こんにちは!武田塾高田馬場校です!
国公立入試も終わり、後は合格発表を待つだけ、という受験生や、
もうすでにすべての結果が出そろい、進学先が決定したという人も多くいるでしょう。
まずは第一志望に合格した受験生の皆さん、本当におめでとうございます!
大学では自分のやりたいことに思う存分時間を割いて下さい!
しかし、受験とは全員が志望校に合格できるわけではなく、合格した人の影には多くの結果が振るわなかった受験生の存在があります。
そこで今回は、惜しくも第一志望やその他の志望校に合格できず、もう一回再チャレンジしようか迷っている受験生に対し、
浪人という選択をするうえでどのような事に着目するべきなのか、いくつかの項目に分けてデータをもとに解説していきたいと思います!
浪人がおすすめできる人ってどんな人?
1. 志望大学に入りたい理由が明確な場合:
明確な目標があると、長い浪人生活でもモチベーションを保つことができます。将来やりたいことと、大学で学びたいことが直結しているかどうかは、浪人を選択する上で一つの重要なポイントとなるでしょう。
2. 一つのことに打ち込んだ経験がある場合:
部活動などで一生懸命取り組んだ経験がある人は、浪人生活で勉強時間を取り戻せる可能性があります。浪人はみなさんが思っているよりもきついです。1年間時間があるから何とかなる、という余裕を持ちがちかもしれませんが、実際に時間が過ぎるのはあっという間です。また次の項目で詳しく述べますが、浪人生で実際に成績が上がった人の割合は約2割と言われており、かなり厳しい現実となっています。自分が1年間継続して取り組める自身がない人は、もう一度本当に浪人を選択するのかどうか、考え直してみてもいいかもしれません。
一方で、浪人が向いていない人ってどんな人?
1. 不合格の原因を軽く考えている場合:
大学受験に再挑戦するときは、なぜ合格できなかったのか自己分析や、合格までに必要な勉強が何かを把握することが大切です。
「勉強時間がすくなかったから駄目だった」
「始めるのが遅かったから駄目だった」
などの抽象的で第三者が見ても分かる程度の分析では、浪人を選択したところで、
具体的に何の学習をどの時期までにどの程度やればよいのかが曖昧なまま1年が過ぎ、再チャレンジしたところで同じ結果となる可能性が高いです。
2.目標が曖昧だったり、継続力に自身がない場合:
先ほども述べた通り、自分が決めた目標が曖昧であったり、そもそも継続的に取り組める自信がない人は、浪人は避けたほうがいいでしょう。
明確な志望校やその理由が曖昧な人や、現役時にはあまり学習時間を割けてないのにも関わらず、
一日10時間以上の学習を1年間継続して行うというハードなスケジュールをこなせる自信がない人は、
浪人をしたところで自分が何のために浪人をしているのかが曖昧になり、結局手段も目的も不明瞭なまま1年が過ぎてしまいます。
実際に大学受験における浪人率はどのくらいなのか
浪人率に関しては、大学によって異なりますが、
芸術系や医学系単科大学では浪人の割合が多くなる傾向にあります。具体的な数字としては、学部によって浪人率は異なるものの、
・私立大学の場合
東京理科大が39.2%、立命館が27.1%、芝浦工業が25.6%、明治が23.5%、早稲田が22.4%、学習院が22.0%
となっています。
・国公立大学の場合
浪人生の割合は全体で約30%となっており、具体的な数値は公表されていませんが、東京一工などの最難関国公立大学だと、浪人率は約4割くらいだといわれています。
しかし、これらのデータはあくまでも各大学に在籍する学生の浪人経験者の割合なので、
実際にこれらの大学を受験した浪人生の割合はもっと高いことが読み取れます。
特に早慶や東京一工、医学部などの難関大学になると、浪人生よりも現役生での合格率の方が圧倒的に高く、浪人を経てこれらの大学に合格する確率は約40%と言われています。
つまり、浪人をしたところでこれらの大学に進学できる可能性は半分もない、という事です。
浪人ってどのくらい成績が上がるの?
浪人生の成績が上がる割合については、具体的な数字を提示するのが難しいですが、一般的には「浪人して成績が上がるのは2割」という風に言われており、全員が成績を上げられるわけではないというのが現実です。
また、浪人生の中で成績が伸びる人には特定の特徴があることが指摘されています。
例えば、早い段階で必要な勉強量を把握し、計画的に勉強を進めることができる人や、
高校時代から継続して何かを努力してきた人などが、浪人中に成績を伸ばしやすいと言われています。
また、浪人を決めた直後から勉強を始める意欲の高さも、成功する浪人生の特徴として挙げられます。
成功する浪人生の特徴としては、現状把握・原因分析をしている、計画的に勉強している、浪人してすぐに勉強を始めている、
という点が重要であることが強調されています。これらの特徴を持つ浪人生は、第一志望校に合格する可能性を高めることができるでしょう。
最後に
このように、浪人期間は自己管理が重要であり、目標設定や計画的な勉強方法を見直す良い機会とも言えます。
浪人生活を有意義にするためには、自分自身の学習習慣や目標に対する姿勢を見直し、効率的かつ効果的な勉強方法を見つけ出すことが重要です。
一方で、浪人によって成績が上がる割合はかなり低いというのも事実であり、浪人をしたところで早慶や難関国公立に合格する割合は半分未満である、というのも現実です。
これらの情報を踏まえ、改めてもう一回大学受験に再チャレンジしたい、と決意した受験生のみなさんは、自分の決めたゴールに向かって全力で取り組んで下さい!
また、浪人をする決意はできたがどのようなペースで取り組めばよいのかわからない、などの不安を少しでも抱えている人は、是非武田塾の無料相談にお越し下さい。武田塾では生徒一人一人に対し、早慶や東大一橋、医学部などの難関大学に在籍している専属の講師が丁寧に学習ペースの管理や生徒のモチベーション管理を行ってくれます。皆さんの合格の手助けになることは間違いないでしょう。