこの設問の選択肢と照らし合わせるというやり方をやると良いです。
設問7
最後の設問は文学史が出ることが多いです。難易度は標準的です。ただしただ作品を聞かれる場合だけではなく登場人物に関わることを聞かれることもあるのでしっかりと対策しておきましょう。
対策方法としては文学史の参考書を1冊完璧に仕上れば十分です。おススメの参考書はSPEED攻略10日間国語文学史です。文学史の問題は学習院大学に限らず大体の大学では配点が5~10点だと思います。5~10点のために何か月もかけられるほど余裕のある大学生はそうそういないと思います。しかしこの参考書は名前にもある通り頑張れば10日間で終わらせることができます。受験直前の1月から始めても十分間に合うほどの量です。この参考書を完璧にすれば早慶の文学史でも十分点が取れるほど網羅しているのでおススメです。
■国語まとめ
学習院の国語は60分で現代文1題と古文1題なので比較的時間の配分は楽になってくると思います。しかし記述問題に時間をかけすぎるとぎりぎりになってしまったりするので過去問を解く段階で自分に合った最適な時間配分を見つけたり今回説明した作戦で戦うのも良いと思います。学習院の国語は漢字や古文常識などの知識問題でかなり点数を稼げるので勉強すればするほど点数も伸びてくると考えてもらって大丈夫です!
日本史
問題傾
・試験時間60分
・配点100点(経済学部は120点)
・マーク8:記述2
・5つの大問
・1⃣マーク2⃣マーク3⃣マーク4⃣マーク5⃣記述
★2020年までは1⃣マーク2⃣マーク3⃣記述4⃣記述5⃣記述であった
大問ごとの分析とその対策
大問1,2,3,4(大問1~4は傾向と対策が同じため)
【分析】
・全問マーク式
・選択肢は4~5つ
・難易度は易~難
・テーマ史問題が出る(特に北条や九条家、天皇などは頻出)
【対策】
問題の形式は文章の中に空白がありそこに入れるのに適切なものを選択しから選ぶというものです。難易度は易しい問題が3割、標準的な問題が6割、難が1割といったところです。で
大問4つある中で1つか2つの大問でテーマ日本史が出ることが多いです。例えば天皇であったら歴代天皇の名前はもちろん天皇に関わる権力争いや戦なども問われます。
対策方法としてはまずは日本史の大まかな流れの分かる参考書1冊とインプット系参考書一冊を仕上げます。おすすめは流れをおさえるには金谷のなぜと流れが分かる日本史でインプット系は東進一問一答完全版でいきなり一問一答にはいるのが厳しい場合は30日完成スピードマスターがおすすめです。それが終わったら徳川、北条、足利、天皇、内閣などのテーマについて特化した勉強をします。これは資料集などを活用して勉強すると良いです。
「流れは金谷だけでいいの⁉」と思うかもしれません。確かに金谷は基本的な日本史の流れしか載っていませんが大丈夫です!なぜなら学習院の日本史の大きな特徴として流れの知識は基本的なことを押さえておけば大丈夫ですが代わりに問われる用語に関しては非常にマニアックなものが多いからです。自分も流れを抑えるために実際に使った参考書は金谷のみです。その代わり用語に関しては一問一答や用語集を使いこみました。
大問5
【分析】
・全問記述式
・難易度は標準~難
・テーマ史問題が出る可能性が高い
【対策】
この大問がこれまでの大問と違う点は記述かマーク式かということだけです。あとはほぼ変わりません。なので対策方法も上記のものとさほど変わりませんが唯一しなければならないものとしては漢字を書けるようにするということです。この大問では一問一答の★1レベルのものまで出てくるのでそこもしっかりと書けるようにしておきましょう。また一つの単語に関連する単語をセットで覚えておきましょう。これはテーマ史対策にもなります。昨年ですと科学者のテーマで大問5が作られていました。その中で「志賀潔」の生い立ちなどについての問題が出ていたので、いかに「志賀潔」から連想される単語を知っているかで差がつきました。入試本番はどのテーマが出るのかはわからないので日頃の勉強の時に単語と単語の結びつきを意識して暗記するというものも大事になってくると思います。
■日本史まとめ
学習院の日本史は基本的な問題で7~8割取れますがここはたいていの受験生が確実にとってくるので勝負になってくるのは残りの2割の問題です。これは上記の対策方法や過去問を解いて知らない単語が出てきたら用語集にマーカーを引くなどの対策をとれば確実に取ることができます。あとは漢字などでミスをしなければ確実に9割以上を狙うことができます。
■総括
学習院大学の大きな特徴として
1 難易度は全体的に標準~やや難でほとんどが良問
2 知識問題が多く出る
3 過去に出された問題から再び出ることが多々あるため過去問演習が物を言う
があげられました。
今回の記事を通して学習院大学の傾向と対策について話させていただきました。この記事を読んでくださった人の学習院大学合格に少しでもお役に立てたらうれしいです!
武田塾では無料受験相談を行っています!!
今回の話で少しでも武田塾田無校に興味がわいた人は、無料の受験相談に足を運んでいただけると嬉しいです。
現在武田塾田無校では、小笠原校舎長が無料受験相談をしているので、
「合格に向けて自分にあった勉強法を教えて欲しい!」
「E判定だけど第一志望に逆転合格したい!」
「確実にMARCHに合格したい!」
といった、質問に一つ一つ答え、
あなたの志望に合わせた
勉強方法や勉強の戦略を提案いたします!!
また、
「そもそも受験のために何を勉強すればいいかわからない…」
「今まで勉強をサボってきてしまった…」
「受かる気がしない…」
といった、勉強に関わるお悩みも、
どんな小さなことでも構いませんので
ぜひ相談してください!
そして、そんなお子さんを陰ながら見守るお父さん・お母さんの
質問ももちろん大歓迎です!
お申し込みは、
下記の無料受験相談フォームにご入力いただくか、
田無校(042-497-4501)に直接お電話ください!
武田塾田無校 浪人生活を徹底レビュー
共通テストで失敗してしまった😨
私大前期の受験を終え、もう1年頑張りたい気持ち🤔
来年度に向けて動き出そう!
そんなアナタに!
「武田塾での浪人ってどうなの?」の疑問にお答えします。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
武田塾田無校 逆転合格続出中!
武田塾田無校は
毎日10-22時
で開館中✨✨
2022年度入試・2023年度入試では3名に1名が
MARCH/国公立/早慶に合格😲
全国合格実績賞を2年連続受賞しました☀