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【模試の有効活用法はこれだ!】あなたは模試を無駄にしてませんか?

みなさん、こんにちは!

高岡駅より徒歩3分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 高岡校」校舎長の小島です。

 

受験生のみなさんは学校や塾で模試をたくさん受けていますよね。

そんなあなたに聞きます。

「模試をちゃんと見返してますか?」

「模試の結果に一喜一憂するな」とは学校でもよく言われるかと思いますが、模試が終わったら何もしなくていいということではありませんよ!

私の元に勉強相談に来る子の中にも自分の模試の結果を把握していない子や模試の内容を全く覚えていない子がいたりします。

「また模試か、めんどくさ...」とならずに模試を受ける意味をしっかり考えてみましょう。

 

模試を正しく使

 

今回は、模試をただ受けただけになっている人に向けて模試の見るべきポイント、振り返り方についてお教えします。

 

 

模試の結果から学べること

模試は志望校の判定を見るためだけにあるのではありません。

確かに表面だけ見れば点数と判定しか必要ないように思えますが、それだけでは模試を有効活用できているとは言えません。

模試の結果から学べることは大きく3つあります。

 

1.勉強したことが身についているか

模試で実力以上の点数を取る必要はありません。

重要なのは今までやってきたことが点数に反映されているかです。

つまり、勉強したことが身についているかどうか。

 

例として、100点満点の英語のテストで考えてみましょう。

①単語・文法の勉強を一通り終えていて、熟語・解釈・長文・シャドーイングには手をつけていない50点のAくん

②長文まで一通り勉強して50点のBくん

上記2つのパターンを比べると、意味合いは変わってきますよね。

勉強の進捗度合いによって、確認するべきところは変わってきます。

 

【Aくんの場合確認すべきところ】

単語や文法まで終わった生徒なら、わからない単語がなかったか、わからない文法項目がなかったか。

【Bくんの場合確認すべきところ】

英文解釈が終わっているので意味のわからない英文がなかったか。また長文やシャドーイングの勉強をしているなら、時間内に長文を読み終えることができたか。

 

勉強してきたことが身についていたのなら、たとえE判定でも気にする必要はありません。

今はE判定でも、勉強を続けていけば合格出来る可能性は高いです。

一方、解釈まで勉強したにも関わらず、わからない英文がいくつもあったような場合はこれまでの勉強を見直す必要があります。

 

2.勉強方法の見直し

「英語帳1冊終わらせたのに、わからない単語がいくつもあった」

「英文解釈の参考書を1冊やったのに、意味のとれない英文があった」

 

上記のような場合は、これまでの勉強の仕方が甘い可能性が高いです。

参考書を「終わらせる」というのは、人によって意味が違います。

「1回やった」だけで終わらせたという人もいます。

「問題集のどこから出されても、根拠をもって答えられる」ようになって、初めて「終わらせた」と言う生徒もいます。

どちらの成績が上がっていくかは一目瞭然でしょう

 

模試は今までの自分の勉強法を振り返る良い機会だと捉えてください。

こう言うと

「今までやってきた勉強は無駄だったのか」。。。

と落ち込んでしまう生徒がいます。

 

断言します。

落ち込む必要は全く無いです。

確かにやり方は不十分だったかもしれませんが、やってきたことは無駄にはなっていません。

これまで培ってきた勉強の体力と、正しい勉強法があれば、今後充分に巻き返せます。

受験直前になってからでは遅いです。

模試で勉強した分野ができなかった受験生は今日から勉強の仕方を修正しましょう。

 

3.今後の勉強の方針

模試は今後の勉強方針を立てるのにも効果的です。

模試では各教科の分野ごとに点数が出ます。

最低でもその分野ごとに今後どこを重点的に勉強していくか決めましょう。

みなさんそれぞれ得意、不得意があると思います。

苦手を克服するのに時間を使うのか、得意を伸ばすために時間を使うのか。

また、文章が読めないから単語を勉強するのか文法を勉強するのか。

自分の現状と模試での結果を鑑みて何をすべきなのか把握しましょう。

 

 

模試の復習法

ではここから実際に模試をどのように復習すべきかについてご説明します。

1.解いた時の所感の点数と実際の点数とを比較する

模試を解きおわった後に

「英語はあまり解けなかったし○○点くらいかな?」

「数学は時間も余裕だったし○○点は取れてる!」

と自分自身大体取れたと感じる点数があるはずです。

その点数と実際の点数を見比べてみてください。

自分の予想点数の方が低いのであれば偶然解答が当たっている可能性があります。

逆に予想点数の方が高いのであれば知識を覚え間違えていたり、間違った理解の仕方をしている可能性があります。

最終的には自分の予想と実際の点数が同じくらいになるのが理想です。

つまり実力がそのまま点数になっている状態です。

それを目指すためにもまず点数を見比べることをしてみてください。

 

 

2.時間無制限で解いてみる

時間があれば解けたのかどうかを確認するために、まずは時間無制限で解いてみてください

実際に高岡校でも模試が終わったあと、生徒たちにはすぐに丸付けをさせるのではなく、時間無制限で解かせたりしています。

すると、殆どの場合本番よりも点数は上がります。

時間があれば解けたという場合は、今後どんどん演習を積んでいき、時間内に解けるようにするトレーニングをミッチリ行います。

そのため、現時点でそこまで気にする必要はありません。

 

もちろん、ほとんど点数が変わらない生徒もいますがその場合は本番で今の自分の実力を100%出し切れたということです。

飛んでいく時間のイラスト

 

3.時間無制限で解けなかった問題を分析する

解けなかった問題を分類してみましょう。

単純に「解けなかった!」ではなくどういう原因で解けなかったのかを考えることで自分の癖も見えてきます。

 

①未修単元・分野

これから勉強していくので、何も気にしなくていいです。

 

②やったことあるけど間違えた問題

なぜ間違えたのか、一つ一つの要素に分けて考えましょう。

計算ミスなのか、勘違いなのか。まずは細かく分析してみましょう。

 

【単純に忘れていた】

忘れてしまっていたというと復習すればいいだけに感じますが、本当にそれ復習するんですか?

多くの人は忘れていたものを「今回はたまたま、次は解ける」と思ってしまい、そのまま放置します。

今回忘れたものはうろ覚えになっていたり、まだ定着していない知識である可能性が高いので重点的に復習をしましょう。

 

【解説を読んだらすべて知っている知識のはずなのに間違えた】

模試の振り返り、分析で1番時間をかけるべきところです。

数学や物理などの理系科目に多いです。

解説を読んだら、解くため必要な知識はすべて覚えている。

でもなぜか間違えてしまった。

こういう問題に分析の時間をかけてください

 

どう考えればよかったか。

どういう着眼点が必要だったのか。

どんなひらめきが必要だったのか。

 

よく考えて、必ずノートにまとめましょう

事あるごとに見返してください。

こういう見方・着眼点・ひらめきのストックが、入試本番で使える武器になります

 

 

4.ノートにまとめる

勉強した単元・分野で間違えてしまった問題は、必ず見返せるようにしましょう。

このとき綺麗にまとめる必要はありません。

模試は入試のプロが近年の入試傾向を反映した質の良い問題集です。

模試と同じことを入試で聞かれることがよくあります

受けっぱなし、やりっぱなしはもったいないですよね。

次の模試の直前に見返すことで、何に気をつけるべきかも確認できます。

何より、知らなかった・わからなかった知識や問題を解く際のポイントをまとめておくと次の模試や受験の際にそれを見るだけでよくなります。

よく、模試の解答冊子に線を引いたり書き込んでいる人を見かけますが、本当にそれ見返してますか...?

次見返さないものにどれだけ線を引いても意味はありません!

また、模試の前に教科書やワークを見ている人はいませんか?

ただ眺めるだけではなんの効果もありません!

一冊のノートにまとめましょう!

まとめノートはあなたにとって足りないもの、つまり弱点だけが書かれた世界で一番あなたに合った参考書になります!

 

ノートのイラスト(文房具)

5.復習の計画をたてる

最後に知っていたのに間違えた単元・分野は、必ず復習しましょう。

このとき、正しくない勉強法で復習してしまっても、意味が薄れてしまいます。

受験まで、次の模試まであと何日だからこれとこれをこのペースで...と復習の計画を立てて次に進めるようにしましょう。

間違えたものをそのままにして次に行くことが一番もったいないです!

時間を空けると忘れてしまうことも多いので模試が終わったら早め早めに復習を行うことをお勧めします!

開いたシステム手帳のイラスト

 

おわりに

模試は確かに自分の点数や志望校の判定を見るものではあります。

ただ、それだけにしておくのはあまりにもったいないです!

せっかく時間も体力も使って模試を受けるのですから模試から得られるものは全て得た状態で勉強を進めていきたいですね!

その上で模試を中期的なゴールにして現状の自分のレベルがどのあたりかを測る指標にして進めましょう!

 

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