中期試験・後期試験(3月入試)で受けられる大学とは
今回は前回の「3月入試」の記事の中編です。
前回の記事では3月入試の特徴、特徴を生かした受験校選びについて書きました。
今回はよし!3月入試で決めるぞ!と意気込んだものの、
学校を調べだしても膨大に学校があって、どこが自分に合っているか分からない……
という方向けにレベル別に3月入試をしている大学・学部を紹介していきます。
まずはいわゆる有名校「成成明学獨國武」「日東駒専」「大東亜帝国」について書いていきます
早慶 と GMARCHの3月入試
早慶~GMarchのレベルの大学では、3月の私立独自入試を行っている大学・学部はありませんでした。
どうしても!このレベルの大学を狙いたい!という方は、浪人が選択肢に入ってきます。
お金を出す保護者の方、自分自身の実力や気持ちと相談してみましょう
成成明学獨國武レベルの3月入試
成成明学獨國武では科目試験にプラスして
面接や主体性評価的視点、多角的な学力な求められる試験を行っている大学が多いです。
いわゆるペーパーテストでの「学力」だけではないチカラに自信のある方はぜひ挑戦してみてください
独自型の入試は過去問が出まわりが多くなく、対策が難しいという特徴があります
過去に受験した学生の情報を集める所から対策が始まるので
情報の探し方も勝負を分けてくるでしょう。
明治学院大学 法学部・社会学部 B日程 試験日3/2
出願期間2/8~2/20 合格発表日 3/14 入試手続き締め切り日3/17
明治学院は法学部・社会学部のみですが、B日程が存在し3月に受験をすることができます。
こちらなんと英語のみ、1科目受験できる3月入試です!
ただし個別学力試験の英語に加えて+論文OR聴講理解力試験が行われます。
聴講理解力試験は、今年の時事問題に関する講義を聞き、そのメモをとり、質問に答える……
という形式のようです。
公式HPより引用します
【必】外国語:コミ英I・コミ英II・コミ英III・英表I・英表II ※70分。(100点)
【必】その他 ※地歴・公民に関する講義の聴講、講義理解力試験。各60分。(講義理解力試験200点)
※学部や学科によって論文の内容や配点が変わります
國學院大學 一般選抜入学試験 B日程 試験日3/2
文学部・神道文化学部・法学部・経済学部・人間開発学部・観光まちづくり学部
出願期間1/4~2/21 合格発表日 3/11 入学手続き 3/11~3/18
特に文学部日本文学科と中国文学科に関しては国語1科目(現代文+古文+漢文)で受験できる、1科目入試です。
他の学科も2~3科目試験で受験可能+面接などはなしなので、
「成成明学獨國武」の中では受験しやすい試験と言えるでしょう。
國學院大學 入試情報
また、英語に関しては「英語外部試験」の試験を併用することができます。
前の記事でも書きましたが、英検利用を使うことで、
事前に100点中100点~50点を確保した状態で試験に臨めます。
これにより他の科目に注力できるので、合格可能性をUPできます。
(國學院大学 令和6年度一般選抜入試試験要項より抜粋)
獨協大学 2科目全学部統一 試験日3/3
出願期間 1/4~2/24 合格発表日 3/10 入学手続期間 3/11~3/15
獨協大学もすべての学部で3月入試を行います。
全学部2科目試験です。
そのため「成成明学獨國武」の中では最も受験しやすい試験と言えるでしょう。
獨協大学 一般入試 入試情報
日東駒専レベルの3月入試
日東駒専レベルではすべての大学で3月入試が行われます。
以下に学校ごとに紹介していきます。
日本大学 N全学統一方式 第2期 A日程第3期は第二部(夜間部)のみ実施。試験日3/4
出願期間 1/5~2/24 合格発表 3/10 入学手続き ~3/17
日本大学はN方式(全学部統一入試)第2期を3月入試で行っています。
学部としては法学部、文理学部、経済学部、商学部、危機管理学部、スポーツ科学部、生物資源学部、理工学部、工学部は募集があります。
試験科目としては法学部と文理学部は3科目試験、
経済学部、商学部、危機管理学部、スポーツ科学部、生物資源科学部は2科目試験
となっています。配点はオーソドックスな均等配点の形式です。
また法学部の夜間部(2部)のみ、個別方式の3月入試も行っています。
法学部に興味があるな~という方は、ぜひA日程(個別入試)第3期にも挑戦してみてください!
※医学部も3月入試もありますが、他学部と入試形式がことなるので詳しくは日本大学のHPでご確認ください
東洋大学 試験日 中期2/27 後期3/5
中期 出願期間 1/6~2/20 合格発表 3/7 入学手続締切日 3/10
後期 出願期間 1/6~2/25 合格発表 3/16 入学手続締切日 3/23
東洋大学ではすべての学部で後期日程(3月入試)のほかに、2月末に中期日程の試験も行います。
日東駒専レベルまでで試験に挑戦できる回数が最も多い大学が、東洋大学です。
中期日程に関しては大きな特徴として
3科目均等配点形式か、特定の科目の配点を高くした形式か出願時に選べることがあります。
過去問を解いてみた結果、特定の科目の点数が高い!人よりアドバンテージをとれる科目がある!
という受験生は東洋大学を受験するのがオススメです。
形式としては
▷3教科 均等配点
3教科の配点を100点:100点:100点の合計300点満点で合否判断。
▷3教科 最高得点重視型
3教科のうち、最も高い点数の科目を2倍にして200点:100点:100点の合計400点満点で合否判断。
▷3教科 国語(数学)重視
3教科のうち、学科が指定した特定の科目が200点満点。他の2科目と200点:100点:100点の合計400点満点で合否判断。
▷3教科ベスト2 均等配点
3教科受けた試験のうち、より高い点数を取った2科目のみをピックアップし、100点:100点の200満点で合否判断。
などの形式があります。
志望学部学科によって、どの試験形式をとるか違ってくるので、しっかり調べて試験に臨みましょう
後期試験では2科目試験かつ均等配点であり、200点満点で合否判断がされます。
駒澤大学 一般選抜 T方式(同一配点型) 試験日3/7
出願期間 2/8~2/24 合格発表 3/13 入学手続き 3/13~3/17
駒澤大学では一般選抜 T方式という3科目の配点が均一な試験形式のみ、3月入試を行います。
全ての学部で3月入試の募集を行っているほか、
特徴としてこのレベルの大学では珍しくマークシート方式+記述方式という
併用式を採用している点があります。
記述式は基本マークシート式よりも難易度が高く、準備も必要なため
駒澤大学を受験するならば過去問演習をしっかり積んで臨む必要があるでしょう。
専修大学 後期入学試験 試験日3/3
出願期間 2/15~2/24 合格発表 3/11 入学手続締切日3/23
専修大学はすべての学部で3月入試を実施します。
3月入試としては非常に珍しく、受験会場を全国6か所用意しているのが特徴です。
仙台/新潟/長野/静岡/専修大学神田キャンパス/専修大学生田キャンパスで試験を受けられるので
地方にお住まいで、東京に何度も試験を受けに行くのは難しい……
という方にお勧めです。
入試形態としては、3科目入試で配点も100点×3科目とオーソドックスな形式ですね。
ネットワーク情報学部 ネットワーク情報学科のみ、共通テストの数学1Aの点数も出願に必須で4科目入試となっています。
大東亜帝国レベルの3月入試
大東亜帝国では5つすべての大学で後期入試(3月入試)があります。
大東文化大学 一般選抜(全学部統一 後期) 試験日2/26
出願期間 2/1~2/18 合格発表 3/8 入学手続き 3/8〜3/13
試験科目は英語と国語の2科目で、基礎的な学力を重視します。
また、15の都市に試験会場を設けています。
「基礎的な学力」と募集要項にわざわざ書いていることからもわかるように
平易な問題が出題されるのが特徴です。
基礎力はあるけど、応用力が……というタイプの方は大東文化大学を受験するのがオススメです。
大東文化大学 一般選抜(英語民間試験活用総合評価型)
出願期間 3/8~3/20 合格発表 3/27 入学手続き 3/27-29
こちらの方式は、
英検などの外部試験スコアと事前課題
で合否を判定します。
使用できる英語民間試験の種類など、詳しくはこちら
東海大学 文系・理系学部統一選抜(後期)試験日2/28
出願期間2/1~2/14 合格発表3/7 入学手続き3/7~3/13
東海大学は3月入試ではありませんが、2月末の2月28日に後期入試を行っています。
東海大は3科目入試ですが、合否判定には最高得点の2科目のみを用いる形式です。
また、採点は標準化採点(偏差値採点方式)を使います。
これにより科目による有利不利が少なくなっていますね。
14地区での受験が可能なのも、ポイントですね。
亜細亜大学 全学部統一入試・後期日程 試験日2/27
出願期間 2/6~2/15 合格発表 3/4 入学手続き 3/3~7
亜細亜大学の後期入試は3月ではありませんが、英語外部試験のスコアを利用して受験ができます。
公式HPより引用します 亜細亜大学 全学統一入試・後期
帝京大学 一般選抜Ⅲ期 3/11,3/12
出願期間 2/15~3/7 合格発表日 3/15 入学手続締切日 3/22
帝京大学は試験日を自由に選択できます(ここがすごい!)
他の受験校の試験日との兼ね合いにより、受験日を変えられる
もしくは帝京大学の後期試験に2回挑戦ができる
ということです。
また、注目すべき点として「帝京短期大学」という帝京系列の短期大学を第二志望学科として出願をすることができます。
「帝京大学短期大学 第二志望制度」というものです。
これもどうしても3月に進学を決めたい!という人にとっては、合格の可能性を増やせるので、非常に魅力的ですね
試験内容に関しては、3科目入試各科目配点100点のオーソドックスなものです。
国士館大学 中期選抜:2/20 後期選抜:3/2、3/3
中期 出願期間 2/3~2/9 合格発表 2/28 入学手続締切日 3/6
後期 出願期間 2/13~2/17 合格発表 3/11 入学手続締切日 3/17
後期日程は学部によって日程が異なるので注意する必要があります。また、各日程は併願が可能です。
英語と選択科目の二教科受験を行うことができます。
試験内容に関しては2教科各科目100点満点です。
※体育学部は特殊なので国士舘大学のHPからご確認ください。
https://www.kokushikan.ac.jp/admission/undergraduate/
3月入試の大学受験は難易度UP!でも…
前回の記事も書いたように、中期後期入試・3月入試は基本難易度がUPします。
しかし、自分の地元で受験をしたり、得意科目配点2倍の受験校を選んだり、複数の学科に出願したりすることで自分に有利な試験を受けることができれば、合格も見えてくるでしょう。
中期・後期入試に関しても、基本は「過去問演習」で進めていくのをオススメします。
まずは受験候補校の過去問を解いてみて、相性を確かめてみてください。
いくら配点や科目数が自分に有利でも、あまり合っていない過去問の内容だった場合は
受験校を考え直す必要が出てくるかもしれません。
過去問を解いた後の復習についてと過去問を使った点数UPの方法はこちらで紹介しています。
ぜひ参考にしてください。↓
大学受験勉強】目指せ過去問マスター!夏以降の過去問を使った勉強法をお伝えします!|武田塾田無校
【得点アップ】過去問であと+10点+5点を取るための勉強法!!(私立文系編)|武田塾田無校
武田塾 田無校は全国から受験相談を受け付けています!
どうして受験相談が必要なの?!
武田塾では無料受験相談を行っています!!
今回の話で少しでも武田塾田無校に興味がわいた人は、無料の受験相談に足を運んでいただけると嬉しいです。
現在武田塾田無校では、小笠原校舎長が無料受験相談をしているので、
「合格に向けて自分にあった勉強法を教えて欲しい!」
「E判定だけど第一志望に逆転合格したい!」
「確実にMARCHに合格したい!」
といった、質問に一つ一つ答え、
あなたの志望に合わせた
勉強方法や勉強の戦略を提案いたします!!
また、
「そもそも受験のために何を勉強すればいいかわからない…」
「今まで勉強をサボってきてしまった…」
「受かる気がしない…」
といった、勉強に関わるお悩みも、
どんな小さなことでも構いませんので
ぜひ相談してください!
そして、そんなお子さんを陰ながら見守るお父さん・お母さんの
質問ももちろん大歓迎です!
お申し込みは、
下記の無料受験相談フォームにご入力いただくか、
田無校(042-497-4501)に直接お電話ください!
武田塾田無校 浪人生活を徹底レビュー
共通テストで失敗してしまった😨
私大前期の受験を終え、もう1年頑張りたい気持ち🤔
来年度に向けて動き出そう!
そんなアナタに!
「武田塾での浪人ってどうなの?」の疑問にお答えします。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
武田塾田無校 逆転合格続出中!
武田塾田無校は
毎日10-22時
で開館中✨✨
2022年度入試・2023年度入試では3名に1名が
MARCH/国公立/早慶に合格😲
全国合格実績賞を2年連続受賞しました☀