浪人生が受かるか受からないかは春に決まる
こんにちは。武田塾新杉田校、教務のHです。
今年の受験期間もほぼ終了し、浪人が決まった人たちは決して楽しい気分ではないだろう。
そんな人たちに追い打ちをかけるようで申し訳ないが、今回のブログは非常に厳しい内容となっている。
絶対に心が弱っているときに読まないように。
覚悟を決めたら読み進めて欲しい。
数々の浪人生をみてきた中で私が感じたのは
「受かる浪人生」と「受からない浪人生」
はこの時期にほぼ決まるということだ。
浪人生の７割は１年で成績が上がらないという事を聞いたことがないだろうか。
私の体感だがかなり信憑性のある数字だと思う。
そこで今回は「受からない浪人生」がしがちな春の行動を５つ紹介する。
自分に当てはまっていないかどうか考えながらじっくり読んで欲しい。
今すぐ改善すべき浪人生春の行動５選
①何となく4月位まで遊べると思っている
あなたの浪人生活はもう始まっている
浪人生は周りが卒業式とか卒業旅行でとても楽しそうしているのを見ることもあるだろう。
当然友人から遊びの誘いもあると思う。
行くなとは言わない。
去年の悪いイメージから気持ちを切り替えることも大事だ。
ただ、自分はもう浪人を決めた時点で浪人生になったという自覚を持とう。
あなたの受験はもう始まっている。
大学進学の決まった人間と浪人生ではもう決定的に立場が違う。
一方は一つの目標を達成した立場であり、一方は目標を達成する途上である。
浪人生の目標はたった一つ
「来年大学生になる事」
それ以外にはない。
そのために今この瞬間から何が出来るか考えよう。
②受からなかった理由の分析が浅い
同じことの繰り返しをしない
よく聞くのは「もっと時間があれば受かった」という浅い結論。
本当に自分が落ちたのは時間だけが原因か？
勉強法に問題はなかったか？そもそもなぜ時間がなかった？
学習計画は徹底してた？実現可能な計画だった？
自分の実力はしっかり把握できているか？なんとかなると過信していなかった？
総合すると結論として「時間が足りなかった」に行きつくこともあるだろう。
しかしそれに至るまでの原因の分析が出来ていないと、確実にまた今年も同じことを繰り返す。
何故受からなかったを考えるのは辛い。
しかしそこに目を向けないと受かる浪人生にはなれない。
③塾選びに時間をかけている
塾に入るなら行動は迅速に
毎年５月～6月になると受験相談に一定数の浪人生が来る。
浪人が決まってから２～３カ月何をしていたのか聞くと
「どの塾にするか悩んでいた」と答える人が多い。
まったくもって時間の貴重さが分かっていない。
そもそも集団塾なら4月からカリキュラムが組まれているはず。
それに乗れずにズルズルと2カ月3カ月悩んでいるのは勉強せずにサボっているのと大差がない。
塾に入るも入らないも自分の勉強スタイル次第だが、ほんの少しでも自分一人で大学受験に立ち向かう不安があるのなら塾や予備校に入るべき。
無駄な不安で勉強のパフォーマンスを下げない方が良い。
一番問題なのは「塾選び」も勉強の内だと思っているタイプ。
いくら慎重に塾を選んでもそれだけでは成績は伸びない。これは学習計画も同じで、立てただけでは意味がない。
大げさに聞こえるかもしれないがそこに余計な時間をかけるなら一つでも英単語を覚えた方がマシだ。
④生活リズムが乱れている
学校に通っていた頃のリズムで過ごそう
「夜の方が集中できるから」といって昼夜逆転する浪人生が一定数いる。
最新科学では昼型・夜型は遺伝子できまるという学説もあるので一概には言えないが、大体こういう発言をする浪人生（とくに春）は昼間勉強しなかったことの言い訳なので要注意。
受験生活が進み自身の立てた計画に遅れが出てきて挽回するために睡眠時間を削りすこしづつ夜型になるならまだ理解が出来る。
しかし勉強計画を立てた直後の春にそれはあり得ない。
もしそうだとしたら勉強計画が根本から間違っているか、自分の1日の勉強可能時間を過信しすぎている。
現実的な計画を練り直そう。
あと昼夜逆転をお勧めしない理由は、大学は普通に昼に通うので夜型生活に慣れすぎると大学通うのがつらい。
ご存じの通り入試も昼間に行われるので極力生活リズムは乱すべきではない。
⑤安易に志望を上げようと思っている
まずは去年辿り着かなかったレベルを目指そう
浪人したらとりあえず志望をあげるというような風潮がある。
志を高く持つこと自体は素晴らしい。
しかし千里の道も一歩からという言葉もあるようにどんな事でも手近なところから始めるべき。
まずは去年自分が辿り着かなかったレベルに確実に辿り着くことが重要。
一つでも大学に受かっていてそれでも浪人すると決めた人と、どこにも受からず浪人することしか選べなかった人とは状況はまるで違う。
自分が去年どのレベルまで辿り着いていたのかを、厳しく客観的に判断しよう。
また偏差値だけで大学を選んでないかを今一度しっかりと考える必要がある。
進学した大学の先に本当に自分のやりたいことがあるかどうか冷静に考えてみよう。
もう一つだけ付け加えるなら一度志望を上げると決めたなら、どんなことがあっても今後指針をブレさせない事。
浪人生活が辛いからといってまた志望を変えるような事があるとドンドン楽な方に流れてしまう。
今年の方針はよく考え決断しよう。
浪人生活で最も重要な事
「自己管理」が出来ないなら宅浪はやめよう
今までは学校生活という軸があったと思うが、浪人生活を始めてみると本当に自分次第ということが分かると思う。
いい意味でも悪い意味でも自由なので、サボろうと思ったら無限にサボれるし、頑張ろうと思ったら無限に頑張れる。
正直言って自己管理能力は気合や根性では身につかない。
今までの自分の人生を振り返ってみて自己管理能力に自信がないなら宅浪はおススメしない。
潔く予備校や塾に通い、生活の軸をそこに置いた方が良い。
一番最悪なのは夏ごろまでダラダラと宅浪して結果がでずに後手後手で塾に通うような浪人生。
出来ない事は出来ないと割り切る決断も必要だ。
武田塾は学習管理のための塾
自己管理能力に不安がある人は武田塾の学習管理を体験して欲しい。
合格までの年間プランから模試などを基準とした中期的な目標設定、そこから逆算される日々の学習の内容とその改善など、塾生の勉強のあらゆる問題を徹底管理する。
武田塾のシステムは受験生に「勉強以外のことをさせない」ようにすることが目的だ。
自己管理が徹底できる人には恩恵は少ないが、自己管理ができない人には大きな効果がある。
浪人生活に少しでも不安があるなら一度無料受験相談で今年の計画について話しを聞かせて欲しい。
時間の貴重さは去年に身にしみてわかっているはず。なるべく早く行動しよう。
最後に
一貫して厳しい口調で書いたが、これは筆者自身の過去の反省を元に至った結論でもある。
自分自身で経験し、無駄な時間を過ごしたと何年経っても後悔しているからこそ、同じ轍を歩んでほしくないと切に願う。
マジで人生は短いし若いときの時間は貴重だから、今年１年間死ぬ気で頑張って、大学生活を一刻も早く謳歌したほうがいいよ！！
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自学自習を推薦する武田塾の仕組み
①授業は「わかる」だけ。自学自習で「できる」ようにする。
勉強の３ステップは
「わかる・やってみる・できる」
今までのように授業を受けただけでは成績は伸びません！
重要なのは
「やってみる」
＝「実践する」こと。
何度も実践を繰り返してやっと
「できる」＝テストで点が取れる
ようになります。
武田塾は「わかる」ことよりも
「やってみる」「できる」
を重視したシステムになっています。
②みんなと同じペースでは逆転合格はできない。
上の図の黒い矢印は一般的な予備校が設けている通年のコースです。
スタートラインをみると
早慶コースは春の段階で偏差値60
となっています。
現状の偏差値が60より低い場合は
最初から授業について行けない
ことがほとんどです。
偏差値が志望校のコースのスタート地点より低い場合、みんなと同じペースで勉強しても逆転合格は出来ません。
ですので
他の生徒がやっていない
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で勉強を進めることが必要です。
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