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現在の大学入試の仕組みを簡単に紹介します

一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜って何?

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今回は「現在の大学入試の仕組み」について紹介します。

現在は入試のあり方も多様化してきており、昔とは違った入試方式も出てきています。

「現在の入試方式は複雑すぎてよくわからない・・・」という方もいるかと思いますので、現在の入試について簡単に紹介したいと思います。

大学入試には一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜の三種類がある

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現在の大学入試には「一般選抜」「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の3種類の入試方式があります。

具体的にどのような入試方式なのか?一つずつ見ていきたいと思います。

一般選抜

学力試験が課される入試です。国公立大学の場合は1月中旬に共通テストを受験し、その結果を持って2月末の各大学の二次試験に進みます。

共通テストについては以下のサイトで詳しく調べてみましょう。過去に出題された問題も掲載されているので、チェックしてみて下さいね。

大学入試センター

二次試験については各大学のHPや赤本などで確認してみましょう。

私立大学の場合は2月初旬頃から試験が順次行われます。科目によっては全く必要がなかったり、共通テストを利用したりなど、合否判定の方法は様々なので、志望校の合否判定の方法はきちんと調べておきましょう。以下のサイトで調べるのがおススメです。

パスナビ

一般選抜は「学力」を求められる試験になります。

一般選抜のメリット

3つの入試方法の中では最も情報を得やすく、対策を立てやすいです。また、学力試験なので、「学力が足りていれば合格、そうでなければ不合格」と評価基準が最も客観的で、公平性の高い選抜方法だと考えられます。

一般選抜のデメリット

対策に多くの時間が取られます。試験の1か月前からなど、付け焼刃の対策では太刀打ちできない可能性が高いです。しっかりと学力試験で点数を取るための年間計画を立てなければいけないため、長期戦を強いられる選抜方法だと考えられます。

総合型選抜

旧AO入試です。9月頃から選考が行われ、11月頃に合格発表が行われます。最も早く合否が決まる試験です。

志望理由書や学科試験など評価基準は様々です。各大学の資料やHPなどで何を課されるのかを確認しておきましょう。

大学には「アドミッションポリシー」「カリキュラムポリシー」「ディプロマポリシー」という3つのポリシーがあります。

アドミッションポリシーは「大学側が求めている人物像」

カリキュラムポリシーは「大学に入ってからこのような人材を育てるという計画」

ディプロマポリシーは「大学卒業後このような人材を輩出するという目標」

簡単に言えば「大学入学前」「大学在学中」「大学卒業後」と考えれば大丈夫です。

総合型選抜においては「アドミッションポリシー」を確認しておくことが特に重要です。

総合型選抜は「実績」や「意欲」など様々なものが求められる試験になります。

総合型選抜のメリット

偏差値的には志望校に届いていない場合でも、やり方次第で志望校に合格する可能性が出てきます。

もちろんきちんと対策をしなければいけませんが、学力にどうしても自信がなければ合格のために別のアプローチ方法もあるということですね。

さらに、一般選抜に比べ、早めに合否が決まるので、受験が早く終わります。

早めに受験のプレッシャーから解放されるのはメリットです。

また、一般選抜に比べ、倍率が低いことが多いです。

総合型選抜のデメリット

一般選抜のように、学力が一定水準以上あれば合格できるというものではありません。自己分析や面接など、相手との相性によるところも出てくるので、実力があればいいというものではありません。そのため、十分に対策をしても不合格であることもあり得ます。

また、受験が早く終わるということは、終わった後何もしていなければ一般選抜で受験を頑張った人に大学入学後に学力面で劣る可能性が高くなります。そうならないようにするために、総合型選抜で合格した後もきちんと自分で勉強を進めましょう。

学校推薦型選抜

所属する高校の推薦を受けることで受験することができる入試です。学校推薦型選抜の中には「指定校推薦」と「公募推薦」があります。11月頃に選抜が行われ、12月頃に合格発表が行われます。

指定校推薦は大学が指定した高校からしか出願できない仕組みになっており、高校内で指定校推薦枠を勝ち取ることになります。

公募推薦はどんな高校からでも出願できる仕組みになっており、大学が設定している推薦枠を勝ち取ることになります。

学校推薦型選抜は「学校での評定」や「資格などの実績」など高校生活での努力が求められる試験になります。

学校推薦型選抜のメリット

特に指定校推薦についてですが、推薦枠を勝ち取ることができればほぼ合格が決まります。

また、総合型選抜と同じく、偏差値的には志望校に届いていない場合でも、やり方次第で志望校に合格する可能性が出てきます。

学校推薦型選抜のデメリット

こちらも総合型選抜と同じく、学力が一定水準以上あれば合格できるというものではありません。また、指定校推薦は私立大学のみ採用しており、枠も学年で1~3人など、狭き門であることが多いです。

こちらも総合型選抜と同じく、終わった後何もしていなければ一般選抜で受験を頑張った人に大学入学後に学力面で劣る可能性が高くなります。そうならないようにするために、合格した後もきちんと自分で勉強を進めましょう。

私立大学か国公立大学かでも選抜方式ごとの入学者の割合が違う!

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入試と言えば一般選抜がメジャーな方式だと思う方も多いのではないでしょうか?

実際私自身も一般選抜で大学に合格したので、つい最近までそのように思っていました。

ところが、近年の入試改革で、入試のあり方が変化していっています。

平成31年度の文科省の調査結果から入学者の割合を見てみると、国公立大学では一般選抜が約80%、公募推薦が約16%、総合型選抜が約4%となっています。確かに国公立大学では一般選抜が最も多くなっています。

ところが私立大学では一般選抜が約43%、学校推薦型選抜が約44%、総合型選抜が約13%と、一般選抜と学校推薦型選抜の割合がほぼ変わらないものとなってきています。

これからの時代は入試のあり方もどんどん多様化していき、学校推薦型選抜や総合型選抜がメジャーになってくる時代も来るかもしれません。

ただ、そうなったとしても学力はあるに越したことはないと思います。日々の勉強を進めつつ、入試についても様々な情報を仕入れていくというのがいいのではないかと思います。

 

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