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物理と生物選ぶならどっち?それぞれの特性を紹介します

皆さんこんにちは!

武田塾高岡校 講師の富田です。

 

多くの学校では物理と生物はどちらかしか履修することができません。

そのため、『どちらかを選ばなくてはいけない』ということが良くあります。

今回は物理と生物どちらを選んだ方が良いかについて解説していきます!

 

この記事を読むことでそれぞれの科目の特徴が分かるので自分に合った科目を選択する助けになると思います。

 

物理と生物の受験者数

物理と生物の受験者数にどれほどの違いがあるかって気になりますよね。

まず初めに今年(令和4年度)と昨年(令和3年度)の共通テストの受験者数を見てみましょう!

 

共通テストの受験者数

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まずは大前提として化学が最も多いですね。

どこの高校でも化学は必修としているところが多いので化学は圧倒的です。

しかし、物理と生物を比べてみるといかがでしょう。

物理の受験者は生物の受験者の2倍以上となっていますね。

 

それとは対照的に、基礎科目では生物基礎が物理基礎の6倍以上となっています。

文系は生物科目、理系は物理科目を選択している人が多いということが分かりますね!

 

物理と生物の違いと特徴を解説!

どうして文系と理系ではこのように物理と生物の受験者数に偏りがあるのでしょうか。

それは、物理と生物の間に以下のような特徴があるためです!

 

物理 暗記量が少なく、法則や公式から計算する問題が多い

生物 暗記量が多く、知識問題や考察問題が多い

 

このことから、計算が得意な理系は物理を選択し、暗記が得意な文系は生物基礎を選択しているということが考えられますね!

では、それぞれの特徴について、より詳しく見ていきます。

 

物理の特徴

物理の特徴は、暗記量が少なく計算問題が多いということです。

 

暗記は少ないですが、現象理解や公式の使い方を演習問題を通して身につける必要があるので、生物より簡単ということはありません。

しかし、一度実力がついてしまえばどの問題でもやることは変わらないため、得点が安定し、満点が狙いやすい科目となっています。

 

生物の特徴

生物の特徴は、暗記量が多く知識問題や考察問題が多いということです。

 

計算は物理と比べ少ないですが、その分知識の完成度が問われます。基本事項だけの暗記でも8割近くは狙えます。

しかし、見たことのない問題でも過去の知識から紐解いていく必要があるため、知識に抜けがあると満点は狙えない科目となっています。

 

物理と生物を選択する上でのポイント

物理は計算がメインで生物は暗記がメインという話をしてきましたが、

計算が得意だから、暗記が得意だから、という理由だけで選択してしまうと、後々後悔することになる可能性があります。

科目選択をする前に、得意不得意はあくまで1つの要素として考え、以下の条件を考慮したうえで考えるのがベストです。

 

自分が進みたい進路、進学先の受験科目について調べておく

科目選択をする前に、自分が受けたい大学の受験科目を見ておくのが大切です。

学科によっては「生物では受験できない」可能性があるからです(物理はあまり制約がありません)。

理系で進学を考えているのなら、物理を選択することが無難だと言われるのはそのためです。

 

将来自分が携わりたい職種と関係がある学部や学科に進学するとして、その受験科目に生物は含まれているのかを確認しておくと良いでしょう。自分がやりたいことや進学先について目途が立っていないようであれば、無難に物理を選択しておくと良いです。

 

大学に入ってから困りたくない

少し先の話にはなりますが、大学生になってからも勉強は続きます。

経験談ですが、現在理学部の私は、大学で化学・生物・物理・地学を必修科目として履修していました。

物理・地学に関しては初学ですが、物理に関しては、夏休み丸々捧げてやっと理解ができたというくらいに厳しい体験をしました。

逆に、物理を選択して医学部に行った知人は、1年目は生化学が必修科目としてあったが、暗記だけで乗り切ったと話していました。

 

ここで考えてほしいのが、「大学で仮に自分の専攻科目以外も学ばなくてはならないとなった時に、独学ならどっちが大変か」ということです!

 

大学の授業は高校ほど丁寧には教えてくれないので、結局は独学で学ぶことが多くなります。

 

高校の時に物理選択者で大学から初学で生物をやるより、生物選択が初学で物理をやる方が圧倒的に厳しいと思うので、大学に入ってから楽をしたいなら物理を選択しておくことをお勧めします。

 

まとめ

今回は物理と生物どちらを選んでおくべきか、ということについて紹介しました!

まとめると以下のようになります。

 

・自分の得意不得意で決める。

・大学の受験科目で決める。

・独学ならどっちが大変かで決める(物理独学の方が圧倒的に大変だと思います)。

 

受験科目の選択は人生の進路を決める大事な通過点になるのでよく考えて決めてください。

 

 

 

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