高校受験、中学生、小学生の方、保護者の方

高校受験は塾に入れといたらOK!それで志望校に合格できる!って本当ですか?

みなさん、こんにちは!
武田塾宝塚校です。

中学3年生の皆様はもう高校受験まで1年を切ってますね。お子さんは上手く勉強出来てますでしょうか?

「全然上手く行ってるよ!」という方もいれば「いやー、全然成績も上がって無くて…」見たいに感じられてる保護者の皆様もいらっしゃるのではないでしょうか?

宝塚にお住いのお子さんは印象としてまず「中学受験」を経験されてる生徒さんが多いかもしれませんが一般的に見ればやはり高校受験がお子さんにとって初めての受験になると思います。

初めての受験、絶対成功してほしい!だから塾に行かせてる!だから大丈夫!と思ってらっしゃる方がもしいらっしゃるのであれば、少し考えてみましょう。

ちなみにこれを書いてる校舎長は大学受験からもう20年近く経過してますが、この仕事をしていなければ分からないような変化が今起きてます。

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今と昔。教育事情は大きく変化しています。

私が高校を受験してから25年以上、ちょうどお父様、お母様と同じくらいかそれより上の皆様方が受験されたと思います。私自身兵庫県の高校を受験したわけでは無いので、自分が受験した都道府県の現在の受験状況を見ると、国公立受験においては内申と試験の配点が高校によって違いがあったりしたのですが、そもそもが些細な問題です。

これからは「社会の変化に対応できる能力を備えた人材の育成」、つまり「学習指導要領の改訂」に伴い、私たちの時代でやって来た「詰め込み教育」から「ゆとり教育」を経て、次に訪れるであろう未来を予測し、それに適応できる人材を創生していくという、私たちの時代でやって来た教育とは大きく変わろうとしてる段階に今来ています。

学習指導要領の改訂に関してはどこかのサイトにも書いてあると思うのでそこまで大きく触れませんが、

どのように社会・世界と関わっていくか?どういう人生を送るか?(学びに向かう力・人間性)

理解していること・出来る事をどう使うか?(理解力・判断力・表現力)

何を理解しているか?何が出来るか?(知識・技能)

の3つの柱を未来に生き抜くための力だと考えそれを指導していくという方針になります。

と言う事はつまり、今年の高校受験はそこまでかもしれませんが、次の大学受験までに上のような力を身に付けて置かないと、行けないのです。と考えた時に塾に行かせると言う事に大きなギャップがあることに気づきます。

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有名な塾より、個人塾の方が優勢になるか?

私が中学の時の塾はそこまで大きい塾ではなく、もう7-8人入ったら満杯になるような、冬は中の熱気で窓が曇るような、俗にいう個人塾に行っておりました。

当時は河合塾さん、駿台学園予備校さん、代々木ゼミナールさんなどを塾業界の「御三家」みたいな位置づけで認知され、「東進予備校」という名前すらも知らないような、世の中に携帯も無いというような時代背景だったと思います。

自分がその塾に行き出した経緯は覚えてません、母親が探してきたのだと思いますが、当時の自分は小学生時代に浜学園の入塾テストに2回落ちて勉強に対して全く自信が無かったですし、インターネットも無い時代、どうやって塾を探したらいいか分からない状態だったので、自分は全くその塾の存在すら知りませんでした。

が、自分はこの塾に行った事が自分の中でのターニングポイントだったような気がします。

この塾で意識させられたこと、それは「考える」と言う事。塾長は数学の先生だったのですが、自分は凄く数学が苦手でした。塾ではその数学の問題の解説を聞く、のではなくまず1回考える時間を与えて下さいました。

その後何人かあてられて発表した上で、解説に入り、発表した生徒の考え方の「ここをこうする」「この展開をもう少しこうした方がスムーズにいく」と言ったようなフィードバックをして下さる塾で、中学当時の自分としては「集団授業やねんけど、気は抜けない」「分からんことを発表するのが恥ずかしい」と思ってましたが、時間が経つにつれそれが力になり、高校受験では元々得意だった社会の次位に数学のテストが良かった記憶があります。

自分の話で長くなりましたが、「聞くだけ」になってる集団授業、「問題を解説してくれるだけ」の個別指導では上手く対応できなくなってくる時がいずれ出てくるのではないか?と思います。

 

固定化されたシステムを変えるのは、大きくなればなるほど難しい。

これは保護者の皆さまであればご理解頂けることかも知れませんが、大きい組織程システム化されていきます。それが外的要因により変化さぜるを得ない場合、変えないと行けない言うのは分かってはいるのですが、なかなか迅速にその変化に対応できる組織というのは中々ありません。

比較的変化の多い業種、予想になりますがIT関係やファッション系など、移り変わりの激しい業界においてはこう言った所にすぐ対応できる能力も求められると思いますが、教育関係というのは比較的変化に疎い、今まで蓄積されたノウハウを神格化してしまってる部分がどこかにあると思います。

大手の集団授業を行う塾でも1年間のカリキュラムというのはある程度決まってます。それを中々簡単に変えていくというのは難しいと推測されます。

形式上は変化したとしても、それを教える講師の先生が「こっちの方がいいっしょ」と思ってしまえば結局は一緒です。

その点個人塾はその人自体が変化に対応する力を持っていれば簡単に変える事が出来ます。つまり既に始まっている「学習指導要領」に対応出来ている塾になるのではないか?と思います。

 

高校も変化している?

私たちの時代の中学・高校では風邪があって熱があっても「学校に行け」という親がほとんど、熱ごときで学校休んでどないすんねん、というような発想だったと思いますが、それは皆さまもお気づきの通りだいぶ変化しました、特にコロナウイルスが存在してからはさらに加速していき、朝に熱計るのは当たり前、ちょっとでもあったら休む等、周囲に配慮した行動を強く意識させられる時代になってます。

短期的な事象だけでなく、身体的・精神的な負荷がかかってしまったがゆえに満足に学校に通う事すら出来ないと言った事象も中学生からあることで、行きたくても出席日数が足りない状態だけど、義務教育なので卒業するといったケースがかなりあります。

それにより存在感を増しているのが「通信制の高校」です。私たちの時代の通信高校のイメージは「落ちこぼれが行くような高校」「家系的に当時行けなかった人が行く高校」といったマイナスなイメージを持ってたのは僕だけではないと思います。

ですが、今はだいぶ様変わりし、生徒のやりたいことに合わせ、高校卒業課程を取得できる状態でありながらプログラミングの勉強が出来たり、パティシエ、漫画家になるための技術が取得できる通信制高校も誕生しております。

全日制の学校ではカバーできないような多様な進路・社会生活に不安がある方への精神的負担の軽減という位置づけでも通信制の高校は大きく存在感を発揮しており、ニーズがあります。僕自身にも子供はいますが、もし自分の子供が通信制に行きたい、となってもしかるべき理由があるのであればそれでもいいのかな?というのを最近感じております。色々理由はありますが、

高校の授業のペースについて行けるのか?

僕自身高校の授業のペースについていけてないという認識は高校2年までありませんでした。予備校の授業を聞いたときに「あ、無理だ」と感じました。

何を言ってるのか全くと言っていいほど分かりませんでした。

そうなった時にどうしたらいいのか?自身の力が分かってて何が出来てない、だからこれをやる!と言ったような「分析力」があったり、「理解力」があればそれなりにリカバリーは出来ると思いますが、なければスピードについていけないのをただ黙って見守るしか術はありません。

それまでの自分は「暗記力」だけで全て乗り切ってました。ただ大学受験はそれだけでは乗り切れません。自分に合ったレベルを自分で再現できる理解が必要です。

と考えると偏差値が高ければ高いほど授業のペースは速くなります、それに暗記力だけで乗り切ってきた、言われた課題をやったら成績が伸びたと言った受け身的な勉強法では高校の授業に対応することは出来ません。

そこが見極められないのであれば、自分のペースで出来る通信制の方がいいのではないか?と思ってしまうのです。

高校の定期テストが大学受験に直結しているのか?

これはこの仕事をやり始めて特に感じる部分です。武田塾では無料受験相談というのを行っております。

無料受験相談

その相談で現役生で一番多いのは、「定期テストでは点数がいい、学校の成績もいい、ただ学校でやる模試になると全然点数が取れない」という相談が実は一番多いのです。

それを聞くたびに思うのですが、「果たして今の高校の成績はちゃんと大学受験合格のための勉強になっているのか?」と言う事に疑問を持たざるを得ません。で、それは自分が高校の時から実はそこまで変化してない図式なのではないか?と思ったりします。

「授業についていけない奴?知らないよ。」というような、「分からなければ自分で頑張ってね」というのが大体のスタンスなのかな?と思ったりします。

確かに高校の先生方というのも多忙なのは分からなくはないですが、個人で解決できなければどうするの?とフォローは高校に入らないと分からないですし、お子さんが質問できる人ならいいですが、出来なければフォローのしようが無いですよね?

であれば、比較的時間のある通信制にした上で、情報はどこかの塾で仕入れる、の方がいいのでは?とも思ったりします。

 

これからは「教えてもらう」から「自分で理解する」にシフトしていきます。

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学習指導要領にある通り、生き抜くための力として理解力・判断力を養ってもらおうというのが狙いです。

そんな中、いつまでも教えられた事だけを学んでいくという受け身の姿勢では社会で生き抜いていけるでしょうか?

これは自分が高校生の時から思っていたことですが「やり方が分からない」という状態は凄く苦しいです。

自身が難関大に行ってたりすると余計感じるかもしれません、「うちの子ってこんなんも分からんの?やばない?」みたいな。

何で分からないのか?を分かる人は少ないかも知れません。自身がその道を通って来てないから、理解してあげる事が出来ない。

生徒も理解しようとするけど言ってることが難しくなると分からない、分からなくなったらどうしたらいい?それが分からない。

なので、「自分で問題を解決する力」「理解する力」を高校受験の段階から身に付けて置かないと、頑張って偏差値の高い高校に行っても早い授業のスピードに振り落とされてしまうだけです。

高校受験をしてるお子様に保護者様が出来る事。それは、

 

塾任せにしない事。

日々の生活で多忙なのは分かります。ただ、塾に入れてたとしてもそのお子さんが悩んでる詳細な内容を知る事は叶いません。

寝る時間も含め、実に半分以上が学校か家での生活になります、塾に滞在する時間はほんのわずかです。

その短い時間で生徒自身のコアなパーソナルデータを知り尽くすのは至難の業です。

なので、家で気づいた些細な変化は保護者様が一番よくご覧になられてはずなのでお気づきになるはずです。

そこで悩みを一緒に解決できる方法を探してあげるのが一番いいと思います。

 

「自分は出来ても、子供は出来ない」と疑う事。

信頼していない、という意味ではなく同じ視点で説明しても伝わるよね?というのはもしかしたら前提条件が崩れてる可能性もあります。

3,4歳児に大人の言葉で説明しても意味が分かるわけないですよね?子供と目線と合わせ、理解出来てるかを確認して話していきますよね?

年数も重ね、家族だからめっちゃ説明しなくても分かるだろう、は実は全く分からないと言う事もあります。しっかり理解できる説明をしてあげましょう。

子供の意見を尊重する。

いいなりになってしまうとどうしてもモチベーションは下がってしまうものです。

僕たちの時代に比べ自分で調べ、情報はあふれてます。

自分で行きたい高校は自分で決めれるかもしれません。

決めれなければ情報を提示した上で「どこに行きたい?」と聞いてみてはどうでしょうか?

もう中学生です。なんでも親が決めるという時代はもう終わってるかもしれません。

 

時間が取れない場合、それこそ塾の出番です。

以上の事をやってあげたくてもどうしても時間は取れん!という保護者様ももちろんいらっしゃるでしょう。

そういう時こそ塾の出番だと思います。

塾選びは「自分で考える力がつく」ような塾を、ご子息様の意思を尊重して決めてあげましょう。

宝塚には数多くの塾があります。それぞれの塾がそれぞれの強みを持って生徒の成績を上げたい!という思いで日々頑張っております。

生徒さんの将来を考える、目の前の高校受験も大事ですが、大学受験を見据えて、と思うのであれば、塾に任せておけばOK!という塾ではなく、学習指導要領に沿った「考える力がつく」「理解力がつく」塾を選んであげましょう。

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