ブログ

【高1生必見】新課程における「理科」の変更点

皆さんこんにちは!

武田塾高岡校 講師の富田です。

 

さて、突然ですが皆さんは2022年度から教科課程が変わったことは知っていますか?

2021年度までに高校へ入学した人は、教科課程が以前のまま卒業まで授業を続けますが、2022年度から入学された方は新課程で授業を受けることになります。

つまり、2025年の1月の共通テストからは内容が新課程になるということですね。

 

新課程って何?と疑問に思う方もいると思うので、今回は新課程、特に私が得意とする理科科目でどのように今までと異なるのかを説明していこうと思います。

 

 

理科の新課程

新課程の化学

新課程の化学では、現行課程の化学と比べて新たに加わった箇所が「化学が築く未来」の1つしかなく、現行課程より削除された項目は「探究活動」のみであり、学習範囲は変化していません。

実際に変化後の課程を見てみましょう。

化学基礎

(旧課程)                  (新課程)

 人間生活の中の化学        ➡    化学の特徴

 化学とその役割          ➡    化学が招く世界

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

化学

(旧課程)                  (新課程)

                      ✙様々な物質と人間生活

                      ✙化学が築く社会

単元名の変化はありますが、全体的に変化が少なく、新課程で追加された「様々な生活と人間生活」は従来の無機物・有機物・高分子化合物の発展内容を統合したものになっています。

参考書や問題集も従来と同じものを使用しても問題なさそうです。

新課程の物理

新課程の物理では、新たに加わった課程が一つもありません。

現行課程より削除された項目は化学同様に「探究活動」のみであり、学習範囲の変化はありません。

物理基礎

(旧課程)                  (新課程)

 熱               ➡     波

 波               ➡     熱

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

物理

(旧課程)                  (新課程)

 斜方投射            ➡     放射運動

 跳ね返り係数          ➡     衝突と力学的エネルギー

 コンデンサー          ➡     電気容量

 電磁波の性質とその利用     ➡     電磁波

物理は化学と比べても変化が少なく、参考書や問題集を変える必要はなさそうです。

新課程の生物

新課程の生物では、新たに加わった項目も多く、生物・基礎の間で学習範囲の入れ替わりもあります。

「化学」「物理」と比べて変化の度合いが多く、文章で表すには労力を要するので、原文のリンクを貼っておきます。

興味のある方は見てみてください。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/kou/kou2.pdf

 

この中でも特に気になった部分を取り上げておくと、まず「生物」分野の一部が「生物基礎」まで下りてきています。

それに加えて、「生物」では今まで最後に学習した「進化と系統」の範囲が一番最初に来ています。

また、人類の進化の単元や生態系と人間生活などの環境に関わる単元も追加されており、他科目と比べて最も変化した科目といえます。

参考書や問題集も、新たに追加された範囲が広い分、今まで習わなかった用語や知識が必要となるかもしれないので、新課程で生物を受験する生徒さんは新しいものを使用するのが無難ですね。

新課程の地学

最後に地学ですが、地学に関してもほとんど変化はありません。

地学基礎に関してはいろいろな単元がコンパクトにまとまり、順番の変化のみ、「探究活動」は削除されています。

地学においては探究活動の削除のみで、これも従来の三教書を使用して問題ないと思います。

 

新課程での学習目標

さて、これまで理科科目の変更点を述べてきましたが、これからはどのように学習すればよいのか、

新課程の学習には3つの柱があります。

何ができるようになるか

何を学ぶか

どのように学ぶか

 

これらの能力を鍛えるため、各科目では「アクティブ・ラーニング」が設けられるようです。

アクティブ・ラーニング」とは「主体的・対話的な深い学び」の事であり、

一方的に生徒に対して講義的な授業を行うのではなく、生徒とともに学ぶ姿勢を確立し、

生徒の積極性や思考力・表現力などの能力の育成に重点を置くということです。

これからの教科はより考える問題が多くなりそうですね。

 

新参者「情報」

新課程では新たに情報という科目が必須科目として加わります。

2025年の共通テストでは「情報Ⅰ」も出題される予定です。

2025年に受験する旧課程履修者に対しては「旧情報(仮)」という形での出題になるようです。

現在高校2年生の人たちは何としても2024年の旧課程最後の共通テストで通りたいところですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

結論としては、多少変化しているところもありますが「理科科目は今まで通り」ということです。

生物は学びやすいように変更されているので、これを期に生物履修者が増えればなあと思います。

 

理科ではありませんが、情報が入ってくるので、2025年までに受験できる人は何としてでも合格したいですね。

 

========================

武田塾高岡校では無料受験相談を行っております。

・志望校に受かるためにはどの科目から何をすれば良いのか
・部活が終わってからの勉強でも間に合うのか心配
・塾や予備校に通っているが成績が伸び悩んでいる

などなど、大学受験にまつわる悩みに対して

⭐️「偏差値40台から一年半で慶應義塾大学合格」⭐️
⭐️「共通テストを230点あげ京都府立大学に首席合格」⭐️
⭐️「私立志望かつE判定から国立大の埼玉大学に合格」⭐️

これまで多くの逆転合格を導いてきた校舎長が勉強アドバイスをさせていただきます。

完全予約制となっておりますので、ご希望の方は下記よりお問い合わせください。


無料受験相談

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日本初!授業をしない大学受験専門予備校
【武田塾 高岡校】
〒933-0033
富山県高岡市東下関2番8号
F1ビル 2階(ふたつか酒店さんの2階です)
TEL:0766-54-0554
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる