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【講師の合格体験記】~富山大学芸術文化学部に受かるまで~

みなさんこんにちは。

武田塾高岡校の沖です。

いきなりですが、私は1年と半年前に富山大学芸術文化学部に合格しました。

芸術系の学部を志望する人は割合的に少ないので、合格体験記やブログでもあまり話題に上がらないと思います。

なので、今回は私の受験体験記と少しのアドバイスをお伝えしようと思います。

参考になるかわかりませんが、富山大学芸術文化学部に受かる人の中にはこんな人もいるんだよということでみてもらえると嬉しいです。

 

富山大学芸術文化学部を目指した理由

名称未設定のデザイン

私が富山大学芸術文化学部を目指した理由は、

「国立大学に行きたかった」以外の何者でもありません。

努力も勉強も嫌いだった私ですが、プライドだけは異様に高かったため、国立大学に行くための道を必死に探していました。

そこで見つけたのが富山大学芸術文化学部です。

芸術文化学部の入試方法は、

 共通テスト3教科[500点]と鉛筆デッサン[500点]を使う「募集区分a」と、

 共通テスト5教科[500点]と小論文[200点]使う「募集区分b」があります。

 

元々絵を描くことが好きだったので、デッサンを選択しようと決め、そこから画塾に通い始めました。

 

デッサンと勉強の両立

私が一番苦しんだのはデッサンと勉強の両立でした。

そんな勉強嫌いだった私が取った行動は「YouTubeを見る」です。

センター試験の裏技をYouTubeで調べ、それを基に(主に国語の)問題を毎日解いていました。

 

また、画塾から家までは2時間ほどかかったため、その移動時間を使って赤シート片手に単語帳を読んでいました。

画塾で疲れた帰りに単語帳読んでる私カッコいい!という優越感に浸りながら電車に揺られている時間が格別に良かったことを思い出します。

 

おかげで、センター試験国語は演習の時より2割ほど高い点数を取ることができました。

 

センター試験(現・共通テスト)後の過ごし方

センター試験が終わったあとは、二次試験の対策です。

富山大学の芸術文化学部の二次試験は実技なのでこれまで勉強していた時間を全てデッサンに費やすようになりました。

これが1日のスケジュールです。

 8:00 起床

 8:50 画塾到着

 9:00~12:00 デッサン1枚目

 12:00 昼食

 13:00~16:00 デッサン2枚目

 16:00~19:00 デッサン3枚目

 20:00 帰宅

 23:00 就寝 

(センター試験が終わった後は画塾の近くに住んでいました)

昼は大体1枚3モチーフ3時間で1日3枚程度描き、夜は特にやることがないのでテレビを見ていましたね。

夜に時間があるならもう1枚描けばいいのにと思った人もいると思いますが、講師が量より質という考えだったため、夜は休息時間として使いました。

 

思い通りに描けなくて悩んでいる時は、山の頂上に行って街を見下ろしたり、美術館に行って人の作品を見たりと、感性をはぐくむことも大切です。

絵は自分を映す鏡です。自分の心が乱れていればパース(※)も狂い、楽しく描いていれば生き生きとした美しい絵に仕上がるでしょう。

 

※パース:perspectiveの略、遠近法

 

試験において一番大切なもの

富山大学芸術文化学部に限らず、実技(デッサン)試験において一番大切なもの、

それはです。

「どれほど努力をしても運がなければ落ちるのか!?」と落胆した人がいるのではないでしょうか。

しかし、そのようなことを言っているのではありません。

今まで努力した分が運につながるということです。

例えば、前に描いたモチーフが受験に出題されて「ラッキー♪」と思うことがあるかもしれませんが、それは運ではなく、努力によるものです。

多くのモチーフを描き、講師の言うことをしっかりメモして描き方を掴むことで、試験中にあなたの心の中の「ラッキー♪」が生まれるのではないでしょうか。

 

前期と後期

私は前期で受かる気満々だったのですが、思うようにいかず、落ちてしまいました。

全てのやる気を失った私ですが、周りの支えがあったため、なんとか後期で受かることができました。

ちなみに、前期と後期の間は1枚しかデッサンを描いていません。

つまり、前期受からなかったとしても望みはあるということです。

前期で苦手意識のあるモチーフが出て、全然上手くいかなかったとしても、後期で巻き返せる可能性は十分にあります。

(前期で受かった方が良いのは確かなので、そこは誤解しないようお願いします。)

 

最後に

感覚だけを頼りに生きてきたので、デッサンのコツや勉強の仕方などは教えられませんが、結局は自分のやり方を見つけることが一番だと思います。

そのためには、様々なやり方で挑戦するところから始め、その中から自分に合った方法を探し出すことで、学力もデッサン力も伸びていくのではないでしょうか。

 

ずっとやる気のない私でしたが、やる気がないなりにやってきたつもりです笑

「頑張る気力が起きない」「つらいから早く寝たい」という受験生の参考になったら嬉しいです。

 

 

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