こんにちは、武田塾湘南台校の講師の渡辺と申します。
本日は私が通っている慶應義塾大学の環境情報学部、総合政策学部について説明します。
慶應義塾大学の環境情報学部と総合政策学部はキャンバスの場所が湘南藤沢にあることから通称SFCと呼ばれています。ここから先は略称であるSFCを使わせていただきます。
今回は皆さんが気になるであろうSFCの長所と短所について、在学生の視点から説明していければと思います。
長所
・1年生のうちから様々な授業が取れる
大学の一年生は基本的に必修単位の授業で取れる授業が埋まってしまいます。
しかし、SFCではそもそも必修がほかの学部やほかの大学にくらべて、非常にすくないため一年生のうちから自由に授業を履修することができます。そのため、一年生の春学期から全休(丸一日授業がない日)が作れたりと自由度が高いです
・有名な教授が揃っている
SFCには非常に多くの有名教授がそろっています。例を挙げてみますと、イシューから始めよの著者である安宅和人先生、youtuberのすしらーめん<<りく>>も所属していた研究会の鈴木寛先生、教育経済学の中室牧子先生等の数々の著名な先生がそろっています。 ・授業がとても面白い SFCの授業は文理融合を基本としているため、文理の垣根を超えた授業が多く画期的なものが多いです。実践的な内容の授業が多く、慶應の理念である実学を実践していると思います。また、小論文の入試でも問われている、問題発見解決の能力を高めるための授業が多いように感じます。具体例を挙げると、インターネットという授業では私たちが日ごろ使っているインターネットがどのような仕組みで動いているかを体系的に説明してくれ、課題としてもインターネットの原理を利用して、今現在の技術でドラえもんの秘密道具が再現できるかというものがだされたことがあります。様々な学生が自分なりの解釈でこの秘密道具なら再現できるのではということをインターネットの創設にかかわった教授方と話し合っており、自分もその議論の輪に加わることができてとても楽しかった印象があります。学問のすべてに言えることですが、SFCの授業では特に知的好奇心をそそるような題材をテーマに授業をしていると思います。そして、特定の分野に興味を持つことができれば、その分野の有名な教授の研究会に1年のころから所属することができますし、他学部の授業も受けることができるので、まだやりたいことは明確に見つかってはいないが幅広く学問を勉強してみたいという人におすすめの大学ですし、1年生から研究会に入れるという点からもうやりたいことが明確な人にも非常におすすめの大学となっています。
短所
・朝の8時30分までと4月と5月はバス列がひどい
はい、でましたSFC恒例のバス列です。知らない人にも説明しますとSFCは慶應の付属の中高があるということ、また主な交通手段が最寄りの駅からキャンパスが遠いためバスしかないことという複数の要因が重なることによって、駅の中まで続くバスに乗るための列が形成されます。それを通称バス列といいます。 バス列のためにバスに乗れないことが多々あり、乗れたとしても満員電車のようにつめつめになってキャンパスに行かなければならないため、精神的にとても疲れます。個人的にこれは本当にやめてほしいです。
・雨の日などの時は農場が近いため、においがきついときがある
これも有名ですね。春休みや夏休みの休みの期間もキャンパスに通っている僕からの意見はやっぱりにおいがきついときが時々あります。しかし、ほとんどの日ではにおいはしません。また、においがするときも図書館に入るなどの対策をすれば、においをきにすることはありません。
・ときどき異常に評価が厳しい授業がある
これはたまにあります。同じ授業の内容でも教授が違うだけで授業の評価の仕方が異なり、それもほぼほぼ教授の独断と偏見で決定されているので、評価がめちゃめちゃ厳しいときがあります(基本的にほとんどの先生は評価はあまめです。)。これには見分け方があります。それは優しい先生を選ぶことです。優しい先生は基本的に評価も優しくなります。逆に厳しめ先生は評価も厳しくなります。しかし、厳しめの先生の授業でいい評価をとれるとかなり考え方や物事のとらえ方が変わっていると実感でき、自身の成長にはつながります(ただし、優しい先生で最高評価をとっても厳しい先生で最高評価をとっても評価は同じ)。なので、僕は自分が興味のある分野だけは厳しめの先生の授業も履修してそれ以外は優しい先生の授業を受けるようにしています。そうすることで、学校の成績もよくなりますし、自分の興味分野の理解もかなり深まります(先生が優しいからと言って授業がためにならないわけではありません、きちんとやれば厳しめの先生と同じくらいためになります。しかし、厳しめの先生だとしっかりとりくまないとまず単位すら怪しくなるので、強制的に勉強をやらされるという意味で、勉強を自主的にやれないという人にはきびしめのせんせいがおすすめです。とりあえず卒業したい人は優しい先生の方がいいかも)。
まとめ
これまで、慶應SFCの長所と短所をすくないかもしれないですが、在学生の視点から説明しました。なかにはほとんどの人が言っていることと同じことをいっていますが、それは困っている人が多かったり、いいなと持っている人が多いのでそのような結果になっていると思います。しかし、SFCは僕自身通ってみて非常にいい大学で学問でも人との出会いでもとても成長させてもらえていると思っています。なので、SFCを志望して頑張っている受験生や高校生はなかなか小論文は対策がしにくく、英語に関しては難易度がとても高いので過去問を解いてもなんでこんなに取れないんだろうと悩んでしまうかもしれません。ですが、あきらめずに頑張れば、絶対とは言いませんがいい結果が待っていると思うので、あきらめずにがんばってほしいとおもいます。