長文が読めない・解けない!そんなあなたへ打開策を紹介!
英語の長文が理解できない…
そんな悩みを持った方はとても多いと思います。
何をやれば英語の長文が読めるようになるのか、今回はみなさんに英語の長文の攻略法を紹介します!
ワンステップで英語の長文を読めるようになるわけではない!
鍛錬の先に「読める」がある
受験生の皆さんには悲報かもしれませんが、英語の長文を読めるようになりたいという思いを持っても、そこに「これをひとつやるだけであなたは今日から英語の長文がスラスラ読めるようになりますよ!」といったラクな道は存在しないのです。
英語の長文は、英語力が一番問われる問題形式です。
言い方を変えれば、今までで身に付けた英語の知識を総動員して解く必要があります。
ここで、「あ、私には無理かも…だって今まで全然英語の勉強やってこなかったし…」「今さら何からやればいいのかわからない」と思った皆さん、安心してください。
始めるのに「遅い」はありません。
これから解けるようになればいい、それだけです。
それでは、英語の長文が読めないと感じている皆さんに、何をすれば読めるようになるのかひとつひとつ説明していきます。
英語の長文ってなんでこんなに難しいの?
英語長文に苦手意識がある皆さんは、いったいなぜそれを「難しい」と感じているのでしょうか。
それを自分の中ではっきりさせることで、解決策も編み出しやすくなります。
ここでは、主に英語長文が難しいと感じられる原因を3つ挙げていきます。
知識が足りない
先ほど、「英語の長文は今まで身に付けてきた英語の知識を総動員して解かなければならない」という話をしましたよね。
英語長文が読めないと感じている方は、まず自分が今どれだけの英語力を持っているのか、それについて考察してみるといいでしょう。
長文を読むのに単語力と文法力なしには戦えません。
基礎的な単語帳に載っている単語が半分も覚えられていないのに難関大の英語長文を読むことはできませんし、長文になればなるほど倒置や修飾が多かったり、仮定法などの複雑な文構造の文が多かったりするので、基礎の文法はマスターしておく必要があります。
英語長文が苦手だ、読めないと感じている人は、まずは基礎的な英単語長や文法の参考書を使って、単語と文法をマスターしてしまいましょう!
文章の概要がつかめない
「単語と文法はマスターしたのに、英語長文を読み切っても何を言っていたのかイマイチ分からない…」という方もいるでしょう。
文章の概要がつかめない、というのは、文章の全体像が分からないということです。
そのような人は、一文一文を理解することに莫大なエネルギーを注ぎ込み、文章全体の論理構造を無視したまま読み切ってしまっている可能性があります。
そうならないために、いくつかの点を押さえて読んでいく必要があります。
そのコツついては後ほど説明します。
読むスピードが遅い
「宿題では解けるのに、テストや模試で英語長文が出てくると読めなくなってしまう…」という方は、読むスピードが遅いのかもしれません。
単語力や文法力が身についていれば基本的には読むスピードが速くなるのですが、専門用語などが多く使われた英語の長文でその単語に執着してしまうと文章を読むスピードは遅くなってしまいます。
後ほど解説しますが、長文の中で分からない単語が出てきたときはあまり気にせず読み進めた方がいいのです。
また、英語の文章を読み慣れていない人にありがちなのは、一文を後ろから読んで一語一語訳していくというプロセスを踏んで長文を読んでいるということ。
この読み方では当然読むスピードは落ちてしまいます。
シャドーイングや、たくさんの英語長文と触れることで返り読みする癖を無くしていきましょう。
英語長文が読めるようになるコツ!
接続詞に注目して文脈を把握
皆さんは、英語の長文を読む際、何に注意して読んでいるでしょうか?
実は、英語長文は「接続詞」に注目することで、話の流れが掴みやすくなります!
接続詞は順接と逆接に分類することができますよね。
逆接、例えば But や However などは、その後の内容が前の内容と相反することがほとんどです。
順接も例えば、
You explained the rule to me, so I got it.
(あなたがそのルールを説明してくれたので、私は理解しました。)
という文章の“so”に注目すると、前半部分が後半の根拠となっていることがわかります。
つまり、英語の長文を読んでいく中でも“so”が途中で出てくれば、その後に書いてあることの根拠は“so”よりも前の部分に書いてある、ということが分かりますね。
このように、接続詞に注目して英語の長文を読んでみると、文章の内容を把握しやすくなります!
分からない単語があってもくじけない
英語の文章を読んでいて、「あれ…この単語の意味わからない…」となった経験はあるでしょうか。
かなり多くの人が経験済みだと思います。
そんな時、その単語の意味を考えてずっと同じ文ばかり見てしまってはいないでしょうか。
もちろんできるだけ多くの英単語を覚えていた方が良いことには間違いないのですが、実際に大学の入試問題ではかなり専門的な学問領域の英単語が出てくることもあります。
そこまでの対策はできないですよね。
それなら基本の英単語を網羅してしまった方がよっぽど実践的です。
では、意味のわからない英単語が英語長文に出てきた時、どうするか。
それは、ひとまず無視する、です。
わからない単語があったとしても、長文全体の内容把握には大して影響しない場合も多くあります。
また、大学生でも分からないような難しい専門的な単語は、問題制作をする側もその単語を学生が知らないという前提で、その後の文を読み進めていくことでその単語の意味がわかるという仕組みで文章を作っていることがほとんどです。
よく分からない英単語が出てきても焦らず、まずはその後の文章を落ち着いて読み進めていくのが良いでしょう。
文章にどんどん書き込む
長文の場合は特に意識的に書き込んでいくのが文章の理解への近道であると言えるでしょう。
もちろん無理矢理たくさん書き込んでいく必要はないのですが、「後半部分を読んでいる途中だが前半部分の内容を少し忘れてしまった」「出題された問題に対応する箇所が文中のどこかにあるはずなのだが見失ってしまった」ということが英語の長文では起こり得るのです。
そういったことを避けるためにも、接続詞に印をつけておき文章の流れを一目で分かるようにしたり、複雑なことが書いてある部分は自分でその横に日本語で軽く内容を書き入れておいたりすることで文章を理解しやすくなり、問題に回答する時間の短縮にもなります。
たくさんの文章を読む
習うより慣れろ、という言葉がありますが、まさに英語長文が読めるというのは「慣れ」なのです。
ここまで書いてきたコツを覚えたり、英単語をインプットするのも大事ですが、とにかくたくさんの英語長文に触れ、実際に読んで解いてみることで「こうやって読んでいけば良いのか!」という手応えを感じることができます。
なんとなく抵抗感があって英語長文に触れられない人はまずはワード数の少ないものから読んでいき、どんどん長い文章を読んでいけるように練習すると良いでしょう。
おわりに
今回の記事では、英語の長文が読めるようになるコツを紹介しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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