皆さんこんにちは、武田塾高岡校の宮崎です。
唐突ですが、皆さん、
特に理系科目で、
模試でも、試験でも、答え合わせしている時、
「この問題、取れたはずなのに、計算ミスで落としちゃったな。。。」
といったことありませんか?
また、「まあ、次はミスしないでしょ。次頑張ればいいや。」
といったように、内心ケアレスミスを軽視していませんか?
そこのあなた!
このままではケアレスミスによって志望校に合格できない可能性があり、
大変危険です!!
実は、受験生にとって、
凡ミス、見落とし、ケアレスミスをしないようにすることは非常に重要なのです!
今回は、凡ミスやケアレスミスが生まれるメカニズムと、その対策方法について解説していきます。
凡ミス、ケアレスミスは誰でも起こってしまうものです!
Selective atttention test
人間の注意は有限です。多くの事に同時に注目するというのは元々難しいのです。
これを証明するものとして、
selective attention test(選択的注意テスト)というテストがあります。
これは、1999年にダニエル・シモンズらが行った実験です。
YouTubeに動画があるのでよろしければ皆さんも勉強の休憩がてら受けてみることをオススメします!
(英語字幕付きの海外動画なので、リスニングの勉強にもなると思います!)
https://www.youtube.com/watch?v=_bnnmWYI0lM
ざっくりと概要を説明していくと、
9個のカップのいずれかにチョコレートを入れて、
カップをしばらくの間動かしていきます。
「チョコレートが最終的にどの位置にあるか教えてください」
あらかじめこのような問を投げかけられて実験は始まります。
しかしながら、この実験の実際の趣旨は他にあり、
カップとは全く無関係のアヒルのおもちゃ、及び、
カップを動かしている人の数が2人から3人になっていること
を気づいているかどうかを試していくというものです。
私はこのテストを受けてみて、
アヒルにも、カップを動かす人の数の変化にも、何一つ気づくことはできませんでした...。
このように注意というのは有限で、人間は何かに集中すると別の事への注意には疎かになるのです。
慣れ~過去の経験からくるミス
皆さんは、
「この問題知ってる!」と思ってスラスラ解いていったけれど、
そもそも問われている内容とは異なる答えを書いてしまった!
ということ、ありませんか?
(例えば、数学の問題。sinθ、cosθが組み合わさった問題で、
θの値を問われているのに、sinθの値を答えにしてしまった。ってことありませんか?)
この類のミスは、慣れや過去の経験に起因するものです。
人間は行動をスムーズに行うために、過去の経験を元に行動するという性質があります。
これが、いわゆる慣れ、とか、経験、とかいうものなんです。
従って、人はものごとに慣れる前よりも、
慣れた後の方がよく見落とし等のヒューマンエラーを起こしやすいです。
普段の生活では大したことではないかもしれませんが、
受験で言えば、これが命取り、となることがあります。
過去の経験に引っ張られて凡ミスをする確率が上がってしまうとは、
なんだか皮肉なものですね...。
凡ミス、ケアレスミスを減らす方法
では、凡ミスやケアレスミスはあるものだとして、
諦めて受け入れるしかないのか。
安心してください、そんなことはありません。
限りなくゼロに近づける方法はありますので、
ここからは、ケアレスミスをなくす方法を紹介していきます。
健康的な睡眠をとる
睡眠不足は脳の機能を低下させてしまいます。
また、体調も悪くなり、注意が体が不調であることに向いてしまい、
注意の分散が起こり、ケアレスミスの増加を助長してしまいます。
よって、睡眠時間を削ってまで勉強することは避けて下さい。
せめて試験日の直前には、夜更かしは控えて適切な睡眠を確保するようにしましょう!
集中的に見直しをする
見直しが大事なんて、分かってるし!っていう声が聞こえてきそうですが、
見直しは大事です。
でも、実際見直しをしてもケアレスミスを見落とす、なんて経験をしたことはありませんか?
このような経験がある方は、
ぼんやりと解答用紙を眺めること=見直しだと思っている可能性があります!
ケアレスミスと一口に言っても、様々な種類があり、
誤字・脱字、マークシートの解答欄のズレ、問題文を読み間違える、などがあります。
前述したように、人間は多くの事に注意ができないので、
見直しをする際には、
どの部分のケアレスミスに注意するか決めて、集中的に見直しをしましょう!
オススメは複数回見るポイントを変えて見直すというものです。
例えば、1周目はマークシートのずれがないかを見直し、
2周目は問題文の読み間違えがないかを見直す、といったような感じです。
自分がミスしやすいポイントを記録しておく
”ミスしやすいポイントを記録したメモ(ノート)を作る”
ケアレスミスを起こしやすいポイントは人によって様々ですが、
「方程式で、移項するときにミスしやすいな」とか、
「数式を展開するときによく見落とすな」とか、
個人個人で癖があると思います。
それを毎回「仕方がない」と流すのではなく、
「ここで自分はミスしたんだ」と記録しておきましょう。
そうすることで、問題を解く際にも、次の模試等で見直しをする際にも、
注意することができ、同じようなミスを繰り返さなくなるでしょう!
これに関しては、武田塾チャンネルでも取り上げられていますので、
より詳しく知りたい方は下の動画をチェック!!
他にも、各科目の勉強法など、皆さんの今後の学習に役立つトピックスをたくさん取り上げているので、
よろしければチャンネル登録おねがいします!
まとめ
ここまで、ケアレスミスが起きるメカニズムと、その対策方法について解説してきました。
人の注意は有限であり、よく解いてきた問題ほどミスが起きやすいことから、
ポイントを絞って集中的に見直しをすることが重要で、
そのためには自分のミスの癖に気づくことが必要になってきます。
この記事を見て、
ケアレスミスを軽視してはいけない、対策必須なものであると感じてくれたなら幸いです!
ケアレスミスを極限まで減らして、
志望校合格へ突っ走りましょう!
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