こんにちは、武田塾湘南台校講師の末吉です!
前回は好評でありました大学シリーズ四工大編のラスト工学院大学の紹介を行いました。
次は同じ理系単科大学でも国立の大学群 電農名繊 をご紹介させていただきます。
今回は
電気通信大学
について解説していきたいと思います!!
そもそも電農名繊って何?
電農名繊という大学群をそもそも知らないという人向けにこの大学群について紹介させていただきます。
電農名繊とは電気通信大学、東京農工大学、名古屋工業大学、京都工芸繊維大学の名称から一文字をとった国立工学系の大学群の略称です。
電気通信大学と東京農工大学は東京、名古屋工業大学は名古屋、京都工芸繊維大学は京都といずれも都心部にあり、かつMARCHよりも受かる難易度がとても高いので、難関国立大学の部類に属します。
全国的に有名な大学と違って、その地域に住んでいないと聞いたことない大学ばかりかと思いますが、理工系の大学であるため、就職率は90%以上と高く、大手大企業の技術職などへの就職が多いです。
レベルは高いですが、理系で安定した就職を望んでいる方には電農名繊はとてもおすすめの大学だと思います!!
電気通信大学について
電気通信大学は1949年に創立された国立大学です。
国立大学は基本的にその地域の名が使われる呼び名なのですが、電気通信大学は国立大学の中でも唯一地名が入ってない大学ですので、私も初めて聞いた時にはどこにある大学かわからなく、四工大と同じ工学系私立大学だと思っていました(笑)
ですが調べてみたら、レベルが高い大学の一つだったらしく、電気通信大学様には大変失礼いたしました(笑)
そんな電気通信大学は名前の通り、電気系分野と通信系分野に特化している大学です。
ですが、最近では機械工学や情報工学にも力を入れており、すべてではないものの、工学系について幅広く学ぶことができる大学です。
国立大学ということもあって学内設備や教育環境としては非常に充実しており、創造性を高める教育プログラムである「楽力」教育を行っております。
ただ、理系の大学にありがちなのですが、女子が少なくなりがちという問題です。
特に電気系や機械系、情報系は建築系、化学系に比べて女子がとても少ない傾向があります。
そのため、都心の一等地にある大学に比べて、思ったようなキャンパスライフを過ごすことができないかもしれませんが、学生のレベルは高く、現場密着型のキャリア教育によって、全国でもナンバーワンレベルの就職力があるので、お互いに切磋琢磨しながら、キャンパスライフを送ることができると思います!!
電気通信大学の学部について
工学院大学は学部ではなく、学域と言われ、その学域は
・情報理工学域
しかありませんが、その学部の中に複数の額類と呼ばれるものがあり、
・Ⅰ類
・Ⅱ類
・Ⅲ類
があります。
Ⅰ類は情報系についての学問であり、幅広く情報の学問について学ぶことができます。
Ⅱ類は融合型の学域であり、医療工学や電力スマートグリッドなどの新たな学問領域に進むための基礎を学ぶことができます。
Ⅲ類は理工系についての学域であり、Ⅰ類やⅡ類の情報分野や融合型の分野を支えるかつそれらの発展を促進させるための基盤技術を学ぶことができます。
キャンパスの所在地について
電気通信大学は主にキャンパスを1つ保持しています。ですので、四工大の学生と違って、キャンパス移動がないので、一人暮らしをするときは4年間同じ場所に過ごすこととなります。
下記の表にキャンパス名とキャンパスに設置している学部を載せました。
キャンパス名 | 設置学部 |
調布キャンパス |
全大学生が対象 |
調布キャンパスは東京都調布市にあるキャンパスです。最寄り駅は調布駅にあり、駅からもすぐのところにキャンパスがあります。また、京王線一本で渋谷などの都心部に移動ができるので、とても楽しくキャンパスライフを送れると思います!!
入試難易度について(前期のみ)
電気通信大学は
国公立大学であるため、共通テストと大学独自の2次試験があります。
共通テストは国立大学特有の5教科7科目です。
必要なパーセントは70%近くは必ずほしいところです。5教科7科目で70%とるのは難しいですが、しっかりと基礎を固めていけば、とれる点数かと思います。
二次試験の科目は
数学、英語、物理、化学の3教科4科目と一般的な国立大学の試験科目となっております。
問題のレベルとして
国立の問題らしいシンプルな問題が多い傾向であり、難易度はMarchより難しいです。
私立大学と違って数学は選択問題がないところが国立の特徴です。ですので、感や運がまったく意味なく、しっかりとどのように解いたのかを論理的に示していく記述型なので、日々の学習から記述式のやり方になれることが大事になってきます。
問題も数学の重要問題集レベルの問題が多いため、最初に過去問を見たら全く解けないかと思います。ですが、満点を取る必要はなく、6割をとれれば合格点です。
ですので、記述型でいかに部分点をとるかも大事になります。まずは電気通信大学の問題ではなく地方国公立の問題を練習で解き、様々な問題に慣れることやたくさんの問題を経験することで解けるようになってくると思います。お勧めの大学は静岡大学や茨城大学などの問題から練習してみるとよいです。
最後に学部の偏差値表を示します。
科類 | 偏差値 |
Ⅰ類 | 57.5 |
Ⅱ類 | 55 |
Ⅲ類 | 55 |
偏差値表を見るとき、この偏差値は中央大学や法政大学とほぼ同じ偏差値になるかと思います。ですが、問題のレベルはMarch以上ではあります。また、国立大学は5教科7科目+3教科4科目なのに対して、私立大学は3教科3科目で受験できる大学が大半です。
ですので、偏差値が一緒だからといっていけるとはかぎりません。私立大学には私立大学特有の難しさ、国立大学には国立大学特有の難しさがあるため、それぞれの対策をしっかりと行いましょう。
まとめ
今回は電気通信大学について解説しました!
次回は名古屋工業大学について解説していこうと思っております!!
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