こんにちは! 武田塾湘南台校の佐藤です。
本日は現代文を得点源にする方法を話します。
久しぶりの投稿となります。元気に出勤しております。
ポイントは3つです。
1 漢字・語彙に習熟する
2 文法に従って読む
3 3回読む
以下、説明します。
1 漢字・語彙・背景知識に習熟すること!!!
これまでに生徒を見てきた感じだと、漢字の意味、意外と分かっていないことが多いです。
「狡猾」「啓蒙」「蒙昧」とか、なんとなくわかるけど言語化できない、ということが多いです。
このなんとなくでも問題は解けることがありますが、人気のある大学を受けようとする場合には、これが命取りになります。
なんとなくわかるレベルから適切に説明できるレベルにしましょう。
これができないと選択肢が適切にさばけないので、「なんとなく言われていることはわかるけど、点数が取れない」ということになります。
「アンチノミー」「アナロジー」「アイロニー」「ポステリオリ」など、単語の意味も重要です。
毎回解説があるわけではないのと、注釈があっても、良く出る単語は意味を知っていればスピードを落とさずに理解ができるので、「間に合わない」という悩みを抱える人ほど、実は「単語の勉強意味なくないか?」と軽視している傾向にあります。
背景知識もあると便利です。もちろん、毎回背景知識通りでもないですが、
政治哲学の話をしているときに何も知らない状態なのと、英語でも背景知識を知らない状態で読むと、単語の意味が変わってしまうこともあるので、
現代文だけでなくほかの科目でも必要になるため、しっかりと単語を覚えることも有効です。
2 文法に従って読むこと!!!
これも甘いことが多いです。しかも、「なんとなく本文でいわれていることがわかる」という人ほど、文法を軽視する傾向にあります。普段接している文章と違うため、また、文章に尋ねても答えてくれない(当たり前ですよね)ので、自分で意味をつかみに行く必要があります。
そのときに、どこまでが修飾語で、どこが骨格となる文構造なのか、がつかめないと、意図していることと違う形で伝わることがあります。
日本語でも、英語と同じように正しく意味をつかむために構文を取れる必要があります。
3 3回読むこと!!!
会話と違い、いえ、会話でもその傾向はありますが、本文を3回読みましょう。
もちろん、ただ「字を追う」のではなく、意図することを考えながら読みましょう。
なぜなら、答えが後ろのほうでいわれることもあるからです。
古文の例になりますが、「聞きなして」という言葉も、「なし」が「成す」か「無し」かで意味が真逆になります。
このように、一文の意味、一句の意味を決めるのは全体の文脈なので、答えを焦らないことが大切になります。
これを知らないで読むと、「本来はヒントが後ろにあるのに、前のほうにヒントがあると考えてしまって、うまく文脈がつかめない」ということになりがちです。
これらを押さえたうえで読みましょう!
次回は読解方法について話をします。ただし、まずは単語を覚えてください。勉強に魔法は一切ありません。
まずはできないと自認する人ほど地道な努力です。