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【勉強法】現役大学生が教える生物の勉強法!文系・理系

みなさんこんにちは!

武田塾高岡校 講師の富田です。

 

※この記事は「受験前だけど生物をどのように勉強していいかわからない」という人のために書いています。

 

文系にとってはただの暗記科目、理系にとっては逃げの科目

そのように思われてしまうことが多々ある「生物

文系にとってはメジャーな科目ですが、理系にとってはマイナーという性質を併せ持ち、その実態を把握している生徒さんは少ないです。

 

そこで、今回はセンター試験・二次試験ともに生物9割以上で通過した私が生物の魅力効率的な勉強法について皆さんに伝授したいと思います。

 

 

 

 

生物基礎

「生物基礎」は「生物」の礎となる科目です。

しかし、出てくる単語や分野は生物より簡単なものが多いです。

 

文系では理科基礎科目の2科目を履修する場合が多いと思います。

だいたいは、生物基礎化学基礎生物基礎地学基礎、でしょうか。

いずれにしても、文系にとって生物基礎は基礎科目の中では人気な科目です。

しかし、文系は覚えることが多い以上、理科基礎の勉強法を間違えてしまうと他の科目での得点に影響し、大きな失敗をしてしまう恐れがあります。

 

ここでは、文系向け・理系向けの生物基礎の勉強法と生物基礎の魅力について解説していこうと思います。

 

生物基礎の勉強法(文系)

文系にとっての生物基礎とはあくまで点数を落とさないための科目です。

文系の皆さんには主力となる地歴・公民で力を発揮するため、理科基礎科目では点数を落とさないように意識しましょう。

 

具体的な勉強法ですが、基本的に共通テストでしか使うことはないと思うので、普段から勉強をする必要はありません。共通テストの直前で一気に暗記して仕上げるというのが理想の勉強法となります。

しかし、だからといって全く触れなくていいというわけではなく、最低1ヶ月に1回はノートや教科書を眺めるなどして、どのような勉強をしてきたかの大まかな流れは抑えておきましょう

生物基礎の勉強法(理系)

理系にとっての生物基礎はあくまで生物の前駆的科目と認識している方がほとんどだと思います。そして、共通テストで出題されるのは生物分野だけだと思っている方も多いです。

しかし、生物基礎は生物と異なる分野を持ち、生物で得点を得るには必ず押さえておかなくてはならない科目です。

 

例えば、「遺伝子の疾患及び遺伝」に関する大問が出てきたとします。遺伝子の乗換えや組み換え価は生物の分野ですが、最初の小問で「ホルモンとその受容体」について問われた場合、ホルモンは生物基礎で学習する範囲なので、ここを答えられないと実験の本質を見失い、後の問題も分からなくなる危険性があります。

 

このように、生物の問題の「導入」として生物基礎の小問が出題されることがとても多いので、理系で生物を選択している人は生物基礎もしっかり勉強しておかなくてはならないのです。

具体的な勉強法についてですが、それは次に説明する「生物」と被っているのでここでは省略させていただきます。

 

生物

他の理系科目に比べて暗記量が多く計算は少ない。少ない勉強時間でもそれなりの点数が期待できるという特徴を持つのが生物という科目です。

ここではっきり言っておきますが、理系で生物を選択することは進学の範囲を狭めてしまうので、自分の進路についてまだ具体的に思い描けていない人はやめておいた方が無難です。

主に生物を選択する理系の生徒さんは、「医療系に行きたい人」「生き物が好きな人」「物理から逃げた人」と考えて説明させていただきます。

 

生物の勉強法(医療系に行きたい人)

医療系と一概に言っても、生物を選択するのは看護に興味がある生徒さんがほとんどだと思います。

生物の勉強法としては、国立看護を目指すなら論述問題の演習を、そのほかの私立を目指すならば暗記をとにかく頑張りましょう。

国立では論述や図示する問題が出題されます

日ごろから頭の中でイメージを思い浮かべ、アニメーションとして頭の中に補完するとよいでしょう。

私立では覚えていることが肝心なので、英単語とその意味を覚えるときのように、単語と単語の関連性を学びましょう。

先に述べたように、生物は少ない勉強時間でもそれなりの点数(6~7割)は取れる科目だと認識しています。

他の苦手な科目や伸びしろがある科目への勉強時間を作るという意味でも、総合得点を効率よく上げるためには生物の勉強は欠かせません。

生物の勉強法(生き物が好きな人)

生き物が好きで生物を選択する人は生物という科目を極めようとするとどつぼにはまってしまう危険性があります。

というのも、やはり好きな科目は極めたいと思うのが人間ですが、生物には「得点は取りやすいけど高得点は取りにくい」という罠が潜んでいます。

どれだけ勉強しても満点が取れずに苦悩した時期が私にもありましたが、そもそも満点は取れない科目であるということを押さえておきましょう。

生物に時間をかけるのではなく、他の伸びしろがある科目を頑張ることが大切です。

ここを読んでいるあなたは生物が得意な人だと思いますが、得点をもっと伸ばすには、単語と単語の関連性や説明を頭の中に入れておき、頭の中で生命現象の図を思い描けるように教科書や資料集などを読み込むと高得点につながります。

資料集や参考書は隅々まで目を通してくださいね。

生物の勉強法(物理から逃げた人)

中には物理から逃げて生物を選択した生徒さんもいると思います。安心してください。生物にもちゃんと計算問題はありますよ!

しかし、物理も生物もこれと言って好きというわけではないけど何となく楽しそうだから生物、というように選んだ人の中には計算問題に対して心のどこかで苦手意識を持っているのだと思います。

生物の序盤は楽しいけど計算が入ってきた瞬間から楽しくなくなるのは生物履修者あるあるですよね笑。

しかし、生物で取り扱う計算は掛け算割り算程度です。

物理のように三角関数や微分積分したりはしないので、小中学生でも内容を理解していれば解けるようなものばかりです。

まずは計算問題の演習をこなすことから始めましょう。

 

生物分野を楽しく学ぶための最強の方法

ここまで文系・理系と生物基礎・生物に分かれて勉強法を説明してきましたが、これらのすべてにおいて、生物分野を楽しく学ぶための最強の勉強法が存在します。それは、

 

理由を知ることです。

 

多くの生命現象は下の2つの疑問によって解消されます。

高校で扱う分野ではないので読み飛ばしても構いません。

 

至近要因

究極要因

「鳥はなぜ飛ぶの?」という疑問をそれぞれの解消法で説明していきましょう。

至近要因では「機械的なプロセス」から説明することができます。

この場合、鳥の骨格が軽量で強度を維持しており、胸筋が著しく発達していること、そして、羽毛が物理的に空気抵抗を大きくしたり小さくすることができ、飛翔や滑空の際に役に立っているから。などで説明できます。

究極要因では「進化的な利点」から説明することができます。鳥の祖先は恐竜であるということが知られていますが、恐竜があそこまで巨大化することができたのは、地球の酸素濃度と低密度で強靭な骨格の獲得が必要でした。

そして、その時獲得した骨格の特性が走って逃げるだけではなく、羽ばたいて逃げる、飛んで逃げるという進化の方向的に有利だったため。と説明することができます。

 

「生物」における体の形態生命現象には必ず「理由」が存在します。

意味のないような生命現象でも必ず理由があり、どこかで我々人類にも共通しています。

生物の学習の過程で「なぜDNA複製には調節たんぱく質が必要なのか」「なぜ教科書ではウニの発生を学ぶのか」それらの「理由」を考えながら学ぶと楽しく勉強できます。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

生物基礎・生物の勉強法に加え、生物を楽しく学ぶための勉強法についてお話させていただきました。

はっきり言って生物は主戦力にするような科目ではなく、あくまで効率よく点数の底上げをする科目だと認識していただければ良いと思います。

中には生物が好きで生物の勉強を頑張っている生徒さんもいるとは思いますが(私も高校生時代はそうでした)、勉強量に対して得られるリターンは少ないので、それならば他の科目を主力にすることが賢明だと思います。

 

①まずは単語の意味とそのつながりを覚える(初歩の初歩、英語でいうところのアルファベットを覚えるくらい初歩)

②生命現象や構造を脳内でイメージできる(共通テストはここまでできればだいたい〇)

③生命現象や構造の理由を説明できる(国立理系2次試験では図示や論述)

資料集のコラムなど、単元外の事にも目を通す(生物を極めたい人向け)

 

これらのステップを踏むことで確実に生物の得点は伸びるはずです。生物はただ覚えるだけでは不十分で、演習量をこなさなければ身につかないので、覚える期間よりも演習する期間の方を多めにとってください。

皆さんの良い生物ライフを期待しています。

 

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