武田塾式「やる気スイッチ」を押す方法

みなさんこんにちは！

武田塾高岡校　講師の富田です！

共通テストまであと約2か月、勉強は順調に進んでいますか？

今回は勉強に勤しむ皆さんのために「やる気スイッチ」についてお話していこうと思います。

やる気スイッチとは
やる気スイッチを押す方法①行動を具体的にイメージする
やる気スイッチを押す方法②輝かしい未来を想像する
やる気スイッチを押す方法③逃げないこと
1. コラム：人は逃げる生き物！？
まとめ

やる気スイッチとは

やる気スイッチというのは人の脳内にある線条体のことを指します。

この線条体は行動の開始・持続・コントロールへと結びつきます。

そして、この線条体の中には側坐核という快楽の中核があり、線条体で自らの行動と快楽が結びつくことでこの線条体は活性化、

やる気スイッチが押された状態となります。

そのため、「将来得られる快楽を予測して行動する」ということがやる気スイッチを押すための手掛かりとなります。

やる気スイッチを押す方法①行動を具体的にイメージする

具体的な行動のイメージによってやる気スイッチを押すことができます。

先ほど紹介した線条体は行動の開始・維持・コントロールに関わっているので、脳内のイメージでも活性化させることができるからです。

・まずは机に座って

・参考書を取り出して

・〇ページから〇ページまでやって

・少し水飲んで

・〇ページから再開

といったように、具体的にイメージすることでやる気スイッチを押すことができます。

やる気スイッチを押す方法②輝かしい未来を想像する

自分が得る快楽を想像してやる気スイッチを押す方法です。

線条体の中にある側坐核は快楽にも関わってくるからです。

今から勉強をしようと思っても、見返りがなければやる気が起こらないのは当然です。

勉強という「コスト」を支払う以上、「見返り」は大きくなくてはいけません。

例えば、勉強して大学へ進学し、楽しいキャンパスライフを4年間おくる、

将来たくさんお金を稼いで好きなことをたくさんする、などです。

たった3年より短い期間勉強するだけで、将来それ以上の快楽を得ることができると想像することでやる気スイッチを押すことができます。

やる気スイッチを押す方法③逃げないこと

これはもう最後の手段です。

今までのやる気スイッチを押す方法を実践してみてもいまいちピンとこなかった人はここを読んでください。

あなたはやる気を出すことから逃げています。

逃げるということは悪いことではありませんが、今逃げていい状況なのか判断できていないのでしょう。

逃げることで切り開かれる道もありますが、逆境に立ち向かうことで切り開かれる道もあります。

「やるしかない」これを頭の中で10回でも100回でも唱えましょう。

コラム：人は逃げる生き物！？

人の化石を見ると、人は600万年前にアフリカのサバンナで誕生したと推測されています。その時は樹上で生活していましたが、体力・筋力共に他の類人猿に劣っていた人類は地上へ「逃げる」選択をしました。地上は肉食獣が闊歩していたはずなので、人類はそれらの脅威から逃げ続ける選択をします。そうして肉食獣から逃げながらも、肉食獣の食い残した死骸を漁り、タンパク質を摂取することで、より脳が肥大化した類人猿が人類だと考えられています。

人は危機的状況になると逃げるのが本能的行動なのです。

しかし、逃げてばかりではありません。野生動物に体格が劣っていようとも、集団行動や火の発明、石器の使用によって逆境を乗り越え、生息地を拡げ、現代に至るまで繫栄しているのです。皆さんの中にも、逆境に立ち向かった偉大な先祖たちの血が流れていますよ。