こんにちは、武田塾湘南台校です!!
いよいよ十月、受験勉強後半戦ですね。皆さん、英語長文の勉強は順調ですか?
皆さんの中には、
「英語長文を夏にたくさん解いたのに全然成績が伸びない...」
「そもそも英語長文ってどうやって勉強すればいいかわからないよ!」
という人もたくさんいるのではないでしょうか。
そこで今回は、
この先英語長文がより読めるようになるための秘密兵器、英語長文勉強法チェックリストを大公開
していきます!!
目次
英語長文のチェックリストを使う利点
➤自分の勉強を正しく振り返ることができる
➤自分の成長を実感できる
➤課題を明確にすることで目標を立てやすくなる
いよいよチェックリスト大公開!!
➤長文を読むとき
・長文をコピーしてSVOCを振ったかどうか
・わからない単語をリスト化して覚えたか
・単語熟語でつまづいていないか
・名詞や形容詞、副詞のカタマリは問題なく振れているか
・thatやas、倒置など構文の重要ポイントに気づけているか
・文章の言いたいこと、内容の理解は問題ないか
➤長文を解くとき
・設問の正答率はどうだったか
・長文の内容に関する設問はきちんと根拠をもって答えられたか
・知識を問う問題は答えられたか
➤音読をするとき
・音声を使って音読したか
・音読は1文何回行ったか(最低1文10回!!)
・音読をするときは長文の復習ポイントの確認をしながら行えたか
➤振り返りと課題分析をするとき
・上記を踏まえて、今の自分の課題は何か考えることができたか
・復習すべきものを明確にできたか
➤まとめ
英語長文のチェックリストを使う利点
そもそも、チェックリストを使うとどのような良い効果が得られるのでしょうか?
「チェックリストを作るのなんて時間がかかるし非効率じゃないの?」
という疑問を持つ人もいるかもしれません。
しかし、チェックリストを正しく活用することには実はたくさんの利点があります。
その中でも特に重要な3つについて説明するので確認してみてください!!
自分の勉強を正しく振り返ることができる
まず一つ目は、自分の勉強の振り返りが正しくできるようになることです。
チェックリストを活用することで自分勉強に何が足りなかったのかを振り返ることができます。
例えば、ただ「長文が読めなかった」というだけでも簡単に次のような原因が思い浮かびます。
・単語が分からなかった ・熟語が分からなかった ・時間が足りなかった ・構文を間違えて解釈していた
・背景知識がなく、内容がイメージできなかった ・何となくで読んでしまっていた etc...
チェックリストを正しく活用すれば、このような中から今の自分に足りない部分をしっかり振り返ることができ、次に生かすことをしやすくなります。
自分に足りない部分をいかに早く、確実に克服するかが勝負を分ける大学受験では、これは大きな利点といえます!!
自分の成長を実感できる
二つ目は、自分の成長を実感できるということです。
「自分が以前と比べて成長できているかわからない...」
という悩みを持つ人はたくさんいると思います。
しかし、チェックリストを活用すれば、自分がどの分野で成長し、なぜ成長できたのかが分かりやすくなります。
さらに、成長を実感できればそこから勉強へのモチベーションとすることができるなどいいことずくめです!!
成長できているのかわからないまま勉強を続けるよりもはるかに効率的に取り組むことができますね。
課題を明確にすることで短期的な目標を立てやすくなる
三つめは、最後にして最も重要なポイントです!!
おそらく皆さんは、
「志望校合格」や「最後の模試までに志望校のA判定をとる」、「英語の偏差値60を達成する」
など長期的な目標を立てることはできていると思います。
しかし、「今週でどの程度まで成長するか」、「今日これから取り組む勉強を通してどれだけのレベルに到達するか」
などの短期的な成長目標を立てられている人はどのくらいいるでしょうか?
短期的な目標をしっかり定めないと、何のためにやっているのかわからない勉強を何も考えずやるだけになってしまいます。
これでは、せっかくやった勉強を生かし切れているとは言えませんね。
そこで活躍するのがチェックシートなんです!!
チェックシートで振り返りを行えば、それを基に、自分が今やるべきことを洗い出すことができます。
そうすれば、「次回長文を読むときまでにはこの単語をしっかり覚えきるようにしよう!」
「ここの構文が分からなかったからあの参考書に戻って復習して次回に臨もう!」
などといった具体的ではっきりした短期目標を立てることができるようになります。
このようにして立てた具体的な短期目標を一つ一つ達成していくことが合格への一番の近道なんです!!
いよいよチェックリスト大公開!!
お待たせしました。いよいよチェックリストを公開したいと思います!!
リストは大きく四つに分かれているので、順番に説明していきます。
長文を読むとき
長文を読むときのチェック項目は次の6つです!!
・長文をコピーしてSVOCを振ったかどうか
・わからない単語をリスト化して覚えたか
・単語熟語でつまづいていないか
・名詞や形容詞、副詞のカタマリは問題なく振れているか
・thatやas、倒置など構文の重要ポイントに気づけているか
・文章の言いたいこと、内容の理解は問題ないか
ひとつずつ説明していきます。
・長文をコピーしてSVOCを振ったかどうか
皆さんは長文を読んで復習をする際にコピーをしているでしょうか?
「長文を読む際にはSVOCを振って復習しよう」
などと言われたことがある方は多いと思います。
しかし、実際に長文の原本を用いてSVOCを振ってしまうと、白文の状態の長文が利用できなくなってしまうため、音読等の効果が半減してしまうことにつながってしまいます!!
以降の勉強では区分を利用するためにも、必ず長文はコピーしてから利用するようにしましょう!!
・わからない単語をリスト化して覚えたか
長文を読む際には、言わずもがな、単語力が最も大きな比重を占めます。
これはおそらく学校や塾の先生などから耳にタコができるほど聞いた話だと思います。
「そうはいってもいざやろうとすると時間がかかりすぎて大変だし...」
「本当にこんなに時間を使う価値があるの?」
という感じ方をする人も少なくないのではないでしょうか。
かくいう自分もその一人でした。
しかし、これを習慣化したことにより英語の成績は大きく向上しました。
実は、英語長文はある程度出やすいトピックが決まっていることはご存じでしょうか?
環境問題、AI、偉業をなした人物の遍歴 などは出題されやすいトピックの一部ですね。
似たようなトピックが取り上げられれば、使われやすい単語が似通うのは必然だと思いませんか?
つまり、実際に長文でわからなかった単語はほかの長文に今後必ず生きるということです!!
皆さんもこれを機に長文のわからなかった単語をきちんとリスト化するようにしましょう。
・単語熟語でつまづいていないか
先述した通り、単語力は長文の読解力向上にあたり大きな比重を占めます。
これは熟語に関しても同じことが言えます。
make up~ get out~ go over~ など、重要な熟語はあげればきりがありませんね。
長文の復習をするときには単語のみでなく熟語にも目を向けるようにしてみましょう。
・名刺や形容詞、副詞のカタマリは問題なく振れているか
先ほど、SVOC振りの大切さについては理解してもらえたと思います。
これは、文章の要素であるカタマリについても全く同じことが言えます。
また、この作業を行うことで自分が長文を読むときに飛ばし読みや流し読みをしすぎていないかのチェックを行ことができるため、その意味でもこの作業は大切になります。
・thatやas、倒置など構文の重要ポイントに気づけているか
続いても文法事項です!!
文法は長文を読む際には軽視しがちですが実はとても重要です。
長文には必ず、「設問で問われやすい部分」が存在します。
ここで少し思い出してみてください。英文において強調をしたい部分はどのような構成になっているのだと覚えましたか?
thatの区別はどのようにすればよかったでしょうか?
asにはどのような意味や役割があったでしょうか?
一見ただの文法事項に見えても、これらには実は長文を読む際に大切なある共通項があるんです!!
これらの共通項はずばり、「強調」です。
筆者が強調している部分は必ず設問で問われるので、これらを区別できないとそこに気づけず大切な部分を流し読みしてしまうことにつながってしまいます。
重要なところに気づくためにも、文法事項はしっかり確認しましょう!!
・文章の言いたいこと、内容の理解は問題ないか
上記のすべての事項を確認してみて問題なければ、おそらくここに長文を読めない大きな原因があります。
現代文でもそうですが、内容を自分の中でかみ砕いてイメージを頭の中に思い浮かべることができなければ理解しているとは言えません。
内容理解に問題があれば、再度単語や熟語の他、例えば今までの長文で似たような話題がなかったかも復習してみるといいかもしてませんね。
長文を解くとき
長文を解くときのチェック項目は次の3つです!!
・設問の正答率はどうだったか
・長文の内容に関する設問はきちんと根拠をもって答えられたか
・知識を問う問題は答えられたか
ひとつずつ説明していきます。
・設問の正答率はどうだったか
これは意識して振り返りをしている人がほとんどだと思います。
もちろん、文章を読めても設問が解けなければ実際の入試で点数にはなりません。
これを振り返ることで、
「自分がどのような傾向の問題でつまずきやすいか」、「どの順番で設問を解けばよさそうか」
などを明確にして対策するようにしましょう!!
・長文の内容に関する設問はきちんと根拠を持って答えられたか
皆さんは長文の最後にあることが多い、長文全体に関する設問をきちんと解くことができていますか?
この問題の正答率は、文章の理解度をはかる一つの尺度だと考えてよいです。
この問題を解くためには文章全体の理解が不可欠です。
そして、この設問が解けないときには、本文そのものの理解が甘いことが多いです!!
他にも、段落ごとの設問や正誤問題などがこれに当たります。
長文を見直すときはこれらの内容にかかわる設問の正答率をチェックするようにしてみましょう!!
・知識を問う問題は答えられたか
これは前述の二つと異なり、必ずしも本文の内容と関係あるとは限りません。
一部の大学では、文法の大問がない代わりに知識を問う問題が長文の設問の中に紛れています。
なのでそういった問題は本文とは別に、解く順番を工夫したり、文法の対策が必要になったりすることが多いです。
そのため、知識を問う問題はきちんと区別して分析するようにしましょう!!
音読をするとき
音読をするときのチェック項目は次の3つです!!
・音声を使って音読したか
・音読は1文何回行ったか(最低1文10回!!)
・音読をするときは長文の復習ポイントの確認をしながら行えたか
一つずつ説明していきます。
・音声を使って音読したか
長文を復習するにあたって問題文を白文の状態で音読する練習をするのがとても大切です。
皆さんは小学生のころ、国語の教科書を音読したのを覚えているでしょうか?
実は、言語の学習には音読が最も効率的なんです。
「声を出すのは恥ずかしいから黙読じゃダメなの?」
という人もいるでしょうが、これに関しては恥ずかしさを捨てて、黙読ではなく音読をすることを強くお勧めします!!
というのも、人間の脳は感覚を刺激することで記憶効率が高まるためです。
視覚のみを使う黙読に対して、音読は視覚に加えて聴覚と口を動かす感覚を使うためはるかに効率よく身に着けることができるんです!!
そして、音読をするにあたって大切なことの一つが、
適切な速度と正しい発音を知ったうえでそれをまねする ことです。
これには、音読をする教材のCDなどを用いて音読を行うことが効果的です。
正しい音声で、正しい音読を行うことが効率良い勉強につながります。
・音読は1文何回行ったか(最低一文10回!!)
音読を行う際は、前述の質に加えて量も大切です。
実際に、私たちが何度も国語の教科書を音読して日本語力を鍛えたのと同様に、英語でも回数をこなすことが上達の近道です。
ここでは最低1文10回を掲げているので、まずは最低限これを目安に回数をこなすようにしてみましょう!!
・音読をするときは長文の復習のポイントの確認をしながら行えたか
音読をする際に一番重要なポイントです!!
逆に、ここを忘れてしまうと音読の効果は半減してしまうので注意してください!!
長文を音読する際には復習したところを意識して、SVOCや倒置、カタマリでの解釈を再度きちんと意識して行わなければ意味がありません。
音読をする際には長文を読むとき、解くときのポイントをすべて踏まえたうえで行うようにしましょう!!
振り返りと課題分析をするとき
振り返りと課題分析をするときのチェック項目は次の2つです!!
・上記を踏まえて、今の自分の課題は何か考えることができたか
・復習すべきものを明確にできたか
一つずつ順に説明していきます。
・上記を踏まえて、今の自分の課題は何か考えることができたか
ここまで見てきたポイントを踏まえて課題をしっかり分析するようにしましょう。
この時、できるかぎり掘り下げて分析し、
「どの参考書の何章に戻って復習しよう」というところまで考えることができると素晴らしいです!!
・復習すべきものを明確にできたか
ここまでで生じた様々な課題から自分が取り組むべき参考書を明確にして初めて、このチェックシートは意味を成します。
最後まできちんと取り組むことで完ぺきなチェックシートを目指しましょう!!
まとめ
かなり長いチェックシートだったと思います。
正直、こんなにやるのか...と感じた人も多いのではないでしょうか。
しかし、第一志望に合格する人たちの多くはこれだけのことを考えて勉強しているのだということが分かったと思います。
これだけのチェックシートをこなし、そして正しく生かすことで受験勉強をより効率的に行い、第一志望校合格を目指してみてください!!
武田塾湘南台校では、受験相談を受け付けています。
何か受験で不安や疑問に思うことがありましたら、ぜひ武田塾湘南台校にお越しください!!