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「暗記科目」の勉強の仕方について 【日本史】【世界史】など

「暗記科目」の勉強の仕方について 【日本史】【世界史】など

暗記科目

こんにちは、武田塾巣鴨校です!

みなさんは、「社会」の勉強は好きでしょうか?

社会系の科目といえば、日本史・世界史など、
いわゆる「暗記科目」と呼ばれる科目で、苦手としている人も多いと思います。

今日はそんな社会系の科目の勉強の仕方についてお話したいと思います。

 

流れを意識しながら参考書を読む

学校などでもよく「歴史は流れが大事だ」ということを言われていると思いますが、
これは非常に重要な観点です。
とにかく暗記をすれば点数が伸びるのだと思っている受験生の中には、
いきなり一問一答系の問題集を極めようとする人がいますが、
残念ながらそういう人の多くはすぐに挫折してします。

まずは講義系の参考書を購入して、大雑把に流れを掴みましょう。
この段階でおすすめの参考書としては、日本史で言うと『金谷の日本史』シリーズなどが挙げられます。

世界史だと、『一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書』などがおすすめです。このシリーズは、どちらかというと「読み物として通読できる」というところに重きが置かれているため、受験用としては別の参考書が必要になってきますが、最初に全貌を把握する手段としては非常に良い本です。

 

用語を覚える

そして、ここが最も大変な部分でもありますが、
ある程度流れがわかったら、重要度の高い用語(最初はあまり詳しすぎない方が良い)が
まとまった問題集を一冊覚えきりましょう。
武田塾で推奨しているものとしては、『スピードマスター日本史問題集』『日本史用語 2レベル定着トレーニング』『世界史マルチトレーニング』などがあります。

 

用語を覚えるとはどういうことか

その際重要なのは、用語を「覚えたつもり」になっていないか? ということです。
「いくら勉強しても日本史が伸びない……」という悩みを持つ人にありがちなのは、
たとえばスピードマスターだったら、スピードマスターの穴埋めは埋められるけれども
入試問題などで別の聞かれ方をされると全く用語が書けない
というパターンです。

そしてその原因は、用語を「内容」ではなく、
参考書内ページのレイアウトで覚えてしまっていたり、
同じ問題をやりすぎてなんとなくリズムで覚えてしまっていたりすることにあります。

学校の定期テストの勉強をするときに、
ノートのどの辺に何が書いてあったのかをなんとなく覚えてしまうことってありますよね?
それが問題集でも起こっていると考えてください。

学校の定期テストぐらいであれば、案外それでどうにかなったりもしますが、
入試問題の場合はそうはいきません。

では、このように「応用が効かない」暗記になってしまっていないかどうかを確認するためにはどうしたら良いでしょうか?

やり方は様々ですが、ひとつにはたとえば、
問題集の「答え」の用語を見て、
その用語の中身が説明できるかを確認していくというやり方があります。

中身を詳しく説明するのはなかなか難しいかもしれませんが、
ひとつの用語に対して何かひとつでも紐付いた知識があれば、
その用語が問題で聞かれたときに答えられる可能性があります。

しかしそれが全く出てこない場合、たとえば「西郷隆盛」という人物名は
知っているにもかかわらず、西郷隆盛が具体的に何をしたのかをひとつも挙げられなければ、
この用語は入試で問われてもきっと書けないし、点数につながらないと思います。

このように、ある程度用語を覚えたと思った時点でセルフチェックをしてみると、
自分が「覚えた」と思っていた用語に対する理解が極めて曖昧なことに気づけるはずです。

社会、とりわけ歴史系科目の「復習」の際には、
問題文→用語 を確認するだけでなく
用語→問題文
という流れで、「何が問題文にあったらこの用語を答えるのか」を考えるクセをつけましょう。

 

用語を覚えると流れも入ってくる

さて、以上のように、ひとつの用語に対して
「とっかかりの情報」がいくつか入った状態になったとします。
この状態になったら、再び講義系の参考書をしっかり読んでみましょう。
最初に読んだときよりも、内容がすらすらと入ってくるはずです。

この段階まで来たら、講義系の参考書を、
情報量が多いもの(石川の実況中継など)にレベルアップしても良いでしょう。

そして講義系の参考書を読むと、用語に紐づいた情報も自然と増えていきます。
ここまでが正しいやり方でできていれば、ある程度のレベルの大学の入試問題は解けるはずです!
あとは問題演習を通して、知識が不十分なところを詰めていけば、きっと合格レベルに到達できます。

 

まとめ

以上のお話をまとめると、

まず、歴史の全体像をおおまかに把握する
→頻出の用語をひとつひとつ使える知識にしていく
→改めて講義本を読んで、全体の因果関係や、用語に付随する知識を増やしていく

といったように、理解と暗記を行ったり来たりしながら学習を進めるのがおすすめであるということです。

用語が曖昧なまま講義本をなんとなく読むだけでは理解は深まらないし、
先に用語だけを完璧に覚えようとしても必ず挫折します。

 

ちなみに武田塾では……

武田塾の個別指導では、講師が皆さんに対して講義を行うのではなく、
皆さんの方から、歴史的な事象について説明することを求めます。

わからない部分の解説をすることよりも、
自学自習で本当に中身の伴った勉強ができているのか、
また、できていないのであれば、できるようにするためには
どのように参考書を読み、知識の整理を行い、自分の理解度を確認すれば良いのかといった
勉強のやり方に関する指導を重視します。

(もちろん参考書を読んでも理解できない箇所、補足が必要な個所については疑問点の解消を行いますのでご安心ください!)

 

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