「小論文の完全ネタ本」を使いこなそう!
今日ご紹介するのは、「小論文の完全ネタ本」シリーズです!
このシリーズの参考書の特徴や活用法を詳しく解説するので、同じ参考書を使う際にはぜひ参考にしてみてください!
「小論文の完全ネタ本」特徴は?
シリーズで4冊出版!
「小論文の完全ネタ本」シリーズは2022年3月現在、
・【社会科学系】編
・【人文・教育系】編
・【自然科学系】編
・【医歯薬系/看護・医療系】編
の4冊が出版されています。
今回このブログでは【社会科学系】編を特に取り上げて解説します。
ですが、シリーズということもあり参考書自体の構成は似たようなものとなっています。
そのため、このシリーズのものを使う際はこのブログを参考にしていただければと思います。
構成について
この参考書では、各冊で数十個のテーマについて、「定義」「問題点」「対応策・解決策」などが詳しく解説されています。
小論文対策についての説明も細かくされているので、自分の目指す学部に合ったものを購入すれば、小論文対策においてまず間違いはないでしょう。
ではここからは【社会科学系】編を使用して、本書の詳しい構成を見ていきましょう。
【社会科学系】編は全8章から成っており、全部で42個のテーマを扱っています。
取り扱うキーワードは521個ととても多いです。
第一章は「日本社会の特性」。
1つ目のテーマは「日本人の特徴」です。
各テーマの冒頭部分には、そのテーマが出題されることが考えられる学部の名前と、その出題頻度が星の数で表されています。
まずはじめに載っているのは「定義」。
テーマ「日本人の特徴」では、文化人類学者の杉本良夫とロス=マオアによって指摘された日本人像を3項目で定義しています。
①自我の形成が弱く、個が確立していない。
②集団志向的であり、所属する集団に献身する。
③調和を重視するので、社会の安定度や団結度が高い。
これだけでも小論文で使えそうですよね。
小論文では主張に必ず客観的な根拠をつけることが大切ですが、この「定義」は客観的ですし、簡潔なので自分の主張に添える根拠として明確に示すことができます。
また、「自我」「集団的志向」については後から「キーワード」のコーナーで詳しく解説されています。
参照ページ箇所も載っているので、確認の際にページを行ったり来たりしやすいのもとても使いやすいポイントです。
「定義」コーナーの下にあるのが、「必要性」。
ここでは、そのテーマを取り上げることの必要性や、テーマを紐解くことによって見えてくるもの・可能性について詳しく解説されています。
このブログを書いている私も小論文を使って受験をしましたが、この必要性についての解説はとても大切だと感じます。
テーマの中だけで論を進めるような文章だけでなく、別のテーマと関連させ、筋の通った文章が書けるようになりたいなら、この項目にもしっかり目を通すべきです。
ちなみにテーマ「日本人の特徴」の「必要性」コーナーでは、日本人の特異な行動について海外メディアで報道されることを例に挙げつつ、日本人の特徴を理解することが日本人の行動原理を解明する手がかりになると解説し、日本人の特徴について論じる必要性を示しています。
「必要性」の次に書かれているのは、「必要性の背景」です。
テーマ「日本人の特徴」では、日本人の特徴が生まれた経緯について、主に神道の思想の側面から解説がされています。
その次に書かれている「対応策・解決策」では、日本人論に対する批判や日本人論を持ち出す際の注意点について書かれていました。
物事を批判的な目で見ることも小論文を書く上では大切な視点ですので、物事の良い側面と悪い側面、どちらも知っておいて、どちらの立場でも文章を書けると良いと思います。
「対応策・解決策」の下には「小論文にするときのポイント」が書かれていました。
入試ではどのような問題の出し方で日本人の特徴について論じさせる傾向があるのか、どのような心がけをして答案を作成すべきかまで書かれていて分かりやすいです。
その次には過去の入試問題例が挙げられています。
日本人論に関連した小論文の問題が取り上げられていて、考えるきっかけを読者に与えてくれます。
その次にびっしりと書かれているのが、「関連キーワード」です。
テーマ「日本人の特徴」では、
・自我
・集団志向的
・『風土』
・『菊と刀』
・日本の基層文化
・神道
・ステレオタイプ
・「社会」と「世間」
・日本のガラパゴス化
にのそれぞれについて詳しく説明が載っていました。
テーマの最後には1問問題がついており、その下に模範解答が載っています。
実際に問題を解いてみて、自分の知識や思考力を試せます。
「日本人の特徴」についていた問題は、
「日本人論」によって「一般的な日本人像」を示すことについて、あなたの考えを述べよ。
でした。
本書の内容を踏まえつつ、自分の考えを文章にすれば、かなりレベルの高い小論文が書けるかと思います。
模範解答の下の欄には文章構成などを解説したものも一緒に記述されているので、小論文の正しい書き方もしっかり理解することができます。
なぜこの参考書をオススメするのか?
実際に小論文を使用して大学受験を経験した私がこの参考書をオススメできるのには、二つ理由があります。
まず一つは、内容の網羅性。
社会科学、人文・教育など、ジャンルごとで分けられた参考書だからこそ、その本の中身にはびっしり内容が詰まっています。
この一冊をマスターすれば知識面に関しては正直完璧すぎるほどに万全な対策ができるでしょう。
ただし、文章の基本的な書き方(句読点の打ち方や接続詞の使い方など)や小論文のお決まりの構成(序論・本論・結論)などについては解説が省かれています。
そのため、そこに不安がある方は、それに特化した参考書を完璧にしてから本書に取り組むと良いと思います。
本書をオススメできるもう一つの理由は、網羅性がありながらも、「読者に考えさせる」参考書であるということ。
テーマやキーワードなど、小論文で使う頻度が高いものをただただ集めると、それは辞書のようなものになってしまいます。
しかしこの参考書はそうではありません。
過去の入試問題例を載せたり、実際に解いて採点できるような解説付きの問題を添付することで、決して受動的に学ばせない、能動的に学ぶことができる参考書になっています。
知識のインプットをした上でそれを思考・執筆によりアウトプットできてさらなる知識の定着が図れるのがこの参考書のすごいところです。
「小論文の完全ネタ本」の使い方
この参考書を使う際に心がけておきたいのは、「文章をそのまま暗記しない」ということです。
必ず自分の言葉で置き換えて覚えることを意識しましょう。
とはいえ、読んでる最中にそれができているかを確かめるのは難しいので、
・本を見ずに、本書内で取り上げられていたキーワードについて自分の頭の中で説明しようとする
・家族や友人、講師など対話相手をおいて、テーマやキーワードについて話を深める
などをして、きちんと自分の言葉で物事を説明できるようになっているかチェックしましょう。
「定義」「必要性」「必要性の背景」「対応策・解決策」「小論文にする時のポイント」は、覚えるというよりも読んで自分で解釈するという意識で読み進めましょう。
小論文を解く際には読解力も必要ですから、この意識をすることで総合的な「小論文力」アップにつながります。
また、「関連キーワード」で自分の知らなかったものが出てきた際にはしっかり覚えましょう。
例示や根拠の提示で使えるようなものがたくさん載っているので、小論文あるある「主張はあるけど客観的な根拠/裏付けの例示がない…!」といった事態では大いに貢献します。
「過去の入試問題例」や解説付きの問題は考える力・書く力を養うことができます。
それまででインプットした知識をどのように活用するのかを学びましょう。
家族や友人、塾の講師などの協力相手がいるのならば、ぜひ一緒に取り組んでみましょう。
対話をすることで自分の主張もはっきりしてきますし、自分では気づかなかった視点を発見できたり、根拠が独りよがりなものになっていたら指摘してもらったりすることもできます。
「小論文の完全ネタ本」をマスターすれば…
この参考書をマスターしてしまえば、正直小論文で恐れることは何一つありません。
そのくらい良い参考書ですので、このブログを参考にして、皆さんも「小論文の完全ネタ本」シリーズに取り組んでみてくださいね!
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