今回のテーマは「英単語の覚え方」です。
特別講師の船澤先生に、英単語をどのように
勉強していたのか、どのようなことを意識して
いたのか、ポイントは何なのかという事を
聞いていきたいと思います。
武田塾の特別講師直伝！英単語の覚え方
質問１
「英単語を覚えるのに書く派・声に出す派・
テストをしまくる派等ありますが、どのような
覚え方をしていましたか。」
船澤先生
「私は結構テストをしまくる派でした。」
船澤先生はまず一通り赤シートで暗記し、
単語帳に載っている場所で覚えてしまった
単語は小さい単語カードを作って覚えていた
ようです。
単語カードに書くことで、「あの時書いた！」
というのがきっかけになり、思い出せることが
多かったようです。どうしても覚えられない
単語だけ厳選して書くことで、思い出しやすく
するという工夫を取っていました。
出来る単語とできない単語には必ず差が
あります。そこを無視して平等に覚えようと
するのではなく船澤先生のように差別化して
覚えるというのは非常に大切です。
質問２
「conから始まる単語など、似ている単語に
引っ掛かってしまうことに対してはどのような
対策を行っていましたか。」
船澤先生
「正しいやり方かは分からないですが、私は
結構ローマ字読みと意味を結び付けて覚えて
いました。」
August→アウグストというように、ローマ字
読みで覚えることで、似ている単語でも少し
違うように見えてくるため覚えやすかった
ようです。みなさんも中学生のころfamous→
ファモウスのようにして覚えた経験があるの
ではないでしょうか。ローマ字読みが良いか
どうかは置いておいて、繋げるという事は大事
ですね。
単語を覚えきれていない人は、繰り返す回数が
足りない可能性があります。しっかり何回も
音読して繰り返し、テストをしまくることが
できれば、覚えられない単語は存在しないと
思います。そのため覚えられない単語は
しつこく暗記することに努めましょう。
繰り返し覚える際のポイント
例えば「まず1~30番を覚えて、次に31~60番
を覚えよう」というように、30単語ずつ暗記
すると決めて初めは進めていくと思いますが、
そのまま30単語ずつ進めていくと、途中で前の
単語を忘れてしまいます。船澤先生の通って
いた学校では、だいたい4クール終えるとその
4つ分のまとめテストがあったようです。
120単語覚えた時点でそこまでのテストを
行い、前の方の範囲内の単語を抜けなく
しっかり覚えていると確認出来たら次に行く
という形式が効果的であったとおっしゃって
いました。実際は船澤先生の通っていた学校の
形式ではなく、一冊の単語帳を1年で1周する
だけの学校がほとんどだと思います。過去に
覚えた単語も忘れてしまうので、まとまった
範囲で復習しておくことは大切です。1回覚えた
単語を忘れてしまう人は試してみるのも良いと
思います。
ここで武田式の英単語暗記方法を紹介します。
<武田塾の英単語の覚え方>
・10個を5分で覚える（訳が言えたら良い）
・10個ずつを5回分覚える
・No.1～50を復習する
・できなかった単語を覚え直して50個を完成
させる
質問３
「船澤先生なりの後々で使える単語の暗記
方法・実践方法を教えてください。」
船澤先生
「私の場合は結構語源を覚える・知ることが
好きだったため、似ている単語は語源が同じ
であることが多いということから、似ている
単語を見つけたときに自然とその単語は意識に
すり込まれていきました。また後々知らない
単語に出会ったときに、語源からその意味を
イメージしやすくなりました。少し抽象的
ですが…。」
ということで、語源とセットで覚えると単語を
思い出しやすくなるそうです。また語源を
覚えることで、他の単語を覚える時にも暗記の
負担を減らすことが出来ます。新しい単語を
覚える時に、「この単語と一緒の語源か」と
認識することで、その部分の綴りを覚える
手間も省けます。たまに違う綴りになることが
あるため注意しなければなりませんが、
だいたいは一緒なのでそういった面でも負担を
減らすことに繋がります。時間に余裕がある
高校1・2年生は興味があれば語源を調べて
みると良いかもしれませんね。
<船澤先生から高校生へアドバイス>
序盤にもありましたが「数をこなす」という
ことと「覚えたつもりにならないこと」が
大事です。単語帳に載っている場所で覚えて
しまう事もそうですが、場所を覚えていただけ
なのに、自分は覚えたと思ってしまうことが
あるため、単語帳を何回も繰り返すことも
大事ですが、単語帳をただやるだけで
終わらないことが大切です。
また、時間をかけて思い出した単語は長文では
使えません。即答できるようにするも大事に
しましょう。
今回のまとめ
<今回のまとめ>
- 定期的に覚えた範囲も復習しよう！
- 語源を活かして暗記に役立てよう１
全ての単語を覚えてテストに挑もう
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