こんにちは!講師の三上です。
前回の私の記事では、「早稲商現役合格生の日本史勉強法 前編」をお送りしましたが、今回はその続きです。
もしまだ見ていないという方がいたら、見てみて下さい。
今回お送りする後編では、日本史受験者ほぼ全員に当てはまる勉強法について主に解説した前編よりもより早慶の日本史に特化したような勉強法について解説します。
したがって、「通史がまだ完全には暗記できていない」、「基本的な問題でもまだ不安がある」というような人にはオススメできないものも含まれています。
そのようなひとはまず、前編を見て、実力をつけてからもう一度後編を見てみるといいかもしれません。
では早速本題に入っていきましょう!
1.毎日の勉強量
あくまでもこれは僕の受験期にやっていた量にはなってしまいますが、目安として
・詳説日本史(日本史の教科書)30~50ページ
・実況中継(講義系参考書)3~4回
・問題集(基礎問題精講、標準問題精講、実力をつける日本史100題)3題
・一問一答20~30ページ
くらいは最低限やった方が良いと思います。
では、それぞれのやり方(how)や、何故やるのか(why)、注意すべき事(warning)も含めて解説します!
①詳説日本史
<why>
まず、教科書を読まなければならない理由ですが、ずばり、「早慶の日本史でさえ、教科書の記述がそのまま問題になる」からです。ここからもわかるとおり、結局は教科書の記述を隅から隅まで暗記した者が強いのです。
<how>
次に、教科書を読むうえで、おすすめの使い方を紹介します。
①蛍光ペンや四色ペンなどを駆使し、重要度順で色分けをする
②教科書には載っていないが他の参考書・問題集で見かけた用語をメモ程度に書き込む
③重要語句を青ペンなどで塗りつぶし、赤シートで文字が消えるようにする
<warning>
最後に、教科書を使う上でのデメリットや注意すべきことについてです。デメリットとして、文語で書かれているのでそもそもの文章が難しく、内容が入って来づらいという事が挙げられます。しかし、内容理解のために講義系の参考書を挟むことによってそれは解決できます。詳しくは次のパートで解説します。あと注意すべきは、史料が少ないので、教科書だけでは資料問題対策が難しいということです。しかしこれもまた、資料集や問題集、講義系参考書を活用することで解決され得ます。
②実況中継
<why>
実況中継を使うべき主な理由は、前のパートでも説明した通り、口語で書かれているので教科書よりも理解がしやすく、日本史の勉強をするきっかけづくりになるからです。他にも、文字資料に現代語訳のルビが振られている、教科書で取り扱われない資料の掲載がある、語呂合わせが乗っている、注意すべき所を指示してくれるので手間が省ける、すでに重要語句がオレンジ色で書かれているため、赤シートを使った学習にすぐ取り組めるなどたくさんのメリットがあります。
<how>
実況中継の使い方ですが、僕が言うまでもなく、石川先生の指示通りやれば自然と頭に入ってきます。例えば、「これは繰り返し音読しよう!」とか「漢字が難しいので書いて覚えよう!」などの指示書きがあるので、これに従ってください。
<warning>
実況中継を使う上で注意すべきことは、講義系参考書の名の通り、講義調の記述なので、教科書では書いていないセリフが多く、少し冗長になってしまっているという点です。その為、周回にはかなり時間がかかると思います。しかし、実況中継で得た情報を教科書に集約したり、サブノートにメモしたりすれば、周回速度を速められるのでお勧めです。
③基礎問題精講、標準問題精講、実力をつける日本史
<why>
問題集をやる利点として、本番と同じ形式に慣れることができる、普段の勉強でインプットした知識をアウトプットする機会になるなどがあげられます。たくさんある中でも特にこの三冊をおすすめするのは、①標準問題精講が実況中継に準拠(石川先生著)しており、②基礎問題精講をやることで標準問題精講に挑む準備を整えられ、③実力をつける日本史で最後の総復習になるからです。なので、順番としては基礎問題精講→標準問題精講→実力をつける日本史がいいと思います。
<how>
次に、これらの問題集への取り組み方ですが、共通しているのは、
①何も見ずに解く
②丸付け、直しをする
③解説を熟読する
です。特に基礎・標準問題精講には、重要事項がまとめてあるページがあります。そこを印刷してノートにまとめたりするのもいいと思います。取り組むタイミングですが、基礎問題精講は実況中継の進度に合わせて、標準問題精講は実況中継を三周してから、実力をつける日本史は共通テストやセンター試験の過去問で8割が取れるようになってきたらがいいと思います。これらの問題集は苦手分野は3周くらいやるのが理想です。しかし、僕の持論ですが、日本史は同じ問題を解くよりも幅広くさまざまな問題に触れた方が良いと思うので、余裕があれば他の問題集や大学の過去問を解いてみてもいいと思います。
<warning>
先ほども言ったとおり、通史が一通り頭に入ってからでないと取り組んでもあまり意味がありません。むしろ、触れていない問題が減ってしまうので、ある程度自信がついた時の力試しだと思って問題に取り組むべきだと思います。加えて、実力をつける日本史100題は、それ自体の解説があまり詳しくないうえに、そこまで難しい問題が含まれているわけではないので、実況中継や教科書、標準問題精講の解説などをしっかりと読んで理解するようにしてください。あと、論述問題は自分の受ける大学の過去問を見て、必要ならばやるくらいで大丈夫です。
④一問一答完全版
<why>
日本史の勉強にはどうしても暗記が必要になってくる分野も存在します。一問一答形式の参考書に取り組むメリットとしては、教科書や講義系の参考書よりも周回がしやすいということがあげられます。周回を重ねることが記憶の定着の近道なので、特に文化史で、教科書に詳細な説明が無いものなどには効果を発揮します。
<how>
東進の一問一答完全版には頻出度が星の数で表されているので、自分の大学の問題のレベルに合わせて取り組むか否かを決定することができます。早慶を狙うのであれば、最終的には星0までを暗記するくらいの気持ちで取り組んでみてほしいです。具体的には、赤シートを使ってページ右の背景が赤くなっている部分だけを隠し、問題文を読んで空欄に当てはまる答えを考え、赤シートを下にずらしていくという、英単語などと同じようなやり方が良いと思います。
<warning>
正直言って、一番優先度が低いのが一問一答です。なぜなら、一問一答形式での出題はほとんどなく、むしろ流れで覚えるべきだからです。一問一答だけで日本史を勉強してしまった人の末路は、接着剤であるhowやwhyの部分が省略されてしまい、記憶が断片的になってしまいます。しかし、講義系参考書や教科書と併用し、上のような取り組み方をすることによっては記憶の定着に活用することも可能です。
今回も閲覧してくださり、ありがとうございました!続きは後編②で!
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