みなさんこんにちは!武田塾巣鴨校です。
つい先ほど、大学入学共通テストの平均点の中間報告が発表されました。
総合的に、少しコメントをしていこうと思います。
得点調整について
「大学入試センター試験の本試験において次の各科目間で,原則として,20 点以上の平均点差が
生じ,これが試験問題の難易差に基づくものと認められる場合には,得点調整を行います。
ただし,受験者数が 1 万人未満の科目は得点調整の対象としません。」
これが大学入試センターの方針です。
現状だと、化学と生物、倫理と政治・経済が対象になりそうですが、
「試験問題の難易差に基づくもの」という表記が実は厄介です。
これはどういうことかというと、例えば化学という教科1つ取ってみても、
物理と一緒に履修している人・生物と一緒に履修している人・地学と一緒に履修している人・化学しか履修していない人
で平均点は大きく変わります。
この場合だと、物理と一緒に履修している人が一番化学の点数が高い傾向にあるそうです。
つまり平均点というのは、問題の難易度の差だけではなく、受験生の履修(受験)している科目の偏りによって変動することもあります。
よって単純に20点以上平均点が開いたからと言って、得点調整が行われるわけではありませんので注意しましょう。
詳細は1月22日(金)に情報が発表されます。
難易度について
センター試験とあまり変わっていません。
当初は1割ほど平均点が落ちるようなお話もありましたが、5教科7科目の国公立型受験で考えた場合、900点満点中10点程度しか変動がないように思います。
これまで通りのボーダーラインをそのまま適応できるかはまだ分からないところですが、ボーダーが1割落ちるということはなさそうです。
一見難化しているように見えるテストでしたが、ふたを開けてみれば大きく変わらない点数でした。
また、標準偏差も大きく変わりませんから、生徒の点数の散らばりも変化ありません。
作問が上手なのか、みんなが頑張ったからなのか・・・?
詳細なデータは、以下を参照してください。
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