試験前日まで英語の成績が上がる??
受験生の皆さん、
過去問演習は進められていますか?
「まだまだ点数にムラがある」
「過去問を解くたびに不安になる…」
「そもそもまだ過去問買ってない!!」
など人それぞれ思うことはあると思います。
ただ、この時期に滑り止め校~実力相応校レベルの過去問演習には入れていない人は要注意です!
第一志望の過去問を解く時間が無くなってしまうか、
それ以外の大学への対策がおろそかになってしまいます。
すぐに書店に向かい赤本を揃えてください!!
さて、今回は「直前期の英語の伸ばし方」についてご紹介していきます。
もっと言えば「過去問演習を重ねていく中での英語の伸ばし方」についての記事になります。
受験本番まで残り数ヵ月のこの時期だからこそ、正しい勉強法で自学自習に臨んで欲しいです。
過去問を解いてみていきなり目標点を取ることは 難しいと思います。
なので、今回は赤本の演習→復習というプロセスの中で最大限効率的な勉強法を教えちゃいます!!
英語で伸び悩む原因
伸び悩む受験生の特徴として、復習が正しく行われていないことが挙げられます。
「過去問を解いてても点数があがりません。どうすればいいですか?」
この時期の受験相談でもよく上記のような相談を受けるのですが、
そもそも過去問を解いただけでは点数は伸びません。
もちろん傾向慣れなどで多少点数は変わりますが、
それは現状の実力を発揮しやすくなるための練習であり、
根本的な学力が上がっているわけではないです。
それでは学力が上がる復習とはなにか?
ずばり、今できていないことをできるようにする復習のことです。
なんだか当たり前のこと過ぎて拍子抜けですね。
ただこの当たり前ができていない受験生が本当に多いんです!
過去問演習→丸付け→復習→自己分析→反省点を活かして過去問演習→…
このサイクルができていれば成績は勝手に上がっていきます。
逆にできていなければ成績は上がりません。
とりあえず解いたら丸付け、そして解説を読み込んで復習まではほとんどの受験生が行えていると思います。
ただ、その次のステップの自己分析(なぜその問題を間違えたのか?残りの期間でどう改善していくか?を分析すること)までできている人はあまりいません。
そこで、下に受験生が躓くポイントをまとめましたので
それを基に、自分が点数が上がらない理由について先ずは分析していきましょう!
正しい過去問演習のサイクルが身につけばやれば、あとはやった分だけ成績は上がっていきます!!
受験生の躓くポイント
英語の問題は大別すると文法問題と長文問題になります。
なので2つのパートに分けて受験生が躓く原因とその改善点をまとめました。
自分に当てはまるな~というところを一つ一つ改善していけば必ず点数は上がっていきます!
文法問題編
①解説を読んでも理解できない。
→問題のレベルが合っていないです。
「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」や「大岩のいちばんはじめの英文法」など、文法の基礎の参考書から見直していきましょう。
武田塾のペースだと3週間で文法の基礎範囲を1周できるので、
冬休みまでにこれらの参考書を一通りやってからの過去問演習が望ましいです。
②解説を読めば全然分かるのに初見だと間違えてしまう。
→細かい文法事項の識別や問題文の意図が分かっていない可能性が高いです。
問題文からどんな文法事項が問われているのか?選択肢はどこでひっかけようとしているのか?ここら辺を意識ができていないと知識はあるのに問題は解けない状態になってしまいます。
改善案としては、復習の際にすべての選択肢の解答の根拠を考えることです。
なんでこれが正解なのか?ほかの選択肢はなぜ間違いなのか?すべて説明できるようになるまで復習していけば点数は上がります。
そしてそこまで拘っていくと過去問の解説だけでは足りない可能性があります。不正解の選択肢の根拠まで載っていない場合は「Vintage」などの参考書で類題を探すか、人に質問するなどして必ず解決してから次の問題に進んでいきましょう。
③解き終わらない。
→時間をかければ解けるのに…。こちらも②と同様に復習を細かくやることで改善できます。
英語の文法は基本的に消去法ではなく即答法で解くことが望ましいです。
問題文を見た時点で出題者は何を聞きたいのかを考え、先に自分の答えをイメージし、それに合った選択肢を選べるようになると一気に回答速度は上がります。
④並び替え問題や正誤問題など聞かれ方が変わると落としてしまう。
→分野別の参考書に取り組みましょう。「英語整序問題200―短期で攻める」「スーパー講義英文法・語法正誤問題集」などがおすすめです。
それぞれの出題形式に正しい解き方や考え方があります。
今回紹介した参考書にはそういった解き方が最初に記されています。
闇雲に問題数をこなす前にそういった正しい知識を身につけましょう。
※熟語問題に注意 ※
入試では文法の大問と言いつつ、ただの知識問題が出ることもしばしばあります。
これは回答の根拠云々ではなく、ただ知っているかどうかを問われるだけの問題です。
初見で解く際には、時間をかけたらわかる類の問題ではないので知らなければ飛ばしましょう。
復習の際には普段自分が使用している単語帳や熟語帳に出題された知識が載っているかを確認しましょう。
載っていないものに関しては間違えてしまっても仕方ないです。復習の中で覚えていきましょう。
こういった知識問題には時間をかけ過ぎないようにしましょう。ただ暗記するのみです。
長文問題編
①そもそも知らない単語が多い。
→基礎単語の見直しから始めていきましょう。
「システム英単語Basic」や、「ターゲット1900」の1~1500の範囲などに漏れが無いか確認しましょう。
武田塾では効率的な単語の覚え方から勉強法を指導しています。
基礎単語から見直しが必要な人は下手に長文演習に時間を割かずに、先ず単語の習得に注力してください
②訳し方がわからない
→単語や文法では困ってないけど、うまく訳せない。すべて直訳になってしまっている。
そんな人は構文の取り方を確認しましょう。
英文にはルールがあり、決まった型があります。この決まった型が「構文」です。
基本第五文型から始まり、関係代名詞や文詞構文などの文法事項が含まれる文など私大の難易度によってどんどん文は長くなっていきます。
ただ元を正せば簡単な構文の集まりに過ぎません。
基礎レベルであれば「英文読解入門基本はここだ!」、標準レベルであれば「入門英文解釈の技術70」、応用レベルであれば「ポレポレ英文読解プロセス」がおすすめです。
解釈系の参考書にて構文の知識を詰め直していきましょう。
③解き終わらない
→時間をかければ解けるのであれば、あとは正しい読み方を身に着けていけば自然と読解のスピードは上がります。
日東駒専レベルであれば基礎の単語、文法が正確に入っていれば制限時間内には解き終わるはずです。
なので、そこで躓くのであれば普段の単語暗記のスピード感に問題があるケースが多いです。
基礎単語は単語を見たら1秒で意味が浮かぶようにしましょう。
MARCHレベルであれば多少見たことない単語も出てきますし、長文も一気に難しくなります。
なので如何に設問の根拠になる部分を見抜けるかが重要になります。
訳せない文があってもその次の文から類推することができる場合も多いので、
復習の際には「どこの文が訳せていればこの問題は解けたのか?」を徹底的に確認しましょう。
意外と訳せない分があっても解ける問題は多いです。
早慶レベルにもなると基本的に時間は足りないように設定されています。
文の長さも語彙・構文のレベルもMARCHレベルまでとは段違いです。
これを攻略するカギは、解ける問題か否かの見極めです。
解けない、ないし解くのにかなり時間のかかる問題は、いわゆる捨て問です。
これに挑んで時間を浪費するより、他の問題に時間をかけて確実に解きましょう。
この判断力を養うには、過去問演習の積み重ねしかありません。
記録する
さてここまで、過去問演習を通じた分析の仕方についてお話ししてきました。
ここでひとつ、忘れてはならないことがあります。
それは、解いた過去問とその分析を記録していくことです。
この時期には、実に多くの問題を解くことになると思います。
その1つ1つについて上記のように詳細な分析をしていくと、情報量はどんどん増えていきます。
頭の中だけではとても処理しきれません。
また、赤本やそれをコピーした紙などに記録しておくと、あとで見直すのが困難になります。
そこで武田塾は、『赤本ノート』の使用を推奨しています!
赤本ノートとは、『赤本』の教学社が販売している過去問の振り返り用ノートです。
全国の書店にてお求めいただくことができます。
装丁や規格は一般的なノートと同じです。
紙面は、正解率や所要時間を記録する欄や反省点を書く欄など、いくつかの記入欄に分かれています。
これらの記入欄をすべて埋めることで、
自己分析と過去問研究の大部分を済ませることができます。
また、すべての演習結果と反省が1冊のノートにまとまっていることで、
後になって振り返りやすくなります。
赤本ノートをうまく活用して、効果的に自己分析をしましょう!
まだ間に合う!
受験シーズンは直前にまで迫っています。共通テストまではおよそあと50日です。
しかし、まだ諦めていけません!
50日あれば改善できることはたくさんあります。
たとえば単語は、1日たった10個覚えるだけでも、
共通テストまでに500個も覚えられるのです。
今のうちに自分の弱点を炙り出し、本番までにひとつひとつ潰していきましょう!
もし英語の伸ばし方についてさらに聞きたいことがある方は、
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