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共通テスト第2日程終了!難易度に差はあった?速報レビューします!

こんにちは!武田塾巣鴨校です。

 

1月30日・31日に大学入学共通テスト第2日程が終了しました。

学習進度の遅れや新型コロナウイルス感染者および濃厚接触者などへの配慮がメインの実施理由ですから、受験者は多くありません。

ただ受験生の皆さんとしては「第2日程の方が簡単だったらどうしよう……」となっていても良くないですから、まずは結論から言おうと思います。

 

(英数国で見れば)

第1日程と大きく難易度が違うということはありませんでした!

 

各教科の第1日程やセンター試験との傾向の違いについてお話ししようと思います!

center-exam

英語:新傾向はあるも難易度は変わらず

全体的な難易度感や語数は特に大きく変わっていません

(第2日程の中間集計を見る限り平均点が下がって難化しているように見えますが、母集団の大きさなど大きく異なるため一概に点数だけでは判断できません。)

 

新傾向問題として、本文がなく表のみから読み取る問題がありました。(第2問A)

とは言え、この問題で難しかったのは本文がないことではなく、

factとopinionの問題だったことの方にある思います。

 

大学入試センターの方針として、本文読解というよりは、

本文やデータから様々なものを読み取ることに重きを置いていることが裏付けられたようです。

 

数学Ⅰ・A:やや難は計算量増加のせい?

数学Ⅰパートでは、データの分析に取られる時間が増えたように感じます。

単純な読み取りだけでなく、具体的な数値を絡めた計算が時間を奪うような構図でした。

その他の関数などは大きく変わらない様相です。

 

数学Aパートでは、計算自体はそこまで複雑ではないものの、

変数が4つあったり(整数)、単純に計算量が増えたり(確率)と、

見た目のインパクトで点数を落としてしまった可能性は否めません。

 

結果として、やや難程度の難易度だったと思われます。

 

数学Ⅱ・B:誘導に乗る難易度がセンター並みに戻った

数学Ⅱパートはおおよそ第1日程と変化はないように思います。

三角関数が少し解きにくいようにも思いましたが、しっかり対策をしている生徒であれば初見であったとしても対応できる範疇です。

 

数学Bパートが第1日程に比べると難化傾向です。

もともと第1日程の数列・ベクトルともに丁寧に誘導が成されており、

これが平均点大幅増加に寄与していたはずです。

その難易度から、センター試験レベルまで戻ったという方が正確なような気がします。

 

総じて数学Ⅱ・Bも、やや難程度の評価に収まったような印象でした。

 

国語:センター形式に慣れ親しんでいれば「やや易」

(私は古典関係はめっぽう弱いので現代文の評価になってしまいますが)

第1日程に比べると、よりセンター試験のような形式に戻ったような形式でした。

 

評論・小説ともに、模試でよく出てくる形式の「生徒が対話している状況」からの出題があり、

第1日程に見られた「生徒のノートの穴埋め」はなくなりました。

また、6個の選択肢の中から2つ選ぶ、などのような複数回答の問題が増えたのも特徴的です。

 

現代文文章の難易度自体は大きく変わりません。

模試や過去問などの努力がちゃんと反映できる試験に落ち着いたと思います。

 

 

問題訂正が多い?細微なものから大きい変更まで

今回の共通テスト第2日程では、全教科合わせて10か所の訂正が入りました。

やはり今から約1年前に新型コロナウイルスが流行りだした背景を鑑みると、

急ピッチで作った問題なのだろうなという憶測も飛び交います。

問題訂正が入ったときの対処も、模試から学び取っておく必要がありますね。

 

 

1,2年生はこの試験をどう使うか?

第1日程の試験も第2日程の試験も、大学入試センターの作成した本物の大学入学共通テストです。

貴重な本物2回分を使わない手はありません。

両方とも過去問として、ある程度の基礎力が身についた時点で取り組むべきです。

来年の試験はこれら両日程の要素が1つも試験として融合する可能性もありますから、

両日程共に完璧に仕上げていきましょう!

 

武田塾巣鴨校では、そのほか過去問の使い方についても

無料受験相談でお話していきます。

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