みなさんこんにちは!武田塾田無校講師の吉田です。
今回は、
早稲田大学人間科学部の英語、国語、世界史、日本史の
・問題傾向
・大問、問題ごとの分析
・対策方法
についてまとめました!
早稲田大学人間科学部に合格した私が、
受験期に実践していた勉強法、対策方法なども踏まえて紹介していきますよ!!
(実際に行なっていた勉強法、対策方法は緑色にしてあります)
早稲田大学人間科学部 英語
問題傾向
・全問マークシート式
・3つの大問で構成されている
・長文50%、文法50%という早稲田の中では珍しい問題構成
大問ごとの分析
・大問1は短めの長文が8つ出てくる
・大問2は前置詞を選択肢から選んで短文に挿入する問題(何も入らないという選択肢もある)
・大問3は正誤問題(NO ERRORタイプ)
→問題に癖があるため注意!!
大問1
難しい内容の長文や英単語が出てくることが多いです。
分野も科学・医学などの理系チックなものや、教育・環境・社会などの文型チックのものなど幅広く出題されています。
そして、難しい英単語に注釈はついていないので、英単語の意味を類推したりする必要があります。
難しい英単語が出てきても、文構造がしっかりと正確に取れていれば正解できるという印象があります。
大問2
大体の問題は前置詞を入れることで熟語が完成するようになっています。
しかし、何も前置詞が入らないという選択肢もあり、とても紛らわしいです。
その熟語の難易度が非常に高く、速熟や解体英熟語に掲載されていない熟語が当たり前のように出てきます。
大問3
早稲田大学の人間科学部の英語の正誤問題では”NO ERROR”の選択肢があります!
つまり、間違いがない場合もあるということです!
この"NO ERROR"が大問3の難易度を上げている要因といっても過言ではないでしょう。
対策方法
大問1
過去問をやりこむのがベストです。自分は受験期は入手できる分だけ過去問をやりました。
大問1では、「これが答えなの!?解説を読んでも納得できない!」といった問題がしばしばあります。
これらの問題に対してはある程度の過去問をやっていく中で得られる「勘」が重要になってきます。
とにかく過去問を解きまくりましょう。
また、長文に出てくる英単語のレベルが高いので、
医学や生物の分野といった、人間科学部の英語でよく出てくる難しい英単語はリンガメタリカなどを使って対策しましょう。
リンガメタリカにつきましては、以下の記事が参考になると思います。
大問2
速熟や解体英熟語で出てくる熟語に関する問題は絶対に落とさないようにしましょう。
速熟や解体英熟語で出てこないような熟語まで対策しようとするとキリがないです。
そのため、
速熟や解体英熟語の完成度を高め、
速熟や解体英熟語に掲載されている熟語で確実に得点できるかが鍵になってきます。
また、自動詞・他動詞が紛らわしい動詞について理解しておくと、何も入らないという選択肢がパッと選べるようになります。
大問3
この大問は正誤問題の問題集(河合塾のスーパー講義 英文法・語法 正誤問題など)で対策しましょう。
正誤問題に関しては、とにかく数をこなして、
「こういう風に引っ掛けてくるのか!!」というように慣れていくのがオススメです!
また、可算名詞と不可算名詞の観点での引っ掛けが多いので、
不可算名詞を表にまとめるなどすると効率がいいですよ!!
早稲田大学人間科学部 国語
問題傾向
・現代文1題、古文1題、漢文1題の3つの大問で構成されている
・2020年度入試で初めて現代文で記述が導入された
・平均点が安定しない(2020年度入試では平均点が5割を割っていた)
大問ごとの分析
・大問1(現代文)は内容説明、内容真偽の問題がほとんど。漢字や空所補充の問題も出る。
・大問2(古文)は基本的な文法問題から始まり、空所補充、内容説明、人物指摘など幅広い問われ方をしている。
・大問3(漢文)は内容説明、基本的な漢字の意味、読み方、句形の知識を問う問題が出る。
大問1
大問の問題構成的に癖はないです。特別に人間科学部の国語のための対策をする必要はないように思います。
つまり、正確に現代文を解く力があれば問題を正解することができます。
ただ、年によって難易度にばらつきがあり、難易度が急に前年度と比べて上昇するなんてこともあります。
過去問で点数が取れたからといって、対策を手薄にしないように注意しましょう!
大問2
出題される文章にジャンルや年代の偏りがほとんどないです。
文法に関する問題や人物指摘の問題の難易度は基本的なものが多いですが、
内容説明では現代語訳の問題では難易度が高い問題も出題されます。
大問3
基本的な難易度であることが多く、完答するのも難しくないです。
とにかく基礎知識を固めることを意識しましょう!
対策方法
大問1
出題形式はオーソドックスなので、演習系の参考書が完成したら、過去問で対策しましょう。
難易度が高い年の問題にも対応できるように余裕があったら、
早稲田大学の法学部や文学部などの難易度が高い現代文の問題で対策をすることをオススメします。
また、傾向が似ている教育学部・商学部・社会科学部の過去問も合わせて解くと効果的です。
大問2
助動詞表、古文単語を完璧に暗記するなど、基礎知識を固めることをまずは心がけましょう!
ジャンル別の対策というよりは、古文の基礎知識の完成度を高めることに焦点を当てるべきだと思います。
ある程度参考書で演習をしたら、すぐに過去問に入って対策をしましょう!
大問3
漢文の参考書を一冊完璧にすることをまずは心がけましょう。
漢文の対策にはあまり時間をかけずにコスパよく対策して行きたいところです!
句形の表をトイレに貼るなど、すきま時間で地道に対策するのが個人的にはオススメです!!
早稲田大学人間科学部 世界史
問題傾向
・全問マークシート式
・5つの大問で構成されている
・大問は空所補充や正文、誤文選択問題、年代の並び替え問題で構成されている
・毎年ほぼ近代史に関する大問が出題されている。また、中国史に関する大問も毎年出題されている。残りの3つの大問に特別分野の出題傾向は見られない。
・難易度の高い宗教や語族に関する問題が出題される
問題の分析
空欄補充の問題は基本的な難易度の問題であることが多いです。
正文、誤文選択問題では、用語集の説明文レベルの選択肢があり、難易度が高い問題も散見されます。
また、年代の並び替え問題では、
年号を正確に覚えていないと正解できない問題が多く、時代の流れだけでは答えを出すのは難しいです。
対策方法
通史、文化史は山川の詳説世界史Bで理解し、山川の一問一答で知識を定着させましょう。
また、年号に関しては元祖世界史の年代暗記法に乗っている年号を全て暗記しましょう!
これらが終わったら、いきなり過去問に入っても良いですし、
一度、問題傾向が似ている関西学院大学の過去問で演習した後に過去問に入るのもアリです。
また、
過去問などで間違えた問題や知らなかった知識に関しては、
教科書や資料集や用語集などの自分が一番使いやすい参考書にマーカーを引いたり、
情報を付け足したりして、一つの参考書に一元化することを強くオススメします!
これをすることで、効率よく復習を行うことができますよ!!
早稲田大学人間科学部 日本史
日本史に関しては、𠮷田先生が世界史選択であるため
武田塾東久留米校の講師、塩入先生(浪人して早稲田大学人間科学部に合格!)に書いていただきました👇
問題傾向
・全問マークシート方式
・大問が5つで構成されている
・大問は史料問題・正誤問題・穴埋め問題・並び替え問題 で構成されている
・史料問題・並び替え問題が毎年出題され、古代~近代まで全範囲漏れなく出題されている印象がある
・難易度の高い並び替え問題が特徴的
問題分析
空所補充の問題は世界史同様、比較的標準的な問題が多いです。
正誤問題は早稲田の他学部に比べれば難易度は下がるものの、随所に専門的知識が必要な問題が散見します。
史料問題は教科書に掲載されていないようなものが出題されますが、時代背景や基本知識があれば解ける問題がほとんどです。
並び替え問題は細かい知識や正確な年号を覚えていないと正解できない問題が多く、時代の流れだけでは正解できないと言えます。
対策方法
通史・文化史は、石川の実況中継・山川の教科書を使って理解し、東進の一問一答などで知識の定着を図りましょう。
年号に関しては、基本年号以外の年号は、過去問をやっていいるうちに重要な年号がわかってくると思うので、徐々に覚えていきましょう。
これらが終わったらMARCHの過去問を解き8割を安定して超えるようになってから、早稲田の過去問演習に入りましょう。
日本史においても基礎は大切です。いきなり早稲田の過去問を解くと足元をすくわれてしまいます。
また、早稲田は細かな知識を学部を変えて何度も出題する傾向があるので他学部の過去問を説くことはとても効果的です。
個人的にこの過去問演習と並行して、前述の実況中継・教科書による理解や一問一答による知識定着を同時に行ってほしいです。
過去問をやっていて新たに発見することや重要に感じられるものがあると思うからです。
また、過去問で間違えた問題や知らなかった知識を発見したときは、
教科書・実況中継の付属ノート・用語集など自分がまとめやすいと思う参考書にマーカーなどの印をつけたり、
早稲田日本史専用のノートを作り、そこにまとめるなどの方法が効果的です。
僕は、早稲田専用ノートを作り、自分の苦手な範囲を分かりやすくまとめたり細かな知識を書いたりしていました。
個人的にとてもオススメです!
前述の通り、早稲田が出題する知識のほとんどは教科書に掲載されているものです。
教科書の下の小さい字で書かれたような重箱の隅をつつくような知識を出題してくるので教科書の熟読を怠らないようにしましょう。
まとめ
今回は、
早稲田大学人間科学部の
英語、国語、世界史、日本史の入試対策についてまとめてきました。
過去問に入るまでに勉強を積み重ねるのはもちろんのことなのですが、
過去問に入ってからの問題の分析や復習が大切になってきます!
過去問をやっていく中で、
「点数が取れないな」、「苦手だな」と思った分野に関しては、
追加の参考書などで対策をしましょう!!
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