こんにちは!武田塾立川校教務の櫻井です。
今回は受験生のスケジューリングについてかなり具体的に解説していきたいと思います。
勉強計画の立て方が分からない場合は、お役立てください。
スケジューリングの決め方
計画を立てる際に大事なのは、以下の点です。
ステップ1:毎日どのような生活をしているか書き出す
ステップ2:勉強の予定を最優先して確保する
ステップ3:いつまでに、どのレベルまで達成するか決める(中期計画)
ステップ4:週間レベル、1日レベルまで具体的に決めていく
ステップ1:毎日どのような生活をしているか書き出す
まずは勉強するための時間を確保します。
きちんと時間を確保しないで勉強を始めてしまうと、日常の雑事や予定に邪魔をされて、勉強が進まない可能性が高いからです。
毎日勉強に取り組むためには、一定の時間を確保し、集中して取り組むべきです。
そこで、時間を効率的に管理するためにも、現在のあなたがどのような生活をしているのかを、書き出してみましょう。
書き方の例として、一般的な高校生をイメージして書いてみます。
7時:起床、トイレ、洗顔、朝ごはん、携帯の確認、テレビを観る、着替える
8時:駅まで自転車、電車に乗る、学校に到着、朝礼開始
9時:授業開始、こっそり携帯をいじったり、寝たり、早弁したりする
12時:お昼を友達とだべりながら済ませる、少し気分転換
13時:午後の授業開始、眠気と戦う
16時:授業終了、部活開始
19時:部活終了、帰宅準備
20時:帰宅、風呂に入り、ご飯を食べながらテレビを観る
22時:明日の宿題、携帯、ネットサーフィン
24時:おやすみなさい
一般的な高校生ならこのようになると思います。
あなたも、書き出して下さい。
休日は違う日程になると思うので、休日は別に書き出します。
つまり、平日と休日の2パターン書き出して下さい。
次に、
ステップ2:勉強の予定を最優先に確保します。
そのために、
書き出した平日と休日の予定から勉強に関係の無い行動を排除してください。
テレビ、インターネット、携帯などに1日何時間も使うのは時間の無駄です。
こんなことを言うと、決まって反論が返ってきます。
それは、
ストレス解消
というものです。
確かに、テレビを観ることでストレス解消になるかもしれません。
しかし、
受験に失敗した時のストレスを想像したら、比べものにならない位失敗した時のほうがストレスですよね?
短期的な快楽に惑わされないで下さい。
大事なのはあなたの人生そのものをハッピーにする、目標を叶える為の受験勉強なのです。
勉強に必要のない行動を排除すれば、1日あたり最低1時間は勉強が多く確保できるはずです。
そして大事なのは
どんな予定よりも勉強の予定を優先することです。
スケジュールには必ず勉強の予定から書くようにして下さい。
じゃないと、遊びや緊急の予定を優先してしまうからです。
あなたが最優先すべきなのは、勉強であり、それ以外の予定は優先順位を下げましょう。
例えば、今日の夜に家に帰ると、父親がこう言うかもしれません。
久しぶりに焼肉にでも行くか?
勉強を最優先にしていない人は、焼肉をおいしく食べて、2時間以上時間をロスします。
この場合の正しい行動は、きちんと勉強の予定があることを父親に告げて、家で焼肉をするなどに切り替えるなりして、勉強時間だけは確保するようにします。
1日1時間のロスが、1か月で30時間のロスになります。
時間を有効に使いましょうね。
ステップ3:いつまでに、どのレベルまで達成するか決める
次に、中期目標を立ていきます。
そこで参考にして欲しいのが、大学受験の流れです。
1年後に受験がスタートすると仮定すると、
2年生の1月~3月(春休み終了まで)
→受験に入るまでの準備を整えつつ、基礎固めをする。
3年の4月~7月(夏休み開始まで)
→各教科の基礎を確立する。
7.8月(夏休み)
→基礎を終えて、過去問を分析し、それを基に応用に入っていく。
9月~12月(冬休み終了まで)
→応用を完成させ、同時に過去問をがっつりやる。
12.1月(直前期)
→過去問をやりながら、メンタル部分を仕上げていく。
2月
→本番開始
ザッと書いてみましたが、あなたは現在どの時期でしょうか?
もし3年生の4月なら、7月の夏期講習までにやるべきことを決めて下さい。
例えば、
英語
・単語1500個
・イディオム500個
・文法→問題集一冊
・英文解釈→一冊
などなど、自分の志望大学に合わせて考えて下さい。
もちろん、やっていくうちに無理な計画は修正していきます。
そこは臨機応変に対応して下さい。
ステップ4:週間レベル、1日レベルまで具体的に決めていく
最後は、1日で何をやるか、1日のスケジュールを決めていきます。
その際に大事なのは、勉強だけではなく、運動や食生活も含めて予定に組み込むことです。
ここでは紙面の関係で具体的に書くことはできませんが、
有酸素運動や筋トレは週に3日は意識的に行うべきです。
身体が目覚めて、集中力がアップするからです。
また、食生活についても気を使って下さい。
脳の働きに良い食べ物ってあるんです。
それを調べて、食事に取り入れて下さい。
運動と食事の管理ができていないと、すぐ体調を崩したり、イライラしたり、良くない反応が起こってくるものなのです。
一日の計画は、90分を一つのまとまりとして考えて作ります。
そして必ず10分の休憩を入れてから、次の90分に移ります。
人の集中力が続くのは、90分が限界だとされています。
なので、80分勉強して10分休憩という流れが効果的なのです。
また、単語などの暗記ものですが、これに関しては、移動時間やすき間時間を見つけてやるようにします。
必ずしも机に向かう必要のないものは、すき間時間で片付け、じっくり机に向かってやる必要のあるものだけ、90分のまとまりで勉強していきます。
その方が時間を効率よく使えるので、参考にしてください。
例を挙げながら、実際に計画を立てていきましょう。
まず生活パターンを把握しましょう。
その日によって、部活がある日もあれば、無い日もあります。
そのような1日のケースを全て列挙してください。
例えば
・学校、部活
・学校、部活、塾
・学校のみ
・部活のみ
・部活、塾
・塾のみ
・フリー
このパターンが多いのではないでしょうか?
次に、このパターンのそれぞれで、自分が何時間机に向かえるのか列挙していきます。
例えば、
・学校、部活→4時間
・学校、部活、塾→2時間
・学校のみ→6時間
・部活のみ→6時間
・部活、塾→4時間
・塾のみ→6時間
・フリー→12時間
などです。
このようにして、自分が持っている時間を把握してください。
次に、教科ごとにやるべきことを列挙していきます。
例えば、私大文系の場合
英語
・単語
・イディオム
・文法
・ネクステ
・英文解釈
現代文
・キーワード
・漢字
・読解練習
古文
・単語
・常識
・文法
・読解練習
世界史
・流れを押さえて理解する
・一問一答で暗記
・問題集で演習
などなど、現在やるべきことを書き出します。
そして、さらにそれらを、毎日やるべきことと、そうでないものに大別します。
例えば、
毎日やるべきこと
・英単語
・イディオム
・英頻
・現代文キーワード
・古文単語
・古典文法
そうでないもの
・英文法
・英文解釈
・現代文の読解
・漢字
・古文常識
・世界史
以上のように分類したら、毎日やるべきことをいつやるのかをスケジュールに書き込みます。
その空いた時間に、そうでないものを入れていきます。
その際、先程も述べましたが、すき間時間でこなせるものは、すきま時間に配置し、厳しいものは90分のまとまりに配置していきます。
なお、どの教科にどれくらいの比重をかけるべきかは、あなた次第です。
あなたの志望校と現在の実力を考えた上で、比重を決めて下さい。
例えば、あなたの志望校では、英語、現代文、古文、世界史が必要だとします。
配点は、英語150点、国語100点、世界史100点だとします。
この場合、明らかに英語のウェイトが高いので、英語力を身に付けることが最優先です。
しかし、英語が得意な場合は、他の教科に比重を移しても良いでしょう。
つまりは、あなた次第です。
自分で計画を立てることが不安な人は、必ず信頼できる人に相談して下さい。
因みに、私大文系の場合、英語と現代文は成績がアップするのに時間がかかる教科なので、半年以上はしっかり勉強してくださいね。
定着に時間のかかる教科は早めに取り掛かりましょう。
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