みなさんこんにちは!
高岡駅より徒歩3分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 高岡校」校舎長の土橋です。
最近、自分で参考書を買って勉強している熱心な高校生が多くてとても感心します。
どうしても学校の教材だとやれることが限られてしまいますからね。
私の元に受験相談にくる学生も、今から勉強を始めるという子もいれば今まで自分で参考書で勉強していたという子もいます。
しかし、色々話を聞いていると、「そのやり方はちょっとまずい...」と思うことがよくあります。
そこで今回は、参考書を使い自分で勉強を進めている学生に向けて上手くいかない原因をまとめました。
ぜひ自分の勉強の仕方と見比べてみてください。
※この記事は参考書を否定したいわけではもちろんなく(武田塾自体参考書を使って勉強する塾ですしね)、こういう使い方はやめてね!ということで書いています。
参考書で勉強するメリット
まずは参考書で勉強することのメリットを確認しておきましょう。
大きく分けると以下の3つになります。
自分のペースで勉強を進めることが可能
授業とは違い、置いていかれるということはありません。
自分がしたいときにしたいだけ勉強ができるのは参考書の最大の利点と言えます。
授業だと自分のレベルに合っておらず、「物足りない」もしくは「全くわからない」という状況になることもしばしば。
自分に合った参考書を見つけられればつまずきもほとんどなくスムーズにペースを維持することができます。
分からないところが復習しやすい
わからないことがあれば前のレベルの参考書に戻ったり前の問題に戻ることが可能なので復習がしやすいです。
また、参考書によっては学生が間違えやすい部分に解決のポイントが書かれていることもあります。
理系科目でいう途中計算だけでなく、国語・英語など長文読解の参考書でも思考のプロセス(こういう理由でこの選択肢を選ぶんだよ!)がはっきり書かれているので、まずは参考書に書いてある正しいやり方を真似することから取り組むことができるので何度も反復することで理解に繋げやすくなります。
自分の苦手分野を把握しやすい
参考書は基本分野別になっているので、どの分野で自分が間違えるのかを把握しやすく、自己分析や次の参考書を選ぶ際の大事な情報を簡単に確認できます。
受験直前には「参考書をもう一周」とは時間的にできず、苦手な分野、試験で出やすい問題だけをピックアップして解くことになります。
そういった時にも参考書に付箋をしておけば、後々復習をする際にも自分がどこでつまずいたのかを確認しやすくなります。
成績が上がらない原因
さて、ここからが本題です。
参考書で勉強をしているのに成績が伸びない学生には一体どのような問題があるのでしょう。
私が学生を見てきた中で多かったものを5つご紹介します。
自分の取り組み方と見比べてみてくださいね。
1.参考書のレベルがあっていない
「自分のレベル>参考書のレベル」ということはあまりないのですが、逆に「参考書のレベル>自分のレベル」になっている生徒は多く見受けられます。
志望校にいきたいからといきなり赤本を解き始めるのはおかしいということくらいはみなさんわかると思います。
自分がまだ300字程度の英文も読めないのに、受験で出るからと700字越えの長文ばかり解いていても効果は薄いです。
「難しくても何回もやれば慣れてどうにかなる」というゴリ押しタイプの子もいますが、あくまでその問題に慣れるだけで力がついているかどうかはまた別です。
違う問題が出たら一巻の終わり、とならないようにいきなりレベルを飛ばすのではなく、自分の自力を上げるためにも現在の自分のレベルにあった参考書から階段のように積み上げていってください。
2.課題と参考書が噛み合っていない
1と似たような問題にはなりますが、課題と参考書が噛み合っていないこともあります。
例えば、[英語長文が読めない]という課題に対して、[英語長文をいっぱい読む!]というのは果たして正しい解決策なのでしょうか?
長文が読めない理由が単純に慣れていないからなのか、それともわからない単語が多すぎて読めないのか、それとも単語や文法はわかるが一文を正しく訳せないのか。
長文が読めないという課題一つとっても様々な原因が考えられます。
それを見誤って「単語だ単語!単語さえわかれば読めるんだ!」と間違った対策をしようとすると時間だけを浪費することにもなりかねません。
参考書を無闇矢鱈にやるのではなく、自分の課題を解決するのに適した参考書かどうかを確認しましょう。
3.問題集のみで勉強している
勉強が苦手な生徒の多くが抱える問題として「問題集に書いてある解説がわからない」ということが挙げられるのではないでしょうか?
そういった生徒ほど、問題集のみで勉強しているケースが多いです。
常に先生が横にいるのであれば問題集のみでいいかもしれませんが、問題集はあくまでよく問われる問題についての解説がメインであって、その事柄自体の解説は詳しくなされていないことが多いです。
「わからない単語があったら辞書で調べましょう!」と小学校で教えられたと思いますがそれと同じです。
わからなくなった時それを解決してくれる講義書を隣に置いて勉強して欲しいです。
例えば、英文法問題集(vintageやネクステなど)を解いているときに「時制の一致」というもの自体わからないとなったときに、その中で解決しようとするのではなく、学校で配られる「Evergreen」や「総合英語Forest」を見て理解してください。
特に数学でこうなる生徒が多いので注意です。
4.できるつもりになっている
問題を見ただけで「これくらいなら解ける♪」と飛ばしてしまうことありませんか?
何回やっても間違えない問題ならそれもいいですが、一度も解いたことない問題や以前間違えたが解説を確認しただけの問題をスルーする人、実は結構います。
その問題が解けるか解けないかの確認は文字通り手を動かして「解いて」確認してください。
解説を見て「これならわかってる!自分でもできる!」と思っていてもいざテストで解いてみると解けないということはとても多いです。
スポーツで考えてみると、ラケットの振り方をわかっていてもやってみると実際自分では振れないということがよくありますよね。それと同じです。
自分の力を過信せず、確認であっても「やってみると解けんかもしれん...」と思いながら手を動かしてください。
5.復習をしていない
参考書の問題を一周してそのまま次に行ったりなど、復習をしない人も多いですね。
わからない問題もその日の終わりには完璧に理解した状態になっているのに、1週間後すっぱり忘れてしまっている。
理由は単純明快、復習をしていないからです。
人間は一度やっただけで覚えられるほどうまくできていません(一部を除いて一般的には)
なので、1週間ごとでも1日ごとでもいいので効果的なペースで復習を取り入れてください。
高岡校では志望校に関わらずどんな子でも必ず復習をスケジュールに組み込んでいます。
自分は一回で覚えられるとたかを括らずに必ず復習してください。
全ての範囲を試験当日に一夜漬けすることは不可能です。今やっている範囲は今のうちに忘れない状態にしておきましょう。
最後に
参考書を使っても結果に結びつかない場合の原因をまとめてみましたが、よく考えてみたら当たり前のことばかりですよね。
でもみなさん案外思い当たる節があるのではないでしょうか。
どんな学生でも少なからず参考書を使って勉強をすることになります。やり方を間違えたまま進みたくないですね。
独学で勉強している人は特に、自分のやり方が本当に正しいのか今一度確認してみてください。
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