大阪大学の英語対策!合格点をいかにして勝ち取るか…
こんにちは!
「日本初!授業をしない塾」でおなじみの武田塾高槻校です!
受験シーズンの最盛期から月日が経過し、新生活の始まりを感じる時期になってきました。
さて、今回のテーマは大阪大学の英語対策です!!!
近畿の有名国公立の「京・阪・神」の阪にあたる大阪大学の英語について解説していきます!
偏差値帯の観点からみると京大に次ぐ難易度なので一瞬縮みこみそうになりますが大丈夫!
きちんと対策していけば怖がることは何一つないです!むしろ得点源にも…!?
大阪大学の英語の試験内容とは?
試験時間と大問構成
大阪大学の英語の試験時間は90分で問題数相応といった感じです。
問題構成は
第1問(英文和訳)
第2問(長文問題)
第3問(自由英作文)
第4問(和文英訳)
となっており非常にバランスの取れた構成になっています。(外国語学部は異なる構成なのですがここでは省かしてもらいます…。ゴメンナサイ。)
配点は公表されていないのですが私個人的な考えでは、どれもほぼ同じ配点で長文が少し高くて自由英作文が少し低いかな~って感じです。(実際阪大模試ではそうなっていました!)
第1問(英文和訳)
全学部で共通して出題される問題です。
短くはないけど長くもない文章を読んで、まあまあ長い下線部を和訳する問題です。(年度によっては文章すべて和訳することも!)
問題文の興味深いこととして「下線部を訳しなさい」ではなく「下線部を日本語で表しなさい」と書かれているんです!!
これの意味が分かりますか!?読んだ内容を工夫して記せと書いてあるんです!!「Google翻訳で訳したような回答はいらない」といった大学側からのメッセージを感じます…!
難易度としてはかなり難しいように感じます。ただ、阪大に合格する層はここを得点源にしてくる人が多いので、苦手な方は集中的な対策が必要になると思います。
第2問(長文問題)
長文問題です。外国語学部とそれ以外で問題が異なります。
問題形式がシンプルで癖がないのが推せるポイントです。ほんとにフツーの長文って感じ。
難易度はそこそこ難しいくらいです。京大の英語と比べると全然簡単ですね。
ただ外国語学部の問題はさすがといった感じでレベルがぐっと上がります。(問題文の字数が1000字を超えるレベルです。見たくもないですね笑)
全阪大受験者がこの大問を得点源にしてくるのでミスできないという緊張感があります。
問題の序盤に出てくる同義語を選べという問題は全部合わせるくらいはしないと厳しいというのが現状です…。
しかし、問題の内容は王道of王道の超良問がそろっているので恐れることはありません!阪大以外の英語の対策にもなる素晴らしいものです!!
第3問(自由英作文)
自由英作文です。70~80字程度で自分の意見を書き記す形式が多いです。
意外と自由英作文が確定して出題される大学って珍しいです。京大も神大も年度によっては出題されますが毎年必ずではないです。
これまた内容はシンプル。ひねったことは出題されません。日頃から一定のテーマについて自分の考えをまとめる習慣をつけれていれば、特別な対策は必要ないですね。
自由英作文は後回しになりがちなのですが、和文英訳の練習にもなるし勉強した単語や英文法をアウトプットするいい機会になりますので普段から行っておくことをお勧めします!(京大に現役合格した友人は1日1自由英作を1年継続していました…!凄い…!)
第4問(和文英訳)
出ました、鬼畜の和文英訳問題です。4つの大問の中で圧倒的に難しいです。
内容としては、一般的な和文英訳のように、ある文章があってその文章を英文に訳すのですが難しすぎます。
いかにしてここで耐えるかが合格へのカギになります。そもそも引用されている日本語の時点で難しいです。それを更に日本語に訳すように指示する問題…。ヤバすぎます。
ちなみにこの問題は2問構成なのですが文学部だけ2問目がさらに難しくなります。文学を学ぶ学部であるだけに引用される内容も文学的なものが多く、ある年度では又吉直樹氏の題材がテーマになっていました!
言い忘れてましたがこの問題も「英語に訳しなさい」ではなく「英語に表しなさい」となっています。
直訳ダメ!!絶対!!
阪大英語の対策!
第1問(英文和訳)
この大問を解くに当たって重要なのが「対比」です。(というかすべての大問で重要!)
よくある例として難しい単語や内容を答えさせる際に、対比を手掛かりにして解答するとかです。
もっと具体的に記すと一般的な知識ではわからない単語や内容を読み進むときに、簡単な英語で書かれている内容の対比つまり真逆の内容を記すことで解答することが可能になるわけです!!
この対比を意識するだけで基礎が固まっている人はできる人は解けてしまいます!
第2問(長文問題)
この大問でも重要なのは「言い換え」です。簡単な方とはいえ難解な長文を制するには言い換えが条件になってきます。共通テストの第5問や第6問が優に解ける方でしたら、この問題は意識次第で全然解けるようになります。
無論、この大問でも対比は大事ですよ!こういった論理的な思考を意識した読解を阪大は好むのでそういったことに留意しながら解くと見え方が全然違ってくるので頭に入れておきましょう!
第3問(自由英作文)
特別な対策は正直いらないと思います。先述の通り、日頃から一定のテーマについて自分の考えをまとめる習慣をつけていれば問題ないと思います。
第4問(和文英訳)
こちらも「対比」が重要です。引用されている文章が難しく、日本語の状態でも難解である問題もざらにありますのでいかにして簡単な日本語にするかがカギです。
そのために必要なのが和文和訳です!!
難解な日本語をそのまま英語にしちゃうのではなく、一度簡単な日本語に直したうえで英語に訳すというのがポイントですね!
「見切る」という日本語を訳せますか?
わからない単語だ!ではないんです意味を考えて和文和訳するんです。
見切る⇒もうできないと見限る⇒諦める⇒give up
こんな簡単な単語にできちゃうんです。こういった論理的に訳させる問題が阪大は非常に多いですね。
狙い目の大問はどれ?
先述の通り、圧倒的に大問2で稼ぐことをお勧めします。内容が長文ということもあり試験日当日までには数々の長文を読むことになると思うので一番安定して解きやすいと思われます。
それに加えて、そもそも内容が簡単な方なので阪大に受かるためには長文で点を稼ぐのが必要条件になります。
大問1や大問3も全然稼げる項目であるので個人の実力に見合った大問を得点源にしちゃってください!!
実は阪大英語は簡単?!
題名にある通り阪大の英語を突破するにあたり基礎力がカギになってきます。
基礎が大事というのは阪大の英語に限らずすべてに共通して言えることなのですが、それでも特に強調して基礎が大事と主張できます!!
大問のバランスの良さによる偏りのない学習がポイント!
阪大の英語は和訳、読解、英作、英訳と幅広い英語の学力が図られます。
どれか一つでも穴が開いていると致命傷になりかねません。そういった意味で基礎が大事といえるんですね。
問題が基礎に基づいた内容になっている!
阪大の問題はどれも難しいように述べてきましたが、それは他と比べた場合です。
きちんと基礎を固めて学習していけば解けるようにできている問題です!!
逆に言えばふわふわと漠然と英語を勉強していたのなら天敵ともいえる問題にもなりえます。
実は何も難しいことを問われていない!!
阪大の英語はいたって「素直」です。悪問がなく良問の宝庫です。
第1問と第2問は対比を意識しながら解き進めるだけで解答の道筋が立ちますし、第3問はセオリー通りで高得点が望め、第4問は難しいとはいえども合格点に達するのはまだハードルが低いです。
初心に戻って英語と素直に向き合うことで点数を取ることのできる試験問題ですので努力した人が報われる内容なのが、ある意味受験生に優しい問題とまで言えるかもしれません。
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