こんにちは!! 武田塾湘南台校の佐藤です!
今回は!!!
「模試終了後の分析 ―共通テスト対策 古文(問3対策)を踏まえ―」
について話します。
①間違えた問題の分析
これはしますよね。ほぼ全員が。古文を例にとって説明してみます。
例えば、、、『源氏物語』の「幻」にて、適当でないものを選ぶ選択肢であれば、
「紫の上が現世との縁が薄かったのは、紫の上に子供がいなかったことで、それが残念でございます」
と申し上げなさると、「それは寿命の長い人々にも、そのようなことのほとんど少なかったようで、私の残念さでもある。。。」
などと本文(簡略的な現代語訳)があったとします。
選択肢で「紫の上が幸せに暮らしていたこと」が適当でないものだとしたときに、
自分が誤って「光源氏の子をもうけること」(=つまり、適当な内容)を選んだとしましょう。
なぜ間違えたかを分析するときに
選択肢に「子どもをもうける」とあるが、本文だと「子どもがいなかった」とあったので、選んでしまった。
という分析をしていきましょう。
②正解した問題の分析!!! ←実は大事です
逆に「正解したときの分析」はしていますか?
コレ、意外と大事です。なぜならメンタル的に「間違えばかり探すと気持ちが沈む」からです(笑)
ほかにも「何ができているか」の分析って必要ですよね。
上記「①間違えた問題の分析」と同じ問題で考えるとしたら、
実は「光源氏の子をもうけること」と迷ったが、「紫の上が幸せに暮らしていたこと」を選んで正解したのは、「紫の上に子供がいなかったことで、それが残念でございます」と本文で書いてあったから選んだとしましょう。
「光源氏の子をもうけること」が部分的に違うと思ったが、一文全体の意味を考えると、「子どもがいないことが残念」とあるので、子どもの話はされている。だからこれは正しいと思われる。 という風に考えてみましょう。
で、その上でここで迷った原因が「情報を部分的にしかくみ取れなくて、読み飛ばしてはいけない場所を読み飛ばしそうになったからだ」となったら、
なぜ読み飛ばしそうになったかを分析します。
1)時間がなくて、少しだけ焦ってしまった
2)単純に意味がぱっと見わからず飛ばしてしまった。
3)なんとなくほかの選択肢が正解(=ここでは「適当でない」もの)のように見えてしまった
などを分析します。
③正解した選択肢からの分析 その2
続きです。では【1 時間がなくて、少しだけ焦ってしまった】に対応しましょう。
これは「現代文」が課題となることが多いですね。時間かかりますよね、現代文。。
細かく話すと長くなるので、詳細はまたの機会にしますが、この場合は
「古文の点数を上げる」ためには「現代文の対策」
が必要になります。
時間があればできたわけですから。原因が古文になかった、というのは広い視野が必要です。
【2 単純に意味がぱっと見わからず飛ばしてしまった】
ときはどうでしょうか。
A)古典文法の勉強をしないといけない
B)単語がわからなかった
など考えますね。でも、それを覚えても得点できないことも多くあるのではないでしょうか。
C)単語も文法もわかっていたが、自分で説明するつもりで読んでいなかった
意外とこの分析ができない人、多いです。現代語訳もしっかりできているのに、内容説明ができない人の典型例はコレです。
【3 なんとなくほかの選択肢が正解(=ここでは「適当でない」もの)のように見えてしまった】
これも 説明力=自分でかみ砕いて人に説明する力 から来ます。ここに該当するメンバーは文法・単語が甘い場合もありますが。。。
④何をすればよいのか。
どの参考書をしないといけないか、という現状分析が重要ですね。これは選択肢の選び方によっても変わってきます。
一番良いのは「わかる人に見てもらう」ことが必要です。できる人の情報をどこから、どうやってくみ取ればよいのか、という分析はとても大切です。
よくあるマネの仕方の間違いとして「クラス(または学校・通っている予備校)で成績の一番良い人が学校の教科書を使っている。だから自分も学校の教科書を使う」という人がたまにいます。
これは間違いを起こしやすい典型例です。
なぜでしょうか?
成績の一番良い人と、成績的に課題がある自分との差は「基礎が仕上がっているかどうか」などの、目に見えない部分の蓄積量が違うからです!
じゃあ、全部その友達に根掘り葉掘り聞きますか? 聞けますか? 僕なら聞きにくいですね。その友達の時間を奪ってしまいますね。。。
それにその友達も正しく自分のことが分析できているとは限りません。「名プレイヤーは、必ずしも名コーチとは限らない」のです。
そして、、、古文でもっと深刻なのが、
「先生や友達・彼氏・彼女に言われるままに古典文法も古文単語も全部やって100%完璧にしたのに、全然正解しないんだけど!!!」
一回ぐらいありませんか? コレ。この気持ちを経験していない人、相当幸せですよ、というくらいに。
ちゃんと人に解釈した内容説明していますか? そして、そもそもその自分の説明を聞いてくれる人(そもそも能力的に聞ける人)っていますか?
この悩み、どうしましょうか?
④何をすればよいのか その2
実は「ちゃんと時間をとって相談する」ことが大切です。医者にいって薬を出してもらう時でさえ、診断しますよね。
その人に何が合うのかということは、ちゃんと話をしないとわかりません。だからこそ、
まずは無料受験相談
をどんどんしましょう!!(そして特訓も受けよう!!)
今のルートの勉強が最適か、それとも最適ではないのか。そもそも間に合うのか、など。「安心を買う」という発想を持てると素敵ですね。
行動あるのみです!! お待ちしています。