こんにちは。
武田塾洲本校(淡路島)講師の三村です。
これを見ている高校3年生の中には、既に18歳で選挙権がある人もいると思います。
とは言え、どこに投票していいのか正直分からないのではないでしょうか。
今日は、選挙権があるまたは、これから選挙権を持つ皆さんに対して書いてみたいと思います。
政治経済に関する過去の記事はこちら。
① 総裁選
② 少子高齢化
③ バブル経済
④ バブル崩壊
<目次>
1.若者の投票率について。
2.若者が投票に行かない理由と、行かないことによる問題点
3.まとめ
1.若者の投票率について
そもそも選挙権はなぜ18歳からになったのでしょうか。
選挙権の年齢については、下記の変遷を経てきました。
◼️ 1890年 直接国税を納める25歳以上の男子
◼️ 1925年 25歳以上の男子
◼️ 1945年 20歳以上の男女
◼️ 2016年 18歳以上の男女
2016年、20歳から18歳に引き下げられた選挙権ですが、
実際の投票率は下図の通りでした。
【引用】総務省
見ての通り、18、19歳の投票率は他の若年層の投票率に比べ高くなっています。
とは言え、若年層の投票率は低い傾向が続いています。
2.若者が投票に行かない理由と、行かないことによる問題点
そもそも、なぜ若者の投票率が低いのでしょうか。
色々な理由がありますが、よく言われていることは以下の通りです。
・自分が行っても変わらないと思うから。
・誰に入れていいかが分からないから。
つまり、
選挙に行ったところで変わらないという半ば諦めの気持ちか、選挙に対する理解不足が、
若者を投票所へ足を向かわせないことに繋がっていると考えられています。
まず、
自分が行っても変わらないという意見についてですが、下図を見てください。
【引用】総務省統計局
見ての通り、日本の人口は若年層が少なく、40代以降に人口が集中しています。
これと合わせて先程の年齢別投票率のグラフをもう一度見てください。
この2つの資料を見た時に、大きな問題に気付きますか。
この2つの資料が示していること、それは、
若年層の人口が少なく、投票率も低い。
ということです。
若者の一票も高齢者の一票も同じ一票です。
となれば、立候補する政治家としては、
票が多い年齢層の為の政治をせざるを得ません。
もちろん、若年層の為に政治をすべきと考えている政治家はいるはずです。
しかし、それでは票が集まらず当選が難しいのが現状です。
もちろん若者が選挙に行かないことだけが原因ではありませんが、
一人一人の、「選挙に行っても変わらない」との想いが、今の結果になっているのではないでしょうか。
3.まとめ
今日は若者の投票率について書きましたが、いかがでしたでしょうか。
誤解して欲しくないことは、
選挙に行かない若者だけが悪いわけではないということです。
私自身、初めて投票に行った年齢は23歳の時です。
それまでのイメージは、まさに先程の理由と同様で、自分一人が行っても変わらないという想いでした。
意識が変わったのは社会に出る時で、一人の日本人として役割を果たしたいとの想いで初めて足を運びました。
それ以来、欠かさず投票に行っています。
大切なことは、選挙について学ぶ姿勢を忘れないことだと思います。
それを我々大人が皆さんに伝えられていないのかもしれません。
今回のブログが、皆さんの何かのきっかけになってくれたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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