こんにちは！武田塾新百合ヶ丘校です。新百合ヶ丘駅から徒歩3分です。
以前のブログで、英単語帳を7種類に分類してそれぞれの特徴やどういう人におすすめかを紹介しました。
まだ見ていないという人はぜひ下のリンクから見てみてください。
【英単語】自分に合った英単語帳で暗記を進めよう！
今回はその英文法編ということで、英文法の参考書にもいくつかの種類があります。
現在の英文法のレベルによって進めるべき参考書が変わってきますので、ぜひ自分のレベルに合った英文法の参考書を探してみてください。
英文法参考書の種類
英文法参考書は大きく分けると以下の4種類に分類ができます。
① 基本をまとめて理解するシリーズ
② 苦手な人用英文法ドリルシリーズ
③ 英文法4択問題集シリーズ
④ 英文法辞書シリーズ
① 基本をまとめて理解するシリーズ
基本をまとめて理解するシリーズは英文法の各単元の基本的なところを押さえることができる参考書となっています。
分詞構文や仮定法とはどういうものかというところから丁寧に解説されているので、英文法初学者でも理解しやすくなっています。
他の英文法参考書と比べてコンパクトにまとまっているので、部分的に読むのではなく、最初から最後まで全部読んで英文法をきちんと理解し直すという位置づけの参考書になっています。
この後に紹介する③ 英文法4択問題集シリーズの『Next Stage』や『Vintage』といった参考書が学校で配られることも多いですが、これらの参考書でうまく進めることができていないと感じている場合は、一度基本をまとめて理解するシリーズの参考書を1冊挟んでみることをおすすめします。
代表的な参考書としては、
『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』
『肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』
『安河内の英語をはじめからていねいに』
『入試につながる本当の基礎力 大学入試 入門英文法の核心』
『山口俊治 英文法講義の実況中継』
『深めて解ける! 英文法 INPUT』
『世界一わかりやすい英文法・語法の特別講座』
があります。
これらの参考書は解説の切り口と分量がそれぞれ違っていて、対象となるレベルが変わってきます。
の参考書は分量が少なめになっているので、補足的なことを削ぎ落して、英文法の基本をひとまず学びたいという人に向いています。
の参考書は逆に英文法の知識が漏れなく網羅されているので、上級者向けの参考書です。
このように基本をまとめて理解するシリーズの中でも役割が分かれているので、自分に合った参考書を選ぶようにしましょう。
② 苦手な人用英文法ドリルシリーズ
苦手な人用英文法ドリルシリーズは問題が選択肢ではなく、自分で英文や和訳を書くドリル形式の参考書となっています。
③ 英文法4択問題集シリーズは4択形式で問題が出題されているので、あいまいな理解でも正解できてしまうことがありますが、ドリル形式だと実際に英文や和訳を作るという作業が発生するので、しっかりと理解していないと解けなくなってしまいます。
代表的な参考書としては、
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』
『高校基礎 英文法パターンドリル』
『とってもやさしい英文法』
『高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。』
『高校英文法・語法をひとつひとつわかりやすく』
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』
『土岐田のここからつなげる英文法ドリル』
があります。
の参考書は中学の英文法の内容から説明されています。
の参考書はレイアウトが見やすく、イラストを用いるなど要点も噛み砕いて書かれているので、誰でも始めやすい参考書です。
苦手な人用英文法ドリルシリーズも③ 英文法4択問題集シリーズをこれまでやっていたが、手ごたえが無いという人が1冊挟むと次につなげやすいです。
③ 英文法4択問題集シリーズ
英文法4択問題集シリーズは単元別に4択の問題が出題されている参考書となります。
他のシリーズで少し紹介したように、4択問題集はたまたまやなんとなくで答えがあたってしまうということが起こるので、本当に自分が理解できているのか注意する必要があります。
理解できているかの確認方法としては、問題の答えだけではなくて、答えの理由まで説明できるように解説を理解することが大切です。
このように英文法4択問題集シリーズには注意点がありますが、ドリル形式と比べて多くの問題を網羅することができるので、英文法の基本が一通り入っている状態で進めることができると効果が発揮しやすいです。
代表的な参考書としては、
『関正生の英文法ポラリス』
『レベル別英文法問題集 Solution』
『Next Stage』
『Vintage』
『Scramble』
『UPGRADE』
『深めて解ける! 英文法 OUTPUT』
があります。
『関正生の英文法ポラリス』シリーズは他の参考書と比べてコンパクトな量になっているので、特に高校1・2年生で量が多い参考書を進めると詰まってしまうという人におすすめです。
の参考書は文法・語法の範囲だけで800問ほどの問題量になっていますが、文法・語法の範囲を仕上げることができると入試で出てくる英文法の問題はかなり対応しやすくなります。
英文法4択問題集シリーズには他にも、
『実力判定 英文法ファイナル問題集 標準編』
『関正生の英文法ファイナル演習ポラリス』
があり、単元別ではなくてランダムに問題が出題されているアウトプット用の参考書となります。
ですので、単元別となっている参考書が終わった段階でランダムに出題されている英文法問題を解くことで、自分の実力を試すことができます。
④ 英文法辞書シリーズ
英文法辞書シリーズは各単元の英文法の説明が辞書のように詳しく説明されている分厚い参考書となります。
この参考書は最初から最後まで目を通して英文法を理解するためのものではなく、①～③の参考書を進めていく中で解説が理解できないときに該当範囲を調べるという使い方をしていきましょう。
代表的な参考書としては、
『総合英語Evergreen』
『アトラス総合英語 英語のしくみと表現』
『デュアルスコープ総合英語』
『ビジョン・クエスト総合英語』
『真・英文法大全』
があります。
まとめ
ここまでで4種類の英文法参考書を紹介してきましたが、これから英文法の勉強を始めていくという人におすすめの進め方は、
1⃣ 基本をまとめて理解するシリーズを使って英文法の一番の基本を理解する
2⃣ 英文法が苦手に感じている人は苦手な人用英文法ドリルシリーズを使ってドリル形式で知識を使う練習をする
3⃣ 英文法4択問題集シリーズを使って問題演習を繰り返す
という流れです。
英文法参考書もそれぞれの役割が異なってくるので、自分のレベルに合った参考書を選んで英文法を固めていきましょう！
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