こんにちは武田塾湘南台校です
今回は受験スケジュールについてお話ししていこうと思います!
皆さん!併願校などは決めましたか?何校受験するのか、何日にどこの大学をどの科目で受験するかなどをそろそろ決める必要があるかと思います。また現役生なら「まだ第一志望の大学がE判定で、、」なんてこともあると思います。そこでいくつかアドバイスをしていこうと思います
志望校を目指していますがE判定です
自分は志望校を貫きたいですが親は学校の先生から反対されており現実的な大学にレベルを落とすように説得されていますどうしたら良いですか?
「無謀」と言われても志望校を貫くのか、あるいはレベルを下げて妥協するのかですね
高校三年生のこの時期は諦めそうになっている受験生も増えているのではないでしょうか
この問題に正解はありませんが「志望校を突き通す」ことをオススメします
人生で苦労してまで何かを得たいという目標はなかなか持てるものではありません
結果がどうであれ目標に向かって必死に頑張ることは素晴らしいですし美しいと思います。しかもその必死に頑張った日々は無駄にならないと思います。今の日本社会では1~2浪と現役はそこまで差がないのでぜひ志望校を諦めずに頑張ってほしいです。せっかく4年間を大学で過ごすなら憧れていた大学で過ごす人生にしてほしいです。
私立志望の場合
早慶が第一志望でMARCHにレベルを落とすかというところは受験を終えた後にどうするか考えたらいいと思います。もし第一志望に受からなくて第二志望に合格し、そこに進学するかは終わった後考えましょう!とりあえず目先のやるべきことをやっていきましょう
国公立志望の場合
E判定で各教科の勉強が間に合っていないなら3教科に落として私立大学に絞るようにしましょう。国公立志望の場合は夢や理想&実力から判断して現実的な志望校を周りに相談して決めるようにしましょう。
もし仮に受験でうまくいかなくて第二志望以下の大学に行くことになったとしても通うことで魅力を新発見できる場合もあります。また受験でうまくいかなかったエネルギーを就活にシフトしていい企業などに就職するといった方法もあります。
私立併願校は何校まで?
「私立大学を何校受けていいか分からない」「入試は何日連続で行ってもいいですか」という質問が届いていたので回答していこうと思います
個人によるという前提を踏まえて読んでください
国公立志望の場合
私立併願数は3校程度にしましょう。2月は国公立の対策のラストスパートをかける時期になります。ここで入試に時間を奪われるのは得策とは言えません。だからと言って対策をせずにとりあえず数多くの私大を受験し滑り止めを押さえようとする人がいますが受からずに本命のロスになってしまいます。受ける大学を見極めて最低限の対策をするようにしましょう。
私立大学志望の場合
多くても10校まで
いちばん多いパターンは滑り止め2~3校、志望校のレベル1つ下2~3校、志望校と同じレベルの大学(志望校込み)2~3校の7~8校ほど受験するパターンです。
私大志望の場合、大学名で志望校を決める人が多いと思います。特定の大学に行きたいのであれば数多く受けたほうが合格しやすくなります。あくまで理論上の数値にはなりますが合格の確率が50%の場合、一校受験すると合格する可能性は50%です。ですが二校受験するとどちらかが合格する確率は75%に上がります。理論上の数値ですし問題との相性もあるので多少はぶれますが単純計算すれば受けた数が増えれば確率は上がります。その分対策を重ねる必要があるというデメリットが生じますがメリットデメリットを考慮したうえで何校も受験したほうが合格の可能性が上がります
学部ごとに入試傾向がすべて異なるということはありませんので一つの学部の入試勉強をするとその勉強が他の学部の入試にも活きます。基本的には同じ大学であれば入試形式が似ていることが多いので何個も受験してみるというのも一つの手だと思います
これらの問題は親御さんの影響もあります。受験料が一回3万円程度かかりますので受ければ受けるほど親御さんの負担になると思いますのでそこは各家庭で話し合うようにしてください。ただ受験して進学する大学のレベルが1上がれば生涯年収もかなり変わってくるので受験料は決して安くありませんが挑戦してみてほしいです!!
何日連続なら受験していいの?
Max3日
これには個人差あります。なので模試を受けたときを考えてみてください。模試を一日受けただけでかなり疲れませんか?集中力が長続きしない人は何日も連続で受験してしまうと疲れて実力が発揮できない可能性があります。それを考慮したうえでベストパフォーマンスの限界は三日程度だと言われています。
周りには体力があり5日連続で受験しても問題ない人もいれば私みたいに2日で疲れてしまう人もいるので絶対に3日までといった決まりはありません。
自身が受験したい大学で入試日程を組んだら予期せず4日連続で入試行かなければいけないなんて場合もありますのでそこは自分の実力だったり体力や費用、入試方式などを考慮して決めてほしいです。
この記事を読んでくれている受験生の中には一日12時間勉強してくれている人もいると思います。入試は遅くとも夕方には終わりますのでそう考えると普段の勉強の方が圧倒的に辛いです
なので自分に合っているのはどちらかを考えて受験戦略を組んでみてください!
過去問対策について
滑り止めの過去問は解いていますか?
第一志望の過去問を解くだけで第二志望以下の過去問を解かなくてもいいのでしょうか?
結論解きましょう!入試問題の形式が全く一緒であれば成立しますが全く解かずに受験するのは基本的にはなしだと思います。適切なタイミングで滑り止めの過去問も解くようにしましょう
実力はちゃんとついてますか?
第一志望レベルに上がる前の初見問題でどれくらい定着しているのかを見ましょう。
例えば早稲田志望の人の場合、「日東駒専?そんな過去問解く必要ないよ」と思い
進みがちですがいざ蓋を開けてみると安定して点数が取れない、基礎の抜けがあるといった場合があります。そういった事態を把握せずに先に進むと早稲田の問題、MARCHレベルの問題すら解けないといった事態が発生する可能性があります。そうなると早稲田志望なのに日東駒専すら受からなかったなんてことになるので第二志望以下であってもしっかり過去問を解くようにしましょう
いつ第二志望の過去問を解く?
実力相応の状況になった時
基礎から固めていき、武田塾の日大ルート、MARCHルートなどルートが終わった時に解くようにしましょう。特にMARCH・関関同立レベルの過去問などは片手間などではなくしっかり得点化するように受験戦略のプランに入れないとMARCHレベルで入試本番を迎えて第一志望ラインもぐらつてしまうなんてことを引き起こします。
「パッと解いてなんとなく出来ている」状態ではなく目標レベルの点数をきちんと取れるまで対策しましょう!
取れないならそれは実力不十分な状態なので無理して次のレベルに進まないようにしましょう。
また受験生にありがちなのが「滑り止めだし対策しなくてもいけるでしょう」と思って挑んだら問題の傾向が全然違うなんてことがあります
その例として明治学院があります。偏差値こそ55~57.5くらいですが記述の自由英作文が出題されたりするので対策をしていなかったら滑り止まらないことがあります。
偏差値だけで滑り止めを判断するのではなく実際の傾向を見てから決めるようにしましょう。対策なしで初見で挑んで合格できるほど受験は甘くありません。しっかり自分の実力を見極めて、最低限第二志望レベルの過去問は解くようにしましょう。第二志望以下の過去問演習の計画が抜けている受験生がとても多いです。
この大学は第一志望にしてる大学よりも偏差値が低いからまあ行けるだろ!と思っていたら形式や解くときに求められることが異なり相性が合わないなんてことがありますので気をつけましょう!そこでしっかりとプランを練り直し合格率が一番高くなるプランを考えましょう。
旧帝志望が早慶に落ちることなんてざらにありますし地方国公立志望の子がMARCHに落ちるなんてこともざらにあります。実際に過去問を解かないと分からないことなんてたくさんあります。ということは確実に受験した学校に合格するとなるとそれなりに全部の学校を対策しなければいけません。しっかり過去問演習もする計画も込みでの受験プランを立てるようにしてください!!
併願の組み合わせがあまりよくない大学たち
出願スケジュールを決め始める時期ですが食事と一緒で相性の悪い組み合わせがあります
今回は大学受験を併願する上で相性が悪い大学の組み合わせを紹介します!
①早稲田大学と慶應義塾大学
トップ受験生の人たちが早慶両どり!と果敢に攻めますがことごとく失敗しています、、
受験すること自体はいいのですが自身がどちらをメインに勉強進めていくかを決めておいてください
要するに軸を決めるということです
2校の最大の違いは「小論文か国語か」です
慶應だと基本的にどの学部でも小論文が課されます
早稲田は小論文の代わりに難易度が高い国語の試験が課されます。早稲田の国語は本当に難しいですとても難しいので早稲田の国語はきちんと対策をしないと曖昧な選択肢に惑わされてしまいます。慶応も早稲田も両方ともすごく難易度が高いので安易に両方に手を出すことはお勧めできません
合格する人は基本的に戦略を練っており似たような入試形式の大学を受験しています。英語なども難しさの種類が少し違います。第一志望以下の第二志望ですらきちんと対策しないと危ないです。早慶の両方を受験するのは対策が難しいので本命を決めて対策をした方が合格しやすいです。
②上智と早慶
昔のイメージだと「早慶上智」という言葉があったほど早稲田慶應の少し下が上智のイメージがありますよね。
「上智を滑り止めにしようかな」と考えている早慶志望の人はいませんか???上智の入試は他の大学とは異なりかなりクセがあります。受験するのは自由ですが対策が難しいです。
上智大学の入試方式には「共通テスト併用型」と「TEAP併用型」の2種類あります。TEAP併用型の場合は英語の試験は受験する必要がなくTEAPのスコアで合否が判断されます。TEAP試験とは英検に似たようなものであり、早慶の英語入試問題のような高度な読解力が求められるよりかはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能試験で満遍なく英語ができる必要があります。上智を受験する場合、受験よりかなり前にこれらをやっておかなければいけません
TEAPがあるので当日は英語の試験がありません。ですが大学独自試験を受験しますこちらの方は記述が入っていたりして難易度が滝ですが対策が重複します。
共通テスト併用型では共通テストを決まった科目数受験する必要があります。なのでもし早慶志望の人で上智の受験を考えていたら早慶の試験対策+共通テスト対策となりかなりの時間を必要としますし、何より試験傾向が異なりますのでかなり大変です
共通テスト併用型なので共通テストにプラスして上智独自の試験があります。
独自試験がどのようなものかは学部によって異なります。英語の試験のようなところもあれば総合問題のようなところもあります。総合問題というのは色んな科目の内容が混ざっているような問題のことです。英語と政治経済が混ざっているような問題だったり、日本史と世界史が混ざっているような問題が出題されます。これを記述で説明しないといけないタイプの問題が多く、小論文要素も少し含まれています。共通テストの対策と総合問題対策を行う必要があるので早慶の滑り止めとして上智大学は対策が違うのでオススメできません。両方受験してもよく対策が出来ていた一校のみ合格する人が多い印象です。対策に独自性があるので専念して対策をしないと合格は難しいです
③青山学院大学個別学部日程と立教大学と他MARCH
大まかにいうとMARCHレベルの中での組み合わせの話をしていこうと思います
立教大学
立教大学の入試には英語の独自試験がありません。その代わりに「英検」または「共通テストのスコア」または「4技能試験のスコア」の提出が求められます。英検をメインに使う人が圧倒的多数だと思いますが準一級などを受験し各学部の合格ラインのスコアを取っておく必要があります。
他のMARCH(明治、中央、法政)とは異なり4技能すべてできる必要があるので他の大学を立教大学は相性が悪いです。
青山学院大学個別学部日程
基本的には共通テスト併用型の試験が多く共通テスト3科目+総合問題という形です
青学の全学部日程は一般的な私大と同じで英国社の学部別独自問題で受験することができますが個別学部日程の方が複雑でまず共通テスト三科目(英国選択科目)を受験し大学独自の総合問題や英語、数学を受験します。共テの点数と大学独自試験の両方のスコアで合否が決まります
明治中央法政を志望している受験生には共通テストを受ける余裕はあまり残っていないのではないかと思います。青学の個別学部日程はプチ国公立入試のようなものです。共通テストという一次試験があり二次試験でまた独自の問題を受験する必要があるので明治・中央・法政の”THE私文型”とは相性が悪いです。余裕のある人でしたらできると思いますが時間がない人にはオススメできません
共通テストが必要になることにより私文入試対策にプラスして漢文を含めた共テ対策をしなければいけないのですごく時間がかかります。青山学院大学の全学部日程はとてもオーソドックスなのでもし青学に行きたいけど共テの対策はちょっと、、という受験生がいたら全学部日程での受験をオススメします。the私文型入試の大学(明治中央法政)は早稲田を第一志望にする人に受験していただきたいです
④旧帝国大学と早慶
国公立と私立のそれぞれ両方のトップですがこれらも相性が悪いです。東京大学まで行けば早慶を滑り止めにするのは全然できなくはない話ですが京大と早慶も相性が悪いですし、北海道大学、九州大学、大阪大学、名古屋大学、東北大学などを第一志望にしている方が早慶を滑り止めとして抑えるのは難しいです。国公立志望の方は共テ対策や二次試験対策に時間を費やすと思いますがそれだけでは早慶の入試のカバーにはなりません。共テ対策+二次試験対策にプラスして早慶の対策をする余裕があるかと聞かれたら余裕がない方が大半だと思います。問題の難易度でいうと早慶の方が難しいので自身の志望校の対策にプラスで早慶入試対策をする必要があります。
東大や東工大などの理系の方は早慶の理工学部を押さえる人が多いですが文系は少しきついかなと思います。横浜国立大学、千葉大学、筑波大学などの旧帝ではないですが関東の難関国公立大学と早慶もかなりきついです。英語の試験が早慶は圧倒的に難しいので英語力という面では負けてしまいます。
⑤国公立とMARCHと関関同立
これらの三校も相性が悪いです。地方国公立志望の方が滑り止めでMARCH関関同立を押さえようとしますが大体英語で撃沈します。私立で科目が少ないとはいえMARCHと関関同立の入試は難しいです国公立志望の人が共通テスト対策をしながら片手間で受かるような大学ではありません。地方国公立志望の人は共通テスト対策の比率が高いので残りの期間でのMARCH対策の準備は難しいです。MARCH関関同立を甘く見ていては合格することは難しいです。MARCHの一個下のレベル帯である産近甲龍、日東駒専、成成明学が滑り止めになるかと思います。もしくは共通テスト利用できちんと稼いで滑り止めを確保するというのも一つの手だと思います。このような戦略をしっかり練るようにしましょう。
ここまで相性の悪い受験パターンについてお話ししてきましたが、ここ最近入試方式が複雑化しており英語、国語、選択科目で受験できる大学ばかりではありません。なので自分で入試情報をしっかり集めて受験プランを立ててみましょう!!
これらを踏まえたうえでどの大学を併願校にし、何日に受験するのか、科目は何なのかなど戦略を練って自身の合格に役立ててくれたら幸いです
何か受験で分からないことや不安に思うことがありましたら是非武田塾湘南台校にお越しください!!