こんにちは!武田塾宝塚校です!
毎日暑い日が続いてますが、皆様夏休みに向けた勉強計画は進んでますか?
1学期の間に「もう何言ってるか分かんない」という科目を克服できるチャンスです。しっかりやって欲しいと思います。
とは言え、そう思うのは保護者様の方であって、生徒本人はそんなことみじんも思ってないどころか、夏休みの宿題も頭から無いかもしれませんね。
特に中3ともなれば受験勉強です。「5教科を夏休みの間に絶対点数UPさせないと!」と思ってらっしゃるかも知れませんが、いや、少しお待ちください。本当にこの夏休みで5教科をやって行く必要があるのか?をよく考えて見て下さい。
「何言ってんだ?試験は副教科の内申もそうだけど、試験は5教科なんだから5教科やって当たり前でしょ?」と思われてるかも知れませんが、実は私自身高校の受験勉強において1日で5教科全部やった日は恐らくないと思います。これからその理由を書いていきたいと思います。是非参考にして頂けると有難いと思います。
勉強に対しての集中力が無い。
中学3年生の夏休みを古い記憶から引きずり出してみようと思うのですが、恐らくせいぜい頑張って6時間くらいしか勉強出来ませんでした。それは塾の夏期講習の時間も含んでますが、頑張って「よし!やったるぞ!」という集中力が当時の自分にはありませんでした。
時間を増やすという発想は無かった。
当時の自分には「あとこれくらいやったろう!」というのはありませんでした、そもそも勉強のやり方が当時は全く分かってませんでした。
なので、塾で言われる内容をただひたすらやってた、というイメージです。
そう考えると当時の自分は「誰かに何か言われないと出来ない」、今の中高生の方にもよくいらっしゃるような感じの中学生でした。
今思えばそこまで「この高校に行きたい!」と思える気持ちは大学に比べて無かったかも知れません。
「お前の性格だったらここが向いてる。だからこの高校目指して頑張ろう!」というような、自分の意思は全く関係ない所での進路決定だったので、そこまで何かかけて一生懸命頑張ろう!というのはありませんでした。
正直あの当時の自分であればそれは正解だったと思うのですが、自分の意思はそこに無いのでただ漠然と勉強して、いい高校には行っとこう!という気持ちしかありませんでしたので、そりゃ自主的に「勉強時間増やして頑張るぞ!」とはならないですね。
「5教科のバランス」というより「苦手科目の克服」を最優先した方が後々活きてくる。
それでも1教科1時間と考えても5時間、5教科全部やるには充分ですが、当時の自分は英語・数学がとにかくひどかったので、とてもでは無いですが、理科、社会などをやる時間はありませんでした。
まぁ、社会はそもそも得意だった、というのはあります。模試の偏差値も最初から60あり、最後は70手前まで行くくらい、特に悩むことがなかった科目ですが、理科に関しては本当に勉強したぞ!という記憶がありません。自分の都道府県の公立高校の過去問をやったくらいでしょうか?
それよりも何よりも英語・数学がひどすぎたので自然と「夏休みはせめて英語・数学で点数を取れるようになろう!」と思っていたのです。それが良かったのかどうかは分かりませんが、「ここまで理解すれば点数になる!」というのはこの時に培われたと思いますし、大学受験にも活きてきたと思います。
勉強はここまでやって初めて「出来た」というコツを掴むことが出来た。
というのも実は大学受験で高校の先生に質問をしたのはもっぱら「勉強のやり方」で「それをどこまで仕上げたらいいのか?」という基準自体を聞いたことがないような気がします。
ですが、最近生徒さんを見ててよく感じるのですが「どこまで仕上げるの?」というコツを1から10まで説明しないと理解できない生徒さんが増えてきました。
なぜそれを説明されずに自分は理解して実践することが出来たのだろう?とよくよく思い返してみると「出来る」というコツを既に中学生の段階で身に付けていたのです。
それをなぜ身に付けることが出来たか?それは「苦手な科目を完璧に仕上げ100点を取るにはどうすればいいか?」と言う事を考えながら勉強をしてきた賜物ではないか?と感じております。
結果は一緒、内容は全く違う。
さて、表題の件ですが、「5科目中100点を3科目の合計300点を取る」方がいいのか?「5科目中満遍なく60点取って合計300点を取る」のどちらが結果としていいのか?なのですが、長期的に見た場合、答えは恐らく前者であろうと思っております。
「いや、絶対平均的に点数ある方が高校に行っても絶対困らない!」という保護者様が恐らく多いのかな?と思うのですが、これは裏を返せば「しっかり自信を持って取れる科目が無い」「出来たという実感はなく、100点の取り方が分からない」という状態を生み出します。
実際、塾にお越し下さってる生徒さんもそこそこ点数は取れる、ただ、自分の望む点数をどう取ったらいいか分からないという生徒さんが多いのです。
得意科目でいいので「100点取れる!」という科目があると自信になる
そうです。この「100点を取る」と言う事。学年が上がって来るにつれてどんどん難易度が上がり、100点なんてしばらく見たことないという事もあるかもしれません。それもそのはず。「100点の取り方」を知らない生徒さんばかりが増えて来てるのです。
まぁ、正直100点取れなくても合格点を取れれば合格出来るのが大学受験です。追々点数が上がってくればそれでいいとお感じになられるかも知れませんが、中学生から高校生に上がるにつれて、生徒様主体に行動方針が変わってきます。「100点の取り方」が分からない状態で勉強を生徒に任せたまま高校生を迎える。これが実はものすごく危険なんです。
平均的に取れるという状態で勉強を進めていくと突き詰めて勉強をして行くという方法が分からなくなるのと、「勉強は全教科やらないといけないものだ」という先入観が芽生えます。
でも、自分の高校時代をよくよく思い返してみて欲しいんです。部活もあります。授業のスピードも中学とは比べ物になりません。毎日5教科を触る、とてもでは無いですがこれが出来るというのは至難の業だというのはご理解頂けるのは無いか?と思います。
1科目でも「出来た」という経験が他の科目にも応用が出来る!
というか、ある科目の勉強法が他の科目に応用できるという発想が無いと全科目を受験する国公立、最難関の医学部に行くと言う事は困難を極めます。
時間を掛ければ、寝る時間を削って頑張れば、という根性論のようなものが通用するのはせいぜい関関同立くらいだと思ってます。高校生活を送りながら全科目をカバーしきるには時間をかけてもたどり着けない「勉強のセンス」であったり、「応用力」が備わってないといけません。
その1科目を極める。これは簡単なように感じて意外に難しいです。そこを生徒さんが体感する、それこそが自学自習の第一歩になると思います。
何かを「極める」経験をさせる事。
国語を極めれば、理解力、読解力が身に付きます。数学を極めれば式の組み立て方、発想力が身に付きます。ただ、「中途半端に平均的に出来る」というのは高校に入ると危険ですので、「中学内容を平均的に出来るのであれば高校は大丈夫だ」と思うことなく、まず何かを極める事を考えてみてもいいでしょう。
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