部活引退してすぐに猛勉強しても得点アップしない！成績アップするタイミングとは？
部活引退してから受験勉強を始めようと思っている人もいるでしょう。
この場合、早々から受験対策を始めている生徒と比較すると遅めのスタートになります。
受験当日まで時間がないので、速く成績アップさせたいと思うのも無理はありません。
しかし猛勉強してもすぐに成績がアップするわけではありません。
1.勉強量と成績は比例しない
勉強量をアップさせれば、すぐに成績が上がると思う人も多いようです。
しかし実際にはすぐに思うように成績はアップしないものです。
成績に自分の頑張りが反映されないので、そこで心が折れてしまう人もいるようです。
しかし勉強を始めてすぐに成績がなかなか上がらないのは、皆さんに限った話ではありません。
1-1. 成績アップに時間のかかるわけ
模擬試験を受けてもなかなか成績が上向かないと、特に部活引退してから勉強を始めた人は焦るでしょう。
しかし勉強を始めてしばらくは停滞するものと考えてください。
なぜなら模試で出題される問題は応用問題が中心だからです。
一方受験勉強をする場合、まず基礎を学習してそこから応用問題に徐々にスイッチしていくでしょう。
基礎固めをしている段階では、なかなかテストの成績が反映されにくいのです。
基礎が固まって、それを応用問題で活用できるような状態になればそこから飛躍的に成績は伸びていきます。
これを業界では「ブレイクスルー」と言います。
ブレイクスルーに到達すると成績は徐々にではなく、一気に伸びます。
それこそ指数関数的に伸びていきます。
しかし多くの生徒はこのブレイクスルーに到達するまでに挫折してしまいます。
部活引退してしばらくの間は成績は伸びないもの、と思って我慢することが大事です。
1-2.どれくらいでブレイクスルーを迎える？
ではブレイクスルーするタイミングはいつなのか、これは個人差があります。
基礎固めができて、それを自由自在に使いこなせるまでにはある程度の期間が必要です。
一生懸命勉強をすれば、3カ月程度でブレイクスルーを迎えられる可能性があります。
もし夏休み前に部活引退している場合、秋口に差し掛かったころには基礎力が身について、応用問題にも十分対処できるような状態に持っていけるかもしれません。
10～11月ごろにブレイクスルーを迎えることができれば、まだ大学入学共通テスト試験まで2～3か月、入試まで3～4か月あります。
これだけの期間が残っていればどこを受験するか決めて、過去問を十分解いていけば受験に合格する可能性も十分です。
2.部活引退後短期間で成績を伸ばす方法とは？
部活を引退してから短期間で成績を伸ばし、入試までに間に合わせることは可能です。
しかし誰もがこのように成績を伸ばせるかというとそうではありません。
短期間で成績を伸ばすコツについてまとめましたので、参考にしてみてください。
2-1.志望校を決める
部活引退したら、できるだけ速やかに志望校を決めましょう。
部活をやってきた人ならお分かりでしょうが、相手が決まらなければ戦略や練習メニューも変わってくるでしょう。
そこでまず志望校を決めましょう。
志望校を決めて、それに合わせた受験対策を進めましょう。
部活引退まで続けてから入試までは時間がそんなにありません。
ですからターゲットをまずは決めることです。
志望校の決め方ですが、いろいろな側面があるでしょう。
自分のやりたいことが勉強できる学校、今の自分の実力から合格が射程範囲にとらえられるようなレベルの学校を選ぶといいでしょう。
2-2.長時間勉強すること
受験勉強は長時間にわたることを覚悟しましょう。
部活引退してから本格的に受験対策に取り掛かるとなると、どうしてもほかの受験生よりも勉強できる時間に制約があります。
そこで食事をしている以外は起きている間はずっと勉強し続けるくらいの覚悟が必要です。
ただ単に長時間勉強をしているだけではだめで、量だけでなく質の高い勉強をすることも求められます。
そのためにはただ学校や塾の先生の授業を漠然と受けているだけではだめです。
その時はわかった気になりますが、実は頭の中に入っていなかったということになりかねません。
自分で考えて、なぜこの勉強をしなければならないかを常に意識しながら、自主的に勉強をすることが大事です。
2-3.スケジュールを決めること
スケジュール管理を徹底することも、短期間で成績を伸ばすために必要なことです。
いつまでに何をすべきか、といったことを決めて、その計画に沿って勉強をしましょう。
スケジュールを立てる際には週単位で考えるのがおすすめです。
計画を立てても、必ずしも予定通りに勉強を進められるとは限りません。
週単位でスケジューリングすれば、多少遅れが生じたとしても後々の計画で調整が効きます。
あまり長期的な計画を立てると遅れが生じると挽回できない恐れがあります。
その場合、「早く進めないと」と焦ったり、「もうだめだ」とあきらめてしまったりするかもしれません。
また勉強の計画を立てるにあたって、1日何時に何を勉強するかを考えましょう。
そこで重要なのは、自分が朝型と夜型どちらの人間であるか把握することです。
どちらのタイプかわかったら、それに合わせた時間帯のスケジュールを立てていくことです。
朝の方がさえているのであれば朝、夜の方が勉強に身が入るのであれば夜に集中的に勉強できるようなプランを立てましょう。
特に暗記物の学習は頭を使います。
自分の頭のさえているタイミングで学習すれば、効率的に進められるでしょう。
3.まとめ
部活引退後短期間で成績を伸ばすことは十分可能です。
ただしそのためには上で紹介したように志望校を決めて、それに即した受験対策を進めることが大事です。
そのためには自分で考えて学習する習慣をつけることが大事です。
学校の先生や予備校の講師は皆さんが入試合格するためのサポートはしてくれますが、受かるかどうかは自分次第です。
武田塾ではこのような自学自習をするためのアドバイスやサポートに力を入れています。
自分で学習を進める方法がわからないというのであれば、武田塾のサポートを受けてみるといいでしょう。
この記事を最後まで読んでくれてありがとう！
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