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新課程受験の変更点を改めて確認しよう!【数学編】

こんにちは🌸武田塾吹田校です!

今回は、新高3生が受けることとなる

新課程の受験の変更点【数学編】をご紹介していきます!

 

数学の変更点とは…?

新学習指導要領における、数学の変更点について

学校の現場、教科書の中身がどう変わっているか表を見ていきましょう!

数学新課程①

左の旧課程と新課程を見比べて変わっている点は…

〇数学活用が無くなり、数学Cが新設

数学Bの「ベクトル」が数学Cに移行

〇数学活用の「数学と人間の活動」が「整数の性質」を吸収して数学Aへ

〇数学Ⅲの「平面上の曲線と複素数平面」が数学Cへ

数学Bに「数学と社会生活」、数学Cに「数学的な表現の工夫」が加わる

 

前年度まで、数学はI・II・III・A・Bの5つの科目に分割されていましたが、

新課程では、数学Cが加わり6科目体制になっています!

 

また、整数→数学と人間の活動と名称が変更されていて、その中に整数を含む形となっています。

そのため、以前に比べると、受験における整数の重要性がやや下がるのではないかと予想されます。

 

今まで、数ⅢC→理系の人のためのものという考え方でしたが、

文系の大学でもベクトルを出すため、

文系受験の必要な範囲は「数学ⅠA、ⅡB+ベクトル」となります。

数Cを文系の受験生がマストで勉強する状態になったことが、

数Cが新設されたことが大きな変更点と言えるでしょう。

 

共通テストについて

共通テストⅠ・A変更点

まず、数学Ⅰ・Aから見ていきましょう!

数学 新課程②

共通テストの試作問題として上の出題形式が発表されています。

 

第三問が数A「図形と性質」、第4問が数A「場合の数と確率」となり、

今まで図形、整数、確率の中から2つ選んでいた選択問題が消えています💦

また選択制が無くなり、図形と確率が固定されたことにより、整数が無くなりました。

 

Ⅰ・Aまとめ

★選択制問題が全問必須に変更!

★図形確率が固定になり、整数が消滅!

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共通テストⅡ・B変更点

続いて、共通テストⅡ・Bの変更点について見ていきましょう。

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新課程では、数ⅡBではなく、数Ⅱ・B・C」という出され方をしています。

従来とは変わり、大問4~7問が選択問題、いずれか3つを選択する形式となっています。

数B「数列」・数B「統計的な推測」・数C「ベクトル」・数C「平面上の曲線と複素数平面」と

ここから3問の為、文系の生徒も数Cが必要になってくることが分かります💦

 

文系の生徒は数B「数列」、数B「統計的な推測」、数C「ベクトル」が王道な選択といえます。

理系の生徒は、沢山計算して解く問題と資料や統計を読み解く問題では使う脳みそが違うこともあり、

「統計的な推測」を飛ばす生徒が多いのではないかと予想されます。

Ⅱ・B・Cまとめ

★旧課程Ⅱ・BからⅡ・B・Cへ変更

★大問4~7が選択問題(3つを選択)

 

・文系志望者は「統計的な推測」の対策が必要になる可能性が高いので、

確実に出題される範囲を進めて今後に備えましょう!

・理系志望者においては、複素数平面の分野が共通テストで出題されるのが初めてのことなので、

複素数平面の対策を別の問題集で対策するようにしましょう!

 

数学の共通テストの時間が変わる…?

数ⅠAの制限時間は現行通り70分ですが、

数ⅡBCの制限時間も「60分」から10分追加の「70分」になりました。

10分増えたとはいえ、問題数も2問追加となるので、時間との戦いになりそうです💦

 

体力、集中力を日頃の学習から鍛えておくことが重要です!!

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浪人生への経過措置は?

まず、数ⅠAに関して旧教育課程履修者は、

新教育課程の「数学Ⅰ・数学A」、「数学Ⅰ」だけでなく、

「旧数学Ⅰ・A」、「旧数学Ⅰ」を含めた4科目のうちから1科目を選んで解答することができます。

 

続いて、数学ⅡBCに関しては、旧教育課程履修者は、

新教育課程の『数学Ⅱ・数学B・数学C』と、

『旧数学Ⅱ・B』、『旧数学Ⅱ』、『旧簿記・会計』、『旧情報関連基礎』

を含めた5科目のうちから1科目を選んで解答することができるようになります。

 

2次試験について

先ほど、文系の受験生は共通テストのみであれば

「整数」は必要なく、「統計的な推測」を勉強するとお話しましたが、

それが二次試験で通用するのかは大学によります💦

 

数学Aの「数学と人間の活動」は整数の分野のことですが、

出すと言っている大学と、出さないと言っている大学があります。

また、数学Bの「統計的な推測」も同じく、

範囲に含む、含まないと言っている大学があります。

 

ただ、ベクトルに関しては、どこの大学も出す傾向にあるので、

大学によって別れるのは、「整数」と「統計的な推測」といえるでしょう。

 

結論としては、大学によって対応が違うため、

最新の入試情報を収集しながら、早めに志望校を設定し、

入試に必要な科目や出題範囲を見極めていきましょう!

 

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