こんにちは!
武田塾宝塚校の林です。
11月に入り、今年もあと残すところわずかになりましたね。
受験が終わるのもあと4か月程度になりました。
このご時世ですから、健康を第一にしたうえで、
油断せず、焦らず今やるべきことをしっかりとこなしていきましょう!
さて、そんな中、受験生の方はそろそろ受験スケジュールを考え始めないといけない時期に入ってきました。
一般入試の出願は一般的に12月下旬から1月下旬です。
ですので、遅くとも12月頭までには考えておきたいところ……
ということで今回は受験スケジュールを決めるときに何を考えないといけないかを紹介しますね!
受験スケジュールの決め方
受験スケジュールの決め方1:連続受験するかしないか
連続受験とは、何日も連続で受験するということです。
特に私立専願の生徒さんに多い印象です。
理由としては、
①国公立大学と違って私立大学は制度上、好きなだけ受けることができる。
②私立大学の入試はある一定の時期に集中しているため、志望校を受けると、自然と連続受験になってしまう
が挙げられます。
そんな連続受験ですが、メリットとデメリットがあります。
それらをこれから紹介していきます。
※説明の都合上、その前に私が経験した連続受験の概要を書きます。
私は、2月12日に上京して、2月13日、2月14日、2月16日、2月17日と私立大学を受験しました。
一週間ほど、ホテル生活をしながらというものでした。
① 連続受験のメリット
連続受験をするメリットは何でしょう?
①【乱れ打ちをすることで、どこか合格する可能性が高まること】
これが一番大きなメリットのように思えます。
乱れ打ちと言うと聞こえは悪いですが、第一志望から滑り止めまで受けるとなると、自然に乱れ打ちになってしまいます。
例えば、同志社大学の法学部に入りたいとします。
同志社大学の法学部だけを受けるよりは、
関関同立の法学部を受けて、さらに滑り止めで産近甲龍の法学部を受ける方が、
少なくともどこかに受かる可能性は高まりますよね。
②受験慣れする
これもかなり大きなメリットではあります。
最初は慣れなかった受験が不思議と途中から慣れてきます(個人差はあります)。
緊張しない方が本気を出せる人がいると思うので、慣れるのが必ずしも良いこととは言えません。
しかし緊張すると思ったように実力を出せない人の場合は効果的のように思えます。
緊張に弱かった私の場合、私立を受けたおかげで、第一志望の国公立を受ける際には、全く緊張しなかったです。
私は、緊張しない方が実力を出せるタイプだったので、連続受験の経験は大きな助けとなりました。
② 連続受験のデメリット
一方で、連続受験にはいくつかデメリットがあります。
前述したメリットだけ見ると、「連続受験をしよう!」となると思いますよね。
しかし、同時に大きなデメリットがいくつかあるので、相当な覚悟が必要です。
①精神的に押しつぶされそうになる
ある日の最後の科目が終わると解放感に包まれます。
しかし、来る日も来る日も受験日なので、すぐに解放感はなくなります。
私はストレスからか食欲がなくなり、一週間ほどろくにご飯を食べなかった結果、3kgほど痩せました。
また、手ごたえが良くて良いリズムに乗れたら良いのですが、上手くいかなかった時は最悪です。
次の日にどうしても引きずってしまいますし、来る日も来る日も上手くいかなかったら精神状態は最悪でしょう。
つまり、「気持ちを落ち着かせる時間がない」のです。
当然これは精神衛生上とても悪いことですよね。
②(国公立を受ける場合は、)国公立の二次試験の受験勉強をする時間が削られる。
前述したように私は2月13日から2月17日まで(2月15日は何もありませんでした)受験しました。
当然、その一週間は、丸一日受験の日々が続きました。
また、その日の受験が終わってもその日の問題や次の日の受験のことで頭がいっぱいだったのです。
なので、国公立のための勉強はできませんでした。
ということで、家に帰ってきたのが2月18日でしたが、そこから国公立の二次試験までなんと10日ほどしかありません!
つまり、国公立の二次試験の勉強時間が実質一週間分削られたということです。
共通テスト以降から本格的に国公立の二次試験の勉強を始めるとすると受験日まで基本的に5週間ほどしかありません。
そのうちの一週間を失うというのはかなり大きいです。
しかも、私立の受験の合否が気になる中、国公立の勉強に頭を切り替えて一生懸命やらないといけません。
私はかなり精神的に参りました。
③合否発表
連日受験をするということは、すなわち連日で合否発表がされることを意味します。
毎朝起きてから、胸が張り裂けそうな思いの中、合否発表の時間まで過ごすことになります。
私が緊張に弱いだけかもしれませんが、未だかつてないほど心地悪い朝が続きました……
③ 最後に:定期テストや模試と受験は違う!
連続受験の良し悪しを決めつける気はありません。
良いところと悪いところがあると思います。
ただ、「高校の定期テストで連続テストを経験してるし、模試もたくさん受けてきて受験慣れもしているから大丈夫」
と思っている方は注意してください。
受験は学校の定期テストや模試とは全く別物です。
例えば、
・将来がかかっているので緊張度が違います。
・行き慣れないところに行って、見知らぬ人とテストを受けるため、とても疲れます。
・1年ほど(もしくはそれ以上)やってきた受験勉強の集大成なのでプレッシャーが違います。
まだまだ、考えればあると思います。
受験を甘く見ないことは合格するために欠かせない要素です。
かと言って過大評価するもあまり良くないので難しいところですが、とりあえず甘く見ないことが重要です!
武田塾チャンネルに連続受験についての動画があるので参考にしてください!
受験スケジュールの決め方2:どのレベルの大学を何校受けるのか
武田塾としては、私立専願の方はそれぞれのレベルの大学を1~3校受けることを推奨しています。
それぞれのレベルというのは
1. チャレンジ校
2. 実力相応校
3. 滑り止め校
です。
簡単であれば受かりやすいので、例えば滑り止め校は少なめで、逆に受かりにくいチャレンジ校は多めという感じでも良いと思います。
また、国公立志望で私立も受けるという方は国公立の勉強に支障をきたさない程度の数を受けることをお勧めします!
地域別に関する詳細は以下の動画を参考にしてください!
関東の場合↓
関西の場合↓
また、例えばチャレンジ校と滑り止め校の受験日程が被った場合に、どちらを選ぶべきかという問題もあります。
どちらを選ぶべきかは人それぞれ違います。以下の動画を見て、自分の場合はどうすれば良いか考えましょう!
受験スケジュールの決め方3:共通テスト利用入試は使うのか
共通テストを受ける方は共通テスト利用入試を使うか使わないか考えるようにしましょう。
共通テスト利用入試は基本的に会場に受けに行かなくて良いので、とても楽です。
ここで滑り止めを確保することができたらその後の受験が気持ち的に少しは楽になります!
意外と多くの大学が共通テスト利用入試を実施しているので、
・行きたい大学が共通テスト利用入試を実施しているか
・実施しているのであればいつまでが出願期間なのか
・受かるためにはどれほど点数を取らないといけないのか
(共通テストは今回が初めてなので、参考にするデータがなく大変ですが、センター利用入試のデータなどを活用して予想を立てましょう)
などなど、しっかり調べて、利用するか考えるようにしましょう!
受験スケジュールの決め方4:中期・後期入試は受けるのか
国公立も私立もですが、前期受験が全てではありません。
考えたくはありませんが、前期が上手くいかなかった時を考えて、中期・後期受験もしっかりと考えておく必要があります。
確かに、中期・後期受験においては選択肢は狭くなり、難易度も高くなります。
しかし、合格を手にするチャンスがある以上、チャレンジすることをお勧めします!
受験スケジュールの決め方の注意点
受験スケジュールの決め方の注意点1:移動のことも考えること
遠くの大学を受ける場合は宿泊する必要も出てくると思います。
そういった場合は、移動日が発生することをしっかりと頭に入れて受験スケジュールを組むようにしてください。
・遅くとも受験日当日の前日には現地に入るようにすること
・移動しないといけない日に受験が入っていないこと
に気を付けてください。
また、遠くの大学に受けに行く場合はご両親が付き添うケースも多くあります。
一人で行くのか、それともご両親と一緒に行くのかを話し合うことも重要ですね。
受験スケジュールの決め方の注意点2:金銭的な問題
受験にはお金がかかります。受験日程を考えるにあたって、金銭的な問題を切り離すことはできません。
すべての大学学部を受験するのにはお金がかかりますので、一般的に好きなだけ受験することができるわけではありません。
連続受験をするためには、かなりの受験料がかかることになるでしょう。
自分で受験料を払う方もいれば、ご両親に払ってもらう生徒さんもいると思います。
ご両親に払ってもらう場合は、
①何個受けるのか
②(遠征する場合は)、必要な宿の宿泊料や生活費がいくら必要か
までしっかりと相談するようにしてください。
双方が合意するまで徹底的に話し合うようにしましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
以上のようなことを頭に入れながら、受験スケジュールを組んでいけば受験スケジュールは完成です!
あとは、
・忘れずに出願をすること
・受けることを決めた大学・学部に受かるため、ひたすら勉強すること
をして、来る受験本番を迎えましょう!
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