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【理系非受験学年用】共通テストの特徴から理科の考え方アドバイス!

みなさんこんにちは!武田塾巣鴨校です。

 

共通テストが終わり、各予備校からその講評が出てき始めました。

私も物理・化学と解き、生物も若干かじっているので問題を見流してみて、

今後の高1,2生にとって必要だと思った勉強についてお話していこうと思います!

これから共通テスト対策をする高1,2生必見です!

 

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共通テストは定性的理解を求めている

まず、「定性的」「定量的」の違いについてお話しておこうと思います。

例文を見ると分かりやすいと思いますが、

 

定性的:

救急車が近づいてくるときに音が高くなる

定量的:

救急車が速度vで近づいてくるとき、音速をVとすると周波数fはf=(V/(V-v))f0

 

つまり定性的な理解とは、物事を数値的でなく、現象としてとらえることと受け取ってください。

対して定量的とは、厳密に数値によって現象を説明している状態を表しています。

 

話を戻しましょう。

共通テストで問われたのは、定性的な理解の方でした。

去年のセンター試験に比べると、相当数値計算は少なくなっています。

 

つまり、共通テストで問われていた力は、因果を考えてどんな現象が起こるのかを考えることです。

字面で見ると結構簡単そうに見えるのですが、公式を暗記することで理解をしていた生徒には

相当今回の問題は難しいものだったのではないでしょうか。

 

 

公式暗記だけではダメ!そこで何が起こるのかをイメージして!

内容が難しい分誤解が多いですが、理科ってどういう科目なのかを思い出してください。

物理であれば、物質の状態を数式で記述できます。

化学であれば、原子の状態を化学方程式で記述できます。

生物であれば……

 

理科という科目は、身の回りにある科学現象を理解する学問です。

実際に式を立てて計算した結果というのは、

現実で起こっていることを記述しているのです。

 

共通テストで問われていた力というのは、

現象を式に直して、その式が現実でどういう意味なのかを考えることにあります。

例を見てみましょう。

 

例:位置エネルギーとは何か?

 

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中学物理の範囲を覚えているか、物理基礎の範囲を触っている皆さんにお聞きします。

「位置エネルギー」というのはどうして基準点を変えると数値が変わるのだと思いますか?

 

例えば地上10mにあるボールには、地面を基準にすると10m分の位置エネルギーを有します。

一方で、地上10mを基準にすると、このボールの位置エネルギーは途端に0になります。

どうして同じ場所にあるのに、エネルギーの数値が変わるんだろうと思いませんか?

なんで位置エネルギーはころころ変わっても良いのでしょうか?

 

これを正確にパッと答えられる人はそう多くありません。

なぜなら、公式を暗記したところで答えにたどり着けないからです。

この答えを正確に記述するためには「エネルギーとは何か」をしっかり理解している必要があります。

 

では、エネルギーとは何でしょうか?

物理の計算はできても、エネルギーとは何かと聞かれたとき答えられない人が多いのだと思います。

これが、共通テストが難しく見える要因の1つです。

 

最初の位置エネルギーとはなにか?という問題は、

エネルギーが何かを理解できている人からすると一瞬で終わる内容でした。

(詳しく解説聞きたい方はぜひ無料受験相談へどうぞ。解説します。)

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何か起きているか?を常に意識して学習を!

まとめると、求められている力は

・数値の計算ができること

・何について求めたのか考えること

・物質の特徴をイメージできるようにすること

の3つに絞られます。

今までのセンター試験では、数値計算さえできていれば問題ありませんでしたが、

今年からは現象が重視されています。

実験を行ったときにどういうことが起こるのかイメージしながら問題を解くことが必要です。

これらを意識するだけで勉強の質が大きく変わります。

 

ここで案外役に立つのが資料集です。

学校の授業であまり日の目を見ないことの多い理科の資料集ですが、

共通テストの勉強のお供には必需品になると思います。

特に化学で実験器具を見る、反応物の色を見るなど、

教科書で補いきれないものがたくさん載っています。

ぜひ読んでみてください。

 

受験勉強、いつはじめる?

この記事を見ている高1,2生の皆さん、受験勉強始めてますか?

受験勉強は、志望に関わらず早い時期に始めた方が成績の伸びが良いものです。

特に理科社会は、学校によって最後まで授業で履修できない場合もあります。

終わったとしても受験直前というパターンが非常に多いです。

教科書をはじめとした参考書での自学自習を行わない限り、

受験までに間に合わないと思って勉強を先へ先へと進める必要があります。

 

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