神戸大学の英単語対策、システム英単語だけで足りるのか?
こんにちは!
「日本初!授業をしない塾」でおなじみの武田塾高槻校です!
国公立大学を目指して日々勉強している受験生の皆さん、勉強の調子はいかがでしょうか?
人にもよると思いますが、早い人であれば共通テスト形式の演習を積みつつ、二次試験対策にも時間を割き始めていてもおかしくない時期に入ってきました。
近畿の有名国公立と言えば「京・阪・神」ですが、今回はそのうちの神にあたる
神戸大学の英語、特に英単語に焦点を当てて解説していきます!
志望校に向かってひたすらがむしゃらに勉強するのもガッツがあって非常にいいと思いますが、
「これができるようになれば大丈夫!」
という項目を把握し、それをひとつずつできるようにしていくのが最も効率がいいですから、
その一環としてもっとも有名な英単語帳の1冊であるシステム英単語だけで神戸大学に挑めるのか?について分析した結果を皆さんにお伝えします!
特に神戸大学を目指しているひとはこの記事を参考にしてみてください!
そもそも神戸大学の英語の試験ってどんな感じ?
※2022年度の入試の問題に関する情報です!
大問構成、試験時間
大問は全部で4つあり、
第1問(長文問題)…… 35点
第2問(長文問題)…… 35点
第3問(会話文)……… 30点
第4問(英作文)……… 25点
の125点満点です。
また、試験時間は80分と少し短いかなぁ、と感じる設定になっています。
第1問、第2問(長文問題)
国公立大学の二次試験の英語の問題におおむね共通することとして
英文の難易度が高め
ということが挙げられます(当たり前やん!というツッコミは勘弁してくださいm(__)m)が、
特に難関国公立大学は
英文の難易度が高いのはもちろん、文章の内容自体が難しい
という共通点があり、神戸大学についても同じようなことが言えます。
(年度によりますが、和訳を読んでも難しく感じるレベルで難しい時があります。)
加えて、2022年度の問題は「実際に英語圏で使われているような英文(=学校で教わる英文法通りには書かれていない英文)」が含まれていて、演習で様々な英文に触れている受験生以外は苦戦しただろうな、という英文でした。
総合的に見て、2022年度の問題は例年より少し難しかった、と言えるでしょう。
第3問(会話文)
毎年多少の形式変更はありますが、おおむね会話文を題材とした問題が出題されます。
2022年度の入試では、小説(英語圏でベストセラーになった有名作品だそうです)の一部が出題され、主人公が回想するシーン含まれているのを読み取らないといけない問題でした。
が、難易度が高かったわけではなく、例年通りだったと言っていいと思います。
第4問(英作文)
英作文と書きはしましたが、ここ数年は自由英作文と言われる形式の問題がほとんどで、2022年度も自由英作文が出題されました。
これも難問や奇問ではなく、書く内容を論理的に考えて決め、簡単な英語で順序だてて書けるかどうかを問う問題で、勉強の成果が表れやすい標準的な難易度だったと言えます。
どの大問でどのくらい点を取るべき?
もちろん大問ごとの得意不得意、他の科目で取れそうな点数などにもよりますが、合格最低点をギリギリ超える人ははこんな感じじゃないかな、という独断と偏見にまみれた数字を記しておきます。
ちなみに合計点の目標は7割強(=90点/125点)にしておくのがいいかなと思います。
第1問、第2問、第3問(読解系)
後で述べますが、英作文、特に神戸大学の自由英作文は安定して高得点(=8割以上)を取るのが難しい問題です。
全体で7割強の得点を確実に取るために、読解系の問題は75%以上を目指したいところです。
ということで、
第1、2問 …… 53/70
第3問 …… 23/30
を目標とするのがおすすめです。
第4問(英作文)
上でも述べた通り、安定して高得点を取るのが難しいのが神戸大学の自由英作文ですので、
ここで稼いでやろう
と欲張らずに、
自由英作文はできるだけ短い時間で最低限の点数だけ取って、他の大問で点を稼ぐ
という方針がおすすめです。
10~15分で 15/25 以上の点数を安定して取れるようになればひとまず十分だと思います。
システム英単語……お前、(一人だけで)やれるのか?
ということで長らくお待たせしましたが、ようやくここから本題に入ります。
今回は2022年度の大問2の分析結果をお伝えします。
システム英単語に載っていない単語数は?
大問2の全単語数(空欄には答えを挿入して数えました)は 601 でした。
このうち、大学受験レベル、もしくはそれ以上のレベルの英単語だけを選んだうえで、システム英単語に載っている単語、もしくは明らかに載っている単語の派生語と判断できるもの(increaseとincreasingly、など)を除くと、なんと残ったのは
lingua franca,distinct,tongue,aviation,interact,dominant,intergroup,imperial,conquest,subcategory,pidgin,Mediterranean,grammar
のわずか12単語のみ
でした。
つまり、2022年度の神戸大学の英語の大問2には、
システム英単語丸々1冊に加えてこの12語以外に勉強しないといけない単語はない
と言えます。
実はシステム英単語に載っていなくてもわかる単語
先ほどの12単語のうち、
interact,intergroup,subcategory
の3語に関しては、実は単語をよく観察することで十分推測可能です。
inter(~の間、~の中で、相互に)+act(作用する、行動する)=相互に作用、影響する
inter(~の間、~の中で、相互に)+group(集団)=集団間の
sub(下の~、副~)+category(領域)=下層階級
これらはいずれも接頭辞と呼ばれるものに関する知識を持っているだけで対処可能です。
「接頭辞」と聞くと難しく感じる人もいるかもしれませんが、inter-(~の間)、co-(共に) などは有名ですし皆さんも見覚えがあることと思います。
システム英単語を勉強している中で「スペル似てるなぁ」と思う単語はいくつかあると思いますが、その共通点を考えるだけでも案外強力な武器になりますので、余裕がある方は単語を覚えながら観察してみてください!
単語帳には載ってないけど、よく考えたらどっかで見たことない?
tongue(舌、言語)、grammar(文法)
の2語は、単語帳には載っていませんが、よく考えたらどこかで見たことあるやん、と思いませんか?
牛タンのタンは tongue ですし、教科書で「文法(grammar)」と書いてあるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?
結論:十分足りる!
以上より、わからない単語は
・ただひたすらシステム英単語を暗記しているだけでも12単語だけ
・接頭辞で推測できる単語が3つ
・単語帳には載ってないけど知っててもおかしくない単語が2つ
つまり、システム英単語を勉強していれば知らない単語はわずか8単語にまで減ります!
ここまで少なければ、
単語が分かる部分を正確に読めるだけで十分推測可能
ですから、システム英単語を完璧にした後は他の単語帳をやらずに英文解釈、長文読解、英作文などの勉強に時間を割いた方がいい、と言えます。
何かお困りのことがあれば武田塾の無料受験相談へ!
「システム英単語を完璧にすれば十分」
「完璧になったら他の勉強に時間を回そう」
と言われても
「そんな簡単に完璧にならんやろ」
「他って何をどのくらいやったらええんや」
と思う人、いませんか?
(思わない人はすでに合格点を取れるようになるまでの道筋が分かっている人だけのはずです)
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