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早稲田大学法学部 現代文必勝法 その1 選択肢の攻略(解き方)!!!

こんにちは!!! 武田塾湘南台校の佐藤です! 
今回は
 

「早稲田大学法学部 現代文必勝法 その1 選択肢の攻略」

 
について話していきます。
 
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早稲田大学法学部の現代文は(も)「とにかく難しい」ということが言われますが、どのように難しいかを分析して、その上で対策をしていきましょう。

 
まずは、2015早稲田大学・法学部の大問3を取り上げてみましょう。
 

①問題分析 2015早稲田大学・法学部の大問3

 
 (中略)
 憑依とは、主体の感受性の触角のあり方を表したものである。レヴィナスによれば他―触発としての憑依から出発して初めて、自己―触発としての自己意識が考えうるものになる。(中略)
 他者の顔の憑依は、相互に対等な主体の関係としての対称形の間主体性ではない。(ここから傍線部3)顔において公言する他者は、<私>と同じ資格ではない(傍線部3終了)からだ。他者と<私>との二者関係においては、徹底して非対称性が支配している。憑依は<私>を不安にする。「自己自身はその同一性のもとで平和の中に休息しはしない。だからといって、自己の不-安寧は弁証法的な分裂ではない」(同)。したがって、少なくとも他者の顔に触発されている時には、<私>が不安からわが家の安寧に弁証法的に回帰することはない。
 (中略)
 
問三ノ三 傍線部3とある。その説明として最も適当なものを選び、マークせよ。
 
ア 他者と<私>との二者関係においては、憑依が<私>を不安にするので、他者の顔に触発されている時には自己はその対称形の間主観性から弁証法的に回帰できないということ。
イ 他者と<私>との二者関係においては、他者の顔の憑依が重きをなし、そのことによって生ずる自己の不安と分裂は弁証法によって解決されるものではないということ。
ウ 他者の顔の憑依は<私>を不安にするので、<私>は相互に対等な主体の関係としての対称形の間主観性からわが家の安寧に弁証法を通して回帰することはないということ。
エ 他者の顔の憑依は<私>を不安にするので、<私>はそこに支配している徹底した非対称性を弁証法的に解決して対等な主体の関係を取り戻さなければならないということ。
オ 他者と<私>との二者関係においては、自己はその同一性のもとで平和に休息しておらず、分裂をもたらす他者の顔の憑依から弁証法によって間主観性を構築する必要があるということ。
 
(以下、スクロールで解答あり)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正解 イ 
 
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どうだったでしょうか? 
まずは本文の意味の取り方からです。
 
1 他人がいることで自己を認識することができる。
2 そして他者と自分とのやりとりでは同じ同じ関係性ではなく、
  (少なくとも自分から見たら)他者が優位なように働く。
3 それから、他者が優位であるということが自分を不安にさせ、
  それは他者と接している限り徹底して自分の不安が取り除かれることがない。
 
ア 他者が優位に働く=徹底して(他者が優位であるという)非対称性が支配している という説明が抜けていますね。アで失点した人は惜しいです。不足している情報が何か(ここでは「(他者が優位であるという)非対称性」)の意味が取れるようにしましょう。
 
ウ 相互に対等な主体の関係 が不可。むしろ逆ですね。
 
エ 弁証法的に解決して が不可。まぁ解決したいですが、少なくとも筆者は「<私>が不安からわが家の安寧に弁証法的に回帰することはない」と言っていますね。
 
オ 自己はその同一性のもとで平和に休息しておらず、分裂をもたらす他者の顔の憑依から弁証法によって間主観性を構築する必要があるということ が不可。ちゃんと「説明しながら読めば」、でたらめな解釈になっていることに気づけます。
 
やる気で燃えてる男
 

②どうすれば解けるのか。

 
それでは、何を僕がしたかを考えてみます。もちろん問題を読むのは当然ですね(笑)。意外とできていない人もいるので気を付けましょう。
 
1)本文の読解=自分でわかりやすい言葉に正しく置き換える
2)その上で選択肢を読解=自分で分かりやすい言葉に正しく置き換えする
3)(必要なら)選択肢同士で比較をする(私もア・イで比較して考えました)。情報が不足していないか、言い過ぎていないか、実は主語や目的語がずれていないか、話題からずれていないか など。
 
ということをしました。
。。。これって特殊なことでしょうか? 普段の友達や恋人、家族、先生との会話で考えてみてください。
 
1)相手の話を聞く
2)自分で話していることを置き換える
3)コメントする
4)次のコミュニケーションへ(テキストなら次の問題へ)
 
当たり前ですね。これが大学受験の現代文だとできなくなるのは「相手との常識が違いすぎて、自分で説明することができない・説明する自信がない」からです。
 
部活
 
これ、皆さんならどう解決しましょうか?
普段の会話なら
 
1)初対面で相手のことが理解できていない・そもそも知らない としたら、、、
2)ひとまず相手の話を聞く
3)(相手に興味を持ったと仮定して)知っていればすぐにコメントできる
  知らない話題なら調べる(=勉強する)
4)次の会話へ
 
こうですね。たぶん100人いたら99人の人は納得してくれると信じています(笑)
 
ただし、受験では「知らない話題なら調べる=試験中に調べる」ことはできませんね! だからこれを事前準備=勉強しておく のです。
 
そのための参考書や方法が準備されています! 
 
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③使用する参考書

 
 『早稲田の国語』→使いますね! まず鉄板で。
 『現代文と格闘する』→これもできると望ましいです。考えるトレーニングがたくさん積めます。 
 志望学部の過去問→これも当たり前ですね。100人いて100人が納得できるはず。
 
 以上。これを「正しく使いこなせれば」できるようになります。
 
 
 
いやいやいや!! これができないから困っているんですよ、という声が一人ぐらいは挙げているはずです。もっとかな。。
 
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④今、志望校のレベルに達していないときの質問として

 
1)そもそもここに至るまでにどうすればよいのか
2)どうやってこれらの教材を扱うのか
3)間に合うのか、自分のペースはほかの人と比べて順調なのか
 (たまにいますよね、「オレ(私)何もやっていないよ」っていう友達。そういう人に限って実は爆裂な偏差値だったり。。。(本当に何もしていない人もまれにいますが汗))
 
解決法は。。。プロに相談しましょう! これ以上は企業秘密です(笑) というより概論を話しても一人一人違うのであまり意味がないです。 校舎への問い合わせ、お待ちしています!!
(続編、また作ります。が、全部は話しませんよ。。。)
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