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【過去問演習】赤本の使い方を徹底解説 やりっぱなしはだめ!!!

こんにちは! 武田塾 新百合ヶ丘校です。

新百合ヶ丘駅から徒歩3分です。

10月に入りそろそろ赤本の演習を始める人も現れるのかなと思います。

今日は赤本の対策・使い方を解説をブログに記載していきたいと思います。

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赤本の目的

 

 

 

 

 

 

 

傾向を知る

赤本の目的はよく傾向を知ると言われています。

恐らく傾向を知るとは何ぞやと思う受験生が多いかなと思います。

特に公立高校を受験した人は傾向などを考える機会はあまり多くはなかったと思います。

傾向とは端的に言うと「何が出るか」・「どの形式か」を知ることだと思います。

何が出るか

例えば大きく社会科学に分類される学問(法学、政治学、経済学、社会学など)の学部では古代や中世があまり出ない、もしくは配点が低いなどが考えられます。

これらの学問では確かに近代の方が重要ですから、何となく目的は理解できるかなと思います。

もし過去問を見て「近代史以降」からしか出ないのであれば、当然いつもの学習では近代史は図説や資料集まで読んだりして深い造詣を備える学習は必要でしょう。

どの形式か

例えば国語で考えてみると記述や論述が出るか出ないかは大きな違いがあると思います。

記述で答えを抜き出す練習等は必ず行っていく必要があると思います。

抜き出しをする問題は対策が必要ですから・・・。

目安になる

第一志望大学以外は実力を問わず受験をするべきだと思いますが、併願先は深く検討するべきだと思います。

例えば偏差値が55の状態で早稲田大学を目指している場合は奇跡が起きれば早稲田に合格すると思いますが、そうでない場合は多くの場合は日東駒専レベルの大学に進学することが多いです。

その場合、併願先として一応明治などを受けようと考えると思います。

ですが奇跡が起きない限りは不合格です。

では奇跡を起こすにはどのようにするかというと得意な傾向に合わせて受験をする必要があります。

この場合、赤本は合格するかしないかの目安になると言えるでしょう。

 

赤本の使い方

解く際(一回目)

一回目と題しましたが、まずは時間を計って解きましょう。

「時間を計っても全然終わらないよ」という声があるかもしれません。

これが例えば時間の使い方に失敗したというレベルならばまだいいのですが、そうでないのに圧倒的な実力不足が原因の場合は過去問を解くに値しません。

しっかりと普通の参考書をもっと暗記したりしてください。

そして解く際には赤本をそのまま解かず、印刷をしてから解きましょう。

また解答用紙も用意して解きましょう。

解き終えた際

時間をぴったりと測り終えて解き終えた際にはまずは休みましょう。

そして休み終えたら丸付けです。

丸付けは解答用紙の記号を丸付けしていきましょう。

丸を付け終えたら一行くらいの感想と点数をつけておきましょう。

また間違えた問題の解説を読む前に解答をもとにもう一度解いてみましょう。(特に英語長文、国語、数学)ではやって欲しいです。

さてこれらを終えてから解説を読んでいきましょう。

正解したものも一応アプローチが正しいか、あるいは別解を知ることは悪いことではありませんからチェックしておきましょう。

間違えたものはなおさらしっかりとチェックしましょう。

完全に理解した後

難しいとは思いますが、理屈上はもう一回解いたらば満点が取れるはずです。

さて解き終えた過去問は受験が終わるまではストックしておきましょう。

また英語や古文を中心に気に入った年度・大問は何回も読んでみましょう。

気に入った年度・大問は朝勉強を始める前のウォーミングアップの教材にしたり、入試会場での本番に最後にチェックするのに利用することをお勧めします。

 

正答率について

さて使い方の解説はここで終わりです。

赤本を解き終えた後は正答率が重要だと思います。

この正答率は残念ながら大学が発表する合格最低点とはリンクしていない可能性があります。

合格最低点がよくわからない場合

中央大学や立教大学は素点の合格最低点が分からない状況となっています。

合格最低点が分からない場合は原則として75%をめどに目標を立てて解いてみましょう。

もちろん例外はあると思います。

多くの問題が難しすぎる場合では当然75%を取るのが難しいですが、概ね75%が基本線と思ってもらって構いません。

また肌感覚的に簡単すぎるだろ!と思った場合、たいてい合格最低点が吊り上がっている場合が多いです。

2020年の早稲田大学文学部・文化構想学部などが好例です。

合格最低点が分かる場合

素点での合格最低点が分かる場合というのは可能性として存在しますので、その解説を一応しておきます。

素点で合格最低点が分かる場合は国語でいえば記述や内容一致が配点が重く、漢字の配点は軽い傾向があります。

それに準じて点数をつけてみましょう。

(一応触れておくと漢字の配点は軽いですが、基本間違えてはいけないものです。)

 

最後に

赤本の解説をしましたが、赤本は合格を最後にアシストする存在であって偏差値を上げる教材ではありません。

しっかりとまずはMARCH志望ならば現段階で偏差値60、早慶志望なら偏差値65を模試で取ったうえで過去問を解くようにしましょう。

実力がないのに過去問を解くのは時間の無駄です。

しっかりと基礎を固めて参考書で問題の演習を繰り返してから赤本に取り組みましょう。

 

 

 

 

 

この記事をよんで

「現在の偏差値は高くないけど○○大学に合格したい」

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