こんにちは。武田塾高田馬場校講師のMです。
まず初めに、軽く自己紹介をしておきます。
私は2021年3月に「地方の自称進学校」から「現役」で早稲田大学商学部に合格しました。
さらに、受験の過程で、高校三年生の夏に英検準一級を取得しました。
この経験を活かして、今回はタイトルにもある通り、主に「英検準一級取得のメリット・デメリット」についてのお話をしていきます。
前提として、下に貼った動画内で井関先生もおっしゃっているように、英語それ自体や、英語を使ったコミュニケーションがある程度得意な受験生に向けた内容になってしまっていることをご了承ください。
まず、英検準一級取得のメリットについて二点話していきます。
その一. 「英語四技能検定利用入試制度(以後「英四入試」)」での活用
僕はもともと、英四入試が採用されている明治大学経営学部志望でした。
自分の出身校からは一般で明治大学経営学部に受かる人なんていなかったので、学校側からの情報提供もほぼない状態で自ら情報収集を行い、その過程でこの制度がある事を知りました。
そもそも、「英四入試とは?」といった疑問を持つ受験生も多いかもしれません。(自分ももともとそのひとりでした。)
英四入試は主に、
①大学の英語独自試験の受験免除(満点扱い)
②大学の英語独自試験での大幅な加点の二つの形態に分けられます。
(ここでは、英検準一級取得が最低限の出願条件となっているだけで、点数に影響を及ぼさない場合を除きます。)
ちなみに僕が受けた明治大学経営学部は、①に当てはまります。
(厳密にいうと、スコアに応じて点数が変わるのですが、趣旨がズレてしまうので割愛)
他にも、僕たちが経験した大幅な入試制度改革では、立教大学が独自試験を廃止し、共通テストの点数または英語四技能試験のスコアで合否を判定するなどの事例がありました。
情報収集する中で各大学の合格最低点のデータを見ていると、英四入試は募集人数こそ少ないものの、他の受験方式よりも何点か合格最低点の合計が低い事に気が付きました。
これはあくまで僕の予想にすぎませんが、英検準一級取得がそもそもかなり高難易度なので、英語の勉強に力を入れたがために、他の教科までそこまで時間を割けなかったからだと推測します。
それゆえに、「英語は得意だけど、他の教科はそんなにやる気が起きない...」という受験生にはオススメできます。逆に言うと、英語が得意な人はさっさと英検準一級を取得してしまってから、他の苦手教科に時間を全集中させることもできます。
大学の英語独自試験は、各大学によって全く傾向が違い、それぞれ対策するのはかなり苦労を要するものです。
そこで、僕からみなさんにディズニーランドでいうところの”ファストパス”ともいえる、英四入試の受験を強く勧めます。
その二.英語力の大幅な底上げ
英検準一級に合格できるレベルを有してさえいれば、センター試験・共通テストはもちろんのこと、おそらくMARCH以下の私立大学や、地方国公立大の英文など敵ではありません。
なぜなら、英検準一級合格には、
①豊富な語彙力・文法の知識だけでなく、
②時間配分を考えながら、速く、正しく文章を理解する読解能力や、さらには
③速くてやや専門的な会話の内容を耳で聞いて理解するリスニング力、
④日本語でも返答に困ってしまうような、現代社会で起きている社会的なテーマに対する英作文を書くための文章構成能力、
⑤抽象的な質問を正しく聞いて理解し、きちんとした発音で速答することが求められる二次試験の面接
といった、二級とは比べ物にならないくらい高い英語力が求められるからです。
みなさん、日本語は話せるし、書けるし、聞けるのに、英語は「読めさえすればいい」と思っていませんか?
はっきりいいますが、その考えは間違いです。
みなさんは特に長文対策でリスニングCDを聞き、オーバーラッピングして、シャドーイングして、と様々な勉強法を試していることでしょう。
確かに、英語長文を早く、正確に読むうえでそのような勉強法も有効打となり得ますが、あくまで長文という本来「読む」べきものを使った学習では、「聞く」「話す」「書く」の各技能を鍛えるのには限界があり、非効率的です。
その一方、英検ではそれぞれの能力別に問題が分かれており、それらの能力が直に必要とされるので、効率的に能力を上げることができます。
結果として、英語力の大幅な底上げにつながり、長文にも「読む」以外の能力を駆使して様々な角度から問題を見つめ直すことができ、難なく取り組めるようになります。
次に、デメリットについて2点話していきます。
その一.英語以外の勉強に時間が割けなくなる
とはいうものの、最初に言ったとおり、これが当てはまる人は、そもそも英語が不得意であったり、苦手意識を持っていたりする可能性が高いので、この記事において英検準一級取得には向かないという前提の下で話を進めていきます。
では、逆に英語が得意な人、得意意識を持っている人なら他教科との両立ができるのかという問題もありますが、仮にできるとしても、確実に英語に割く時間は増えると予想されます。
しかし、そのような人は英語に対するモチベーションや向上心が強いので、デメリットにばかり目を向けるよりも、むしろメリットを重視すべきだと思います。
英検準一級取得の過程で得られるメリットは先ほど話した二点だけではなく、小規模なものでいうと、語彙が豊かになる、英作文を書くコツを習得できる、社会的なテーマに関する知識が増えるなどが考えられるので、
かけた時間は決して無駄にはなりません。
その二.勉強しても確実に受かるとは限らない
これは、はっきり言って検定試験にはつきものですし、もちろん受験にも当てはまる事です。
しかし、先ほども言ったように、英検準一級取得の過程で学べるものはかなり多いと言えます。
さらに、大学によっては、たとえ不合格だったとしても、スコアのみで判定してくれる制度もあります。
合格/不合格という目先の文字だけにとらわれず、英検準一級受験という機会を自分の為になるように活用するにはどうしたらよいかを考える方が大事です。
と、持論を展開するのはこのくらいにさせていただいて、最後に、この動画の要約にはなってしまいますが、英検の勉強を始める前に注意すべき事や受けるべき人、受けるべきでない人について解説していこうと思います。
・英検の勉強を始める前に、志望校の下調べをしよう!
各大学によって、求められているものが全く異なります。
例えば、英検準一級にぎりぎりで合格するよりも、二級で満点近くを取った方が高得点になる場合があります。
実は、二級と準一級の間には天と地ほどの差があります。
そのため、二級をすでにとってしまっているが、点数にまだまだ伸びしろがあるといった人には、準一級合格を目指すよりも二級の点数を上げることに注力した方が良い場合もあります。
・コミュニケーションを取るのが苦手な人、あがり症の人は要注意!
英検は三級以上の級で、speaking能力を判断するために二次試験において面接が課されます。
他の諸能力とは違い、上達に時間がかかってしまいますし、無言になってしまうと、最重要項目であるattitudeの評価を下げてしまい、減点もしくは0点になる可能性すらはらんでいます。
そういった場面を何とか打開する能力を養成するには、単なる英語学習ではカバーしきれず、その人が持つ元々のコミュニケーション能力の高さに依存する割合が極めて高いと言えます。
・時間に余裕がある人や英検の傾向対策のみで合格可能な人にはオススメ!
例えば高1・高2生などの単純に大学受験までかなり時間がある人や、高3でもう受験の範囲の勉強は終わってしまっている人が、受験本番までのモチベーション維持の為に英検を使うことは非常に有効です。
加えて、模試の英語の点数が合格点に達しているなど客観的に自分の英語力の定着を感じられる人は、ただ単に英検の傾向に慣れていないだけの可能性もあるので、過去問や模擬問題を使って傾向を分析するだけでサクッと受かってしまう場合があります。
いかがだったでしょうか。
武田塾生の皆さんの懸念材料の払拭に少しでも寄与できるなら幸いです。
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後悔のないように、全力で受験という名の青春を謳歌できることを祈っています。
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