大学受験を1度も経験したことがない現役生にとって、受験を経験している浪人生は脅威に感じるかと思います。
自分が受験する大学を志望する浪人生が多いと、勝ち残っていけるか不安に感じる方もいるでしょう。
そこで、現役生は浪人生に比べて不利なのかということについて解説していきます。
受験の勝ち抜き方もあわせて紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
現役生は不利？
受験の経験がない現役生は、大学受験において不利なのではないかと考えている人もいるのではないでしょうか。
ですが、実際には現役生は伸びしろがあり勉強の仕方によっては受験を有利に進められるのです。
その理由として、現役生はまだ勉強していない範囲があるということがあげられます。
受験範囲の7～8割しか授業で学んでいない場合、まだ2～3割の範囲を勉強することで点数を大幅にアップできる可能性を秘めています。
高校3年生のスタート時は、確かに浪人生の方が網羅している範囲が広いため模試などでも良い成績を収める傾向がありますが、それに徐々に追いついていけるのです。
受験範囲を学習してからが勝負ということです。
現役生は決して受験を進めるうえで不利な要素ではありません。
勉強することがまだまだたくさんあって大変に思うかもしれませんが、その分自分の可能性を広げていけるので希望を捨てる必要はありません。
勉強の仕方を工夫することが重要
ただ、現役生が有利だと分かったからと言って油断は禁物です。
点数がアップする可能性が高いと言っても、それは真剣に勉強に取り組んだ人だけが得られるものです。
「現役生が有利」と思い込んで、真面目に取り組まなければ何の意味もありません。
授業で勉強したところで、きちんと理解していない部分をそのままにしていませんか？
勉強は基礎が大切です。
基盤がしっかりしていなければ、応用問題が解けることはまずありません。
身近に教師がいるという恵まれた環境に置かれているからこそ、積極的に質問して分からない部分は潰していきましょう。
基礎を固めたら応用問題に挑戦します。
特に、模試は学校では出題されないような難易度の高い問題が出題されます。
そこで、「これは自分にとって難しいし、まだ解けなくても仕方ない」と諦めていたら自分の力にはなりません。
解答を見ながらどこでつまづいたのか、自分はどこが分からなかったのかをきちんと把握しておくことをおすすめします。
そして、1度勉強したことは必ず復習してください。
よほど適性のある科目や理解が早い人でない限り、1回学んだだけで知識として定着させるのはかなり難しいでしょう。
繰り返し学習することで、知識を確かなものにしていくのです。
浪人生が有利？
浪人生は学校に行く必要はないため、決まった時間やスケジュールに縛られることがありません。
部活や学校行事もないため、時間を全て自分のために使えます。
つまり、より効率よく勉強に取り組めるということです。
ただ、これが落とし穴になる可能性があるので注意してください。
「時間がたくさんある」と思うことが油断に繋がり、つい勉強を後回しにしてしまうことがないよう気をつけましょう。
時間があるということは、その分勉強したことを覚えて置く時間が長くなるということです。
忘れないよう現役生の時より復習に力を入れてください。
浪人生の勉強への取り組み方
浪人生はできれば予備校や塾に通い、勉強する環境に身を置くことをおすすめします。
家で勉強できる自信がある人はこの限りではありませんが、家の中にはスマホやテレビ、ゲーム、漫画など集中できない要因が多く見受けられます。
塾に通うことで勉強するための空間に身を置き、より集中して取り組みましょう。
そして、1人で勉強していると分からない部分をそのままにしてしまいがちです。
これがどんどん積み重なると、以前は解けていた問題が解けなくなってしまうなんてことも起きかねません。
講師など頼れる存在がいるというだけでも、心の支えになることが予想されます。
現役生・浪人生問わず大切なことは？
現役生であろうと浪人生であろうと、まず勉強する習慣を身に着けることが重要です。
特に浪人生は決まった時間に学校に行く必要がないため、つい夜更かしして翌日寝坊してしまうといった不規則な生活習慣になる傾向があります。
起きる時間・寝る時間・勉強を開始する時間はきちんと決め、1日のサイクルを確立させましょう。
現役生は早起きして学校に行き、授業開始の前に30分勉強するなど時間を有効活用するのがおすすめです。
また、帰って来てからの勉強時間もきちんと確保してください。
夕食を食べてから寝るまでの1～2時間を復習に充てることで、その日学習した内容を確かなものにできます。
浪人生は午前中から勉強を開始すると、より効率的に1日のスケジュールを進められます。
好きな時間に勉強できるからと言って、午前中だらけて午後から頑張ろうとしてもなかなかスイッチは入らないものです。
この時間になったら机に向かうと決め、それが習慣になると苦痛に感じることはありません。
息抜きする時間も確保する
特に浪人生は「今年こそは合格したい」という思いが強くなる傾向があります。
そのため、少しの空き時間でも勉強しなければいけないという気持ちになってしまうことも。
ただ、あまりに無理をし過ぎるとかえって体を壊したりやる気が損なわれたりする原因になってしまいます。
1日の中で自分のすきなことをする時間を確保する、たまには休日を作って外の空気を存分に数など、リフレッシュできる環境も作っていきましょう。
メリハリをつけることでまた勉強に身が入りやすくなり、一石二鳥だと言えます。
まとめ
現役生と浪人生の勉強の進め方について紹介しました。
受験するうえで、現役生だから不利ということはありません。
基礎をしっかり固め苦手教科を克服していくことで、合格する確率を高めていけるでしょう。
浪人生はより時間の使い方が重要になってきます。
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授業を受けられるのはもちろん、自分で勉強する力を養えるところがおすすめポイントです。
武田塾で自学自習の精神を身に着け、受験を乗り越えましょう。
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