こんにちは、武田塾新百合ヶ丘校です。新百合ヶ丘駅から徒歩3分です。
2025年度入試から入試が変わってくるのをご存じでしょうか?
2022年4月の高校1年生から新しい学習指導要領の適用が始まり、現高校1、2年生は新課程を反映した授業となっています。
2025年度入試では、新課程での初めての入試となり、従来の入試から変更点がいくつかあります。
今回は新課程に対応した入試を受ける人に向けて新課程の共通テストのポイントを紹介します!
各科目の変更点
現行の共通テストは6教科30科目ですが、新たな教科として「情報」が加わり、7教科21科目に変更されます。
下の表が現行の共通テストと新課程の共通テストの教科・科目の一覧です。
教科 | 旧課程 | 新課程 | |
科目 | 科目 | ||
国語 | 「国語」 | 「国語」 | |
地歴・公民 | 「世界史A」 「世界史B」 「日本史A」 「日本史B」 「地理A」 「地理B」 「現代社会」 「倫理」 「政治・経済」 「倫理、政治・経済」 |
「地理総合、地理探究」 |
|
数学 | ① | 「数学Ⅰ」 「数学Ⅰ・数学A」 |
「数学Ⅰ」 「数学Ⅰ、数学A」 |
② | 「数学Ⅱ」 「数学Ⅱ・数学B」 「簿記・会計」 「情報関係基礎」 |
「数学Ⅱ、数学B、数学C」 | |
理科 | ① | 「物理基礎」 「化学基礎」 「生物基礎」 「地学基礎」 |
「物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎」 「物理」 「化学」 「生物」 「地学」 |
② | 「物理」 「化学」 「生物」 「地学」 |
||
外国語 | 「英語」 「ドイツ語」 「フランス語」 「中国語」 「韓国語」 |
「英語」 「ドイツ語」 「フランス語」 「中国語」 「韓国語」 |
|
情報 | ― | 「情報Ⅰ」 |
大きな変更がされている教科もあるので、各教科の変更点を紹介していきます。
国語
現行では、近代以降の文章が2問、古文が1問、漢文が1問出題されていましたが、近代以降の文章が新たに1問追加されます。
これに伴い、試験時間が10分増え、90分となります。
また、200点満点の内訳が、近代以降の文章110点、古文45点、漢文45点となります。
追加された1問は新傾向の問題で、文章と図表を関連付けて読み取る力やレポート作成の力を問う問題となっています。
大問が5問に増えたことで、時間配分がより重要になってきそうです。
地歴・公民
地歴・公民では出題科目に大幅な再編があります。
「地理総合、地理探究」「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」の地歴3科目に、「公共、倫理」「公共、政治・経済」の公共2科目と新たな「地理総合、歴史総合、公共」の計6科目の中から最大2科目を選択します。
「地理総合、歴史総合、公共」を選択した場合は、出題範囲のうちいずれか2科目を回答する必要があります。
6科目の中から2科目を選択する場合には、以下の選択不可の組み合わせがあるので、注意が必要です。
・「公共、倫理」と「公共、政治・経済」
・「地理総合、歴史総合、公共」で選択解答した問題の科目と同一名称を含む科目の組み合わせ
例えば、2科目のうちの1科目で「地理総合、歴史総合、公共」を選択し、地理総合と公共を解答した場合は、残りの1科目は歴史総合の中から選択しなくてはいけません。
特に、歴史は日本史や世界史が単独での出題ではなくなり、歴史総合と組み合わせて出題されることになります。
歴史総合とは、日本史と世界史の近現代をまとめた科目になります。
大学入試センターが公開している歴史総合のサンプル問題では、日本史(世界史)の知識だけでは解けない問題も出されているため、出題数としては少ないですが、対策は必要となってきます。
数学
数学Ⅰ・A
現行の共通テストでは、大問3~5が選択問題で、場合の数と確率・整数・図形のうちから2問選択する必要がありました。
新課程の共通テストでは、大問3が図形、大問4が場合の数と確率で固定となり、整数が出題されなくなります。
試験時間は70分のままです。
数学Ⅱ・B・C
数学②の出題が「数学Ⅱ、数学B、数学C」の1科目のみとなり、問題数が増え、試験時間が60分から70分に増加します。
大問1~3が数学Ⅱの内容の必須解答問題で、大問4~7のうちから3問選択となります。
大問4が数列(数学B)、大問5が統計的な推測(数学B)、大問6がベクトル(数学C)、大問7が平面上の曲線と複素数平面(数学C)です。
理科
理科基礎科目はこれまで「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の4科目に分かれていましたが、「物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎」の1科目に集約され、この中から2分野を選択して解答します。
情報
必履修科目として「情報Ⅰ」が追加されたことで、共通テストでも「情報Ⅰ」が新たな科目として追加されます。
試験時間は60分で、100点満点となります。
プログラミングに関する問題では、学校の授業によって異なるプログラミング言語が利用される可能性があるので、受験生が初見でも理解できる大学入試センター独自のプログラム表記が用いられると発表されています。
旧課程履修者の対応
旧課程履修者が新課程対応の2025年度共通テストで不利にならないように、経過措置が取られます。
経過措置の対象科目は「地歴・公民」「数学」「情報」のみとなります。
地歴・公民
地歴・公民は旧課程の「旧世界史A」「旧世界史B」「旧日本史A」「旧日本史B」「旧地理A」「旧地理B」「旧現代社会」「旧倫理」「旧政治・経済」「旧倫理、旧政治・経済」のうちから最大2科目を選択するか、新課程の6科目のうちから最大2科目を選択することができます。
ただし、新課程と旧課程の科目を組み合わせて選択することはできません。
数学
数学①は新課程の「数学Ⅰ、数学A」「数学Ⅰ」と旧課程の「旧数学Ⅰ」「旧数学Ⅰ・旧数学A」の4科目のうち1科目を選択します。
数学②は新課程の「数学Ⅱ、数学B、数学C」と旧課程の「旧数学Ⅱ」「旧数学Ⅱ・旧数学B」「旧簿記・会計」「旧情報関係基礎」の5科目のうち1科目を選択します。
数学②は旧課程の中から選択した場合でも、試験時間は70分に変更となります。
情報
情報は新課程の「情報Ⅰ」と旧課程の「旧情報(仮)」の2科目のうち1科目を選択します。
「旧情報(仮)」の出題範囲は旧課程の「社会と情報」と「情報の化学」の内容です。
まとめ
今回は新課程での共通テストの変更点について紹介しました。
地歴・公民や数学など大きな変更がされている科目もあります。
事前に志望大学がどの選択科目で受験ができるのかを確認しておくことが大切です!
共通テストのより詳しい変更点や最新の情報は大学入試センターのホームページに掲載されているので、ぜひご確認ください。
この記事を読んで、
「新課程の共通テストが不安」
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