こんにちは!武田塾 吹田校です🌼
今回は将来の夢シリーズ第2弾!公務員編!
本日は将来、公務員を目指す人には是非参考にしていただきたい内容となっています。
公務員の仕事内容や就職に有利な学部についてご紹介していますので、
ぜひ最後までご覧ください👍
【公務員 学部】公務員ってどんな仕事があるの?
公務員とは、国または地方公共団体の公務を担当する職員のことです。
公務員は大きく分けると二種類あります。
国家公務員
国家公務員とは、国家機関や行政執行法人で働く職員のことを指します。
国家の仕事に携わるため、スケールの大きな仕事に関わることができます!
国家公務員は、「国家公務員総合職」「国家公務員一般職」「国家公務員専門職」に大別されます。
国家公務員総合職は、主に重要法案の作成や、政策の企画立案などを担当するため
様々な経験や技術、知識などが求められます。
国家公務員一般職は、政策の実行を行い、企画立案のサポートを行います。
また、事務処理などの定型的な業務も行います。
”国家公務員総合職””国家公務員一般職”といった類で試験を受けるため
試験に合格をした後、希望の官庁で働けるのかと言われるとそうではありません。
2次試験合格後に官庁訪問を行い、そこで最終面接をした上で内定を取ることができて初めて
どの官庁に配属されるかを知ることができます。
国家公務員専門職は、その名の通り、専門的な職種に絞られています。
例で挙げると、「海上保安官」や「国税専門官」「皇宮護衛官」などが国家公務員専門職に該当します。
国家公務員専門職の特徴は、試験に合格すれば希望の官庁で働くことが可能です。
地方公務員
地方公務員とは、地方自治体の公務を行う職員のことを指します。
地方公務員の場合は、地方自治体ごとに多様な部署があるため、幅広い仕事を経験することができます。
地方公務員も二層制となっており、
都道府県の全体を広く見る「広域行政」、市区町村で地域住民に密着した業務を行う「基礎行政」があります。
広域行政は、道路や河川の管理、開発計画などに携わります。主に国や民間企業などを相手に仕事を行います。
基礎行政は、警察官や消防官、公園などの整備、行政窓口など市民の皆さんと近い距離で働けることが魅力です。
【公務員 学部】公務員になるためには
公務員になるためには、「国家公務員試験」あるいは「地方公務員試験」に合格する必要があります。
国家公務員になるためには
①総合職試験(院卒者試験)・総合職試験(大卒程度試験)
第一次試験(基礎能力試験:選択式 専門試験:選択式)
第二次試験(専門試験:記述式 政策論文試験 人物試験:個別面接)
↓
最終合格発表 ※最終合格発表で合格しても、まだ内定とはみなされていません。
↓
官庁訪問(試験合格後の採用に向けての自己PRの場として設けられる)
↓
内定
第一次試験、第二次試験ともに筆記試験が課されます。
第二試験は加えて論文試験と個別面接も行われます。
②一般職試験(大卒程度)・一般職試験(高卒程度)
第一次試験(基礎能力試験:選択式 専門試験:選択式 一般論文試験 専門試験:記述式)
↓
官庁訪問(試験合格後の採用に向けての自己PRの場として設けられる)
↓
第二次試験(人物試験:個別面接)
↓
最終合格発表
↓
内定
第一次試験が筆記試験、第二次試験が面接です。
一般職試験の場合は採用フローが総合職試験と異なっており、
第一次試験の次は官庁訪問となっています。
また、専門職試験は第一次試験が基礎能力試験や専門試験、一般論文試験
第二次試験の際に、身体測定、身体検査、体力検査などがあります。
就きたい職種により試験内容やフローが異なるため、
気になる方は一度HPで確認してみるのが良いでしょう。
地方公務員になるためには
地方公務員の採用試験は自治体や職種によって異なりますが、
上級(大卒程度)、中級(短大卒程度)、初級(高卒程度)に区分して試験を実施していることが多いです。
基本的には一次試験は筆記試験、二次試験は面接で、自治体によっては三次試験まであるとこともあります。
多くの職種の一次試験では「教養」「専門」「教養記述」の3つが実施されます。
専門試験では記述式試験(論文形式)が出されるところもあり、自治体によっては記述の対策も必要となります。
一次試験合格者は二次試験へと進み、面接を行うことになります。
二次試験は人物試験とも呼ばれており、上記でもお伝えしたように面接を行うところもあれば
集団面接や集団討論、プレゼンテーションを行うところもあるようで、試験方法は様々です。
また、この内の1つとは限らず、志望している自治体や希望する職種によってはいくつか課せられる場合もあります。
公務員になるにはいつから勉強を始めるべき?
一般的に、公務員試験に合格するための勉強時間は「少なくとも800時間」と言われています。
特に、総合職試験は国家公務員の中でも最難関の試験で、必要な勉強時間は1,500時間ほど。
公務員試験合格者の大半は大学3年生から始めていますが、
本気で公務員を目指すのであれば毎日少しずつでも良いので
早いタイミングから勉強に取り掛かることが好ましいでしょう。
【公務員 学部】公務員試験に有利な学部は?
法学部と経済学部が有利
専門科目試験では、憲法、民法、行政法、政治学などの法律科目と、
経済学や財政学などの経済科目の配点が高いです。
そのため普段からそれらの専門分野を学ぶことができる法学部と経済学部は有利であると考えられます。
もちろん、他の学部が完全に不利というわけではありませんが、
他学部の場合、履修の際には法律科目や経済科目を積極的に選択するのが良いでしょう。
ただ、国家公務員試験や地方公務員試験の競争率は高いため、
試験で高得点を獲得するには細かい専門知識などが必要となります。
また、法学部や経済学部には公務員を目指している学生が多い印象があります。
以上の点から、法学部や経済学部に在籍していることで専門的な知識を学ぶことができ、
毎日の学びの中で公務員試験にも出題される問題と被っている範囲はあるはずなので、
講義をしっかりと受けていれば試験対策に適用できる部分もあるのはないでしょうか。
公務員就職に強い関西の大学
立命館大学
立命館大学は2016年の公務員就職者が699名と全国でも2番目の人数を誇ります。
立命館大学の法学部には公務行政特修という、公務員を目指す学生のためのコースがあります。
政策立案の領域について入門的な演習で基礎を固めることができるほか、
公務員試験合格に向けての実力を養うことができる科目も開講されています。
何と言っても市役所などで公共の仕事を体験できるインターンシップ科目などが設置されているのが魅力的です。
大阪大学
特に法学部や外国語学部からの公務員就職者数が目立ちます。
大阪大学 法学部では官公庁との連携科目が開講されるなど、
在学中から公務員の仕事に授業を通じて触れることが可能で、実際に体験できるというのも強みです。
また、法学部 国際公共政策学科では、英語教育も重視されており、
国際的に公共政策課題の分野で活躍できるような人材育成を目指しているため、
積極的に英語を使う職種を目指したい方にはおすすめの学科です。
関西大学
2020年度の採用実績も国家公務員一般職の採用数は61人と、こちらも多くの合格者が居ます。
また、地方公務員も教職を除いて250人以上が就職しているというのも特徴です。
地方公務員の内訳は市役所職員から警察、消防と幅が広くいます。
関西大学も大学のキャリアセンターが中心となって公務員ガイダンスを開設し、どういう仕事をするのかを説明しています。
また、合格者による報告会を開き、成功事項の共有を図るなど学生の勉強意識を高める施策もしています。
近畿大学
産近甲龍の一角を担う近畿大学は、知名度ももちろんですが、
全国にキャンパスが点在するマンモス大学としても有名です。
キャンパスは6カ所に点在し、近畿と名を関しながら、実は関西以外に広島と福岡にもキャンパスがあります。
生徒数は日本でも指折りで、日本大学、早稲田大学の次に多いのも特徴です。
そんなに生徒数が多ければ生徒の就職支援が手薄いのではないかと思われる方もいるかと思いますが、
実はそんなこともなく、就職率も2019年で98%と高い数字を誇ります。
また、公務員志願者向けのカリキュラムもあり、中でも法学部は近畿大学の中でも公務員の採用率は一番高いそうです。
加えて、近畿大学は教育学部こそないものの、中学・高校の教員免許も取得できるカリキュラムがあります。
採用実績も公立高校の教員採用数が2020年度は西日本の私大の中でトップだったことも、その信頼を証明しています。
最後に
今回は収入が安定していて人気がある公務員について紹介しました。
公務員になるためには必ず公務員試験を受けなければなりません。
難易度や科目は種別によって異なりますが、まずは第一次試験を合格しないといけません。
そのためには、いつから公務員試験に向けた勉強を始めていくべきなのか
自分でスケジュールを作成してみると良いでしょう。
将来、公務員を考えている受験生の方は、公務員の中でも自分がなりたい職種、
そして志望校する大学の公務員就職者数やキャリアセンターのサポートなどを是非調べてみてください!