みなさんこんにちは!
JR静岡駅から徒歩7分、
静岡県静岡市の大学受験生向け学習塾
日本初、授業をしない塾
武田塾静岡校です。
今日は国公立理系志望の人にとっては必見の記事!!
今回は、過去に武田塾チャンネルに出演したことのある、
中山校校舎長の梅村先生が教えてくれたことをまとめました。
梅村先生は
大阪大学工学部→大手予備校→武田塾中山校 校舎長
というすごい経歴の持ち主です。
以前、武田塾チャンネルに出演した際も、
「もっと理系の話を聞かせてほしい!」という声が多く、
今回再び出演してくださいました。
今回のお悩み
センター試験が7割ぐらいしか取れなくて浪人が決まりそうです。
自分は理系なのだけれど、センターが7割から9割に上げて
国公立に合格するためのやるべきことや勉強法を
教えていただけないでしょうか?
これにたいして、梅村先生が答えてくれました!!
点数をさらに伸ばすためのポイント
例えばセンター試験で考えられるパターンは
・センター試験だからできない人
・センター試験もできない人
など、いろいろなパターンがあると思います。
点数が取れない人に共通していることでありがちなのが
「計算ミスが多い」
計算ミスをしてしまう人は、途中途中で計算ミスをしながら進んでいるので
その都度間違えたところまで戻る必要が出てきます。
そうすると、その分時間を浪費してしまいます。
自分の中で計算ミスをどうやったら無くせるか仕組化することが大切です。
なので、浪人が決まった人の今後の対策は…
・1年間の演習量を確保する
・スピードを意識して計算する
・直前期の見直しの工夫をする
このあたりが大切になってきます。
実力を底上げしていく方法
たとえば、物理だと、速度を求める公式
v=vo+at
がありますよね。
あれを覚えるのはナンセンスです!!
なぜかというと
理系の科目で大切なのが
「定義」と「定理」
定義とは
誰かが決めたこと
理由を考えると見えてくるものがあります
(なんでその人がこの定理を入れようと思ったのか考えたり!)
定理とは
定義から発展させていくと出てくるもの
定理は受験では覚えて使っていいものとされています
覚えて使っていいものとされていますが…
高校三年間で覚える物理の公式は100個弱になります。
ということで、何を物理の試験で聞かれているかというと
その定理を覚えているかどうかではなく、
「定理をどうやって出すのか」
ということを聞かれているのです。
とくに記述式ではその傾向が強いです!!!
加速度の場合
例えば、さっきの
v=vo+at
の定義は何かという質問に答えられますか?
正解は
単位時間当たりの速度の変化率
です!
答えられなかった場合は、ちょっと気を付けたほうがいいかも。
この式(v=vo+at)は何を表しているか?というと
式をグラフにして、横軸をt、縦軸をvにしたとき
aは傾きになります。
なので、構造としては、数学で習う1次関数の公式と同じになるのです!!
1次関数 y=ax+b
加速度 v=vo+at
これに気付いているのか、気づかず式だけ暗記しているのかでは全然違う!!!
そして、知っているか知らないかで、問題への向き合い方も全然変わってきます!!!
入試で見られている部分
ある国公立大学の入試問題では、
「弾性エネルギ―が U = 12">2k x2 になります。それはなぜか答えなさい。」
という問題が出題されたそうです。
これは U = 12">2k x2 この公式を丸暗記しているだけでは解けませんよね。
でも、大学は式を覚えているか否か、ではなく
本質を理解できているかどうか、という点を見ています!!
あと一歩、点数が足りないという人は、
このような本質的な部分の理解不足で、失点している可能性があるといえます。
なので、これから受験を迎える皆さんは
定義・定理がどうしてそうなるのかを考えることが勉強だと意識してください!!
参考書で言うと
『物理基礎・物理が面白いほどわかる本』
など、講義系の参考書には本質的なことも多く書かれています。
これも、ただ暗記するのではなく、自分の物のするために、
繰り返し読んで現象の理解をしましょう!!!
式の暗記ではなく、一問一問としっかり向き合っていきましょう。
覚えて終わり、答えを一致させて終わり
ではなく
「なんでその答えになるのか」を徹底的に突き詰めていってください!!
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