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【高校3年生必見】大学の進振りの仕組みを徹底解説!

こんにちは、武田塾新百合ヶ丘校です。新百合ヶ丘駅から徒歩3分です。

新学年となり、自分の志望校について考え始めている時期ではないでしょうか。

大学選びと同じくらい大切になってくるのが学部・学科選びです。

学部・学科選びは大学4年間で学んでいくことの方向性を決める重要な選択ですので、失敗したくないと考えているはずです。

そこで、「進振り」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

この「進振り」は学部・学科選びで独特な仕組みを取っています。

今回は「進振り」とはどんな制度なのか紹介したいと思います。

 

 

「進振り」とは?

一般的な大学は学部や学科ごとに受験生を募集しています。

したがって、受験生は出願のときに自分の行きたい学部・学科を選び、そこの入試を受けることになります。

例えば、明治大学の理工学部 応用化学科に行きたいときは出願時に理工学部 応用化学科を選択して学部別入試を受験することになります。

しかし、大学入学時には学部や学科を決めず、入学後に選択する進振りという制度を取り入れている大学もあります。

後ほど詳しく紹介しますが、東京大学の場合は具体的な学部は決めずに科類と呼ばれるグループのみを受験時には選択することになります。

この進振りにはメリットとデメリットがありますが、うまく進振りを利用することでより充実した大学生活につなげることができます。

 

進振りのメリット・デメリット

メリット

進振りの一番のメリットは、「大学に入学した後に自分の進路を決めることができる」ということです。

進振りがある大学では、まず初めにさまざまな分野を勉強し、触れてから自分に合った学部を見つけることができます。

大学入学までに自分が大学で学びたいこと、将来やりたいことがはっきりと決まっていないという人も多いと思います。

そういった人は進振りがある大学を選ぶことで、実際に大学生活を過ごしていきながら自分の進路を考えることができます。

また、大学入学前にやりたいと思っていたことが入ってみたら想像と違っていたというミスマッチを防ぐことができるのもメリットです。

 

デメリット

ここまで挙げたメリットを見ると進振りは非常に良い制度に感じますが、一つ大きな問題があります。

それは「自分が希望した学部・学科に確実に行けるとは限らない」ということです。

各学部・学科には定員がありますので、全員が希望する学部・学科には行けないことになります。

定員を超えた学部・学科については基本的に大学での成績順で入る人が決められることになります。

せっかく受験を終えて大学に入学できたのに、進振りがある場合はまた激しい競争が待っています。

特に人気の高い学部・学科を希望する場合は、大学入学後も高い成績が求められることは覚悟しておくべきです。

 

進振りを取り入れている大学

進振りには大きく分けて入学時に学部も決まっていないものと学部は決まっているが学科は決まっていないものの2種類があります。

ここでは進振りを取り入れている大学の一部を紹介します。

 

東京大学

東京大学では受験時に科類を選択し、2年生の途中までの成績をもとに3年生で進学する学部・学科を決定します。

科類に関係なく学部を選択できる「全科類枠」と呼ばれる枠もありますが、基本的には以下の学部を選択することができます。

・文科一類:法学部、教養学部

・文科二類:経済学部、教養学部

・文科三類:文学部、教育学部、教養学部

・理科一類:工学部、理学部、薬学部、農学部(獣医学課程を除く)、医学部(医学科を除く)、教養学部

・理科二類:農学部、薬学部、理学部、工学部、医学部、教養学部

・理科三類:医学部(医学科)

 

北海道大学

北海道大学では学部別入試に加えて、総合入試を行っています。

総合入試の受験時には文系か理系を選択し、1年生の成績をもとに2年生で進学する学部・学科を決定します。

文系と理系が選択することのできる学部は以下の通りです。

・文系:文学部、教育学部、法学部、経済学部

・理系:理学部、医学部、歯学部、薬学部、工学部、農学部、獣医学部、水産学部

また、文系から理系学部に、あるいは理系から文系学部に進学することも可能ですが、かなりの成績を取る必要があります。

 

筑波大学

筑波大学では学類・専門学群選抜に加えて、総合選抜を行っています。

総合選抜の受験時には文系か理系Ⅰ、理系Ⅱ、理系Ⅲのいずれかを選択し、1年生の成績をもとに2年生で進学する学類・専門学群を決定します。

どの選抜区分で入学しても、すべての学類・専門学群に進むことができますが、特定の選抜区分で入学した学生を優先して受け入れる学類・専門学群もあります。

 

早稲田大学(基幹理工学部)

早稲田大学の基幹理工学部では受験時に学系を選択し、1年生の成績をもとに2年生で進学する学科を決定します。

各学系が選択することのできる学科は以下の通りです。

・学系Ⅰ:数学科、応用数理学科

・学系Ⅱ:応用数理学科、機械科学・航空宇宙学科、電子物理システム学科、情報理工学科、情報通信学科

・学系Ⅲ:情報理工学科、情報通信学科、表現工学科

2つの学系にまたがる学科も存在しますが、情報理工学科は学系Ⅱから50名、学系Ⅲから30名というように各学系からの定員は決まっています。

学系を超える学科選択を行うこともできますが、成績最上位の若干名のみとなっています。

 

慶應義塾大学(理工学部)

慶應義塾大学の理工学部では受験時に学門を選択し、1年生の成績をもとに2年生で進学する学科を決定します。

各学門が選択することのできる学科は以下の通りです。

・学門A:物理学科、物理情報工学科、電気情報工学科、機械工学科

・学門B:電気情報工学科、情報工学科、物理情報工学科、システムデザイン工学科

・学門C:情報工学科、数理科学科、管理工学科、生命情報学科

・学門D:機械工学科、システムデザイン工学科、管理工学科

・学門E:化学科、応用化学科、生命情報学科

各学門から進学する学科の割合は決まっており、各学科で約5名まで学門を超えた学科配属が認められています。

 

進振りの注意点

進振りの注意点としてはまずデメリットでも紹介したように希望する学部に行けないこともあるということです。

すでに大学で学びたいことが決まっているという人は興味がない学部に振り分けられることを避けるために、受験時に学部・学科まで決めることができる大学を選んだほうがいいかもしれません。

自分の進路が決まっていなく、進振りがある大学の受験を考えている人も受験するすべての大学が進振りを取り入れていることはないので、やはり受験前に自分の進路についてはしっかりと考えておく必要があります

また、先ほどの例の東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学は受験時に学部や学科までは決めなくていいですが、進振りのもととなる大枠は選択する必要があるので注意が必要です。

 

まとめ

進振りのメリットとデメリット、そして進振りを取り入れている大学を紹介しました。

試験科目や難易度を優先して受験する学部・学科を選んだが、入学後に自分の希望と違うことに苦労する人も少なくありません。

大学に入って、教養科目や基礎科目を学びながら、本当に自分がやりたいことを見つけたいという人にとって進振りは良い選択肢になってくるはずです。

ぜひこの機会に自分の進路について考えてみてください。

 

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