こんにちは!武田塾新百合ヶ丘校です。新百合ヶ丘駅から徒歩3分です。
今回は早稲田大学の理工学部について紹介したいと思います。
早稲田大学理工学部の基本情報
キャンパス
理工学部生は主に西早稲田大学キャンパスを利用します。
〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
アクセスは
・副都心線 西早稲田駅に直結
・JR山手線 高田馬場駅から徒歩15分
となっています。
西早稲田駅に直結しているので、授業開始時間ギリギリとなってしまっても間に合うことが多いです。
西早稲田キャンパスの特徴としてはメインとなる早稲田キャンパスとは違い、外見は非常に地味です。
その見た目からよく工場などと言われることがありますが、校舎の中はきれいです。
オンライン授業を受けるための教室が多く開放されていて、授業などで使っていない教室も自由に使用できます。
オンライン授業が多かったため、数か月前まではキャンパスにあまり学生がいなかったですが、最近は活気が戻ってきました。
文系の学生が多く利用している早稲田キャンパスまで徒歩15分ほどであり、直行バスも出ているので、授業後にサークル活動などで早稲田キャンパスに行くことができます。
学部
早稲田大学の理工学部は基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部に分かれています。
3学部とも同一日・同一問題で入試が実施されますが、異なる学部の併願は原則できないので慎重に学部を選びましょう。
キャンパスは3学部とも西早稲田キャンパスで同じですが、基本的に受講する授業は異なるので、学部を超えた交流はサークルが中心となります。
各学部の特徴
基幹理工学部
基幹理工学部は他の2学部とは異なり、学科ではなく学系単位での募集となっています。
基幹理工学部の学系は以下の3つとなっています。
① 学系Ⅰ:数学科、応用数理学科
② 学系Ⅱ:応用数理学科、機械科学・航空宇宙学科、電子物理システム学科、情報理工学科、情報通信学科
③ 学系Ⅲ:情報理工学科、情報通信学科、表現工学科
基幹理工学部の学生は2年進級時に各学科に配属となり、上記の各学系の右に書かれている学科のみが希望できます。
この進路振り分け制度により受験の段階でまだ今後勉強していきたいことが決まっていない方でも1年間じっくりと将来の進路を考えることができます。
一方で、学科の振り分けは1年の成績順で決まるので、既に行きたい学科が決まっている受験生は注意が必要です。
特に、近年は情報系の人気が高く、学系Ⅱでは情報理工学科や情報通信学科の倍率が2倍近くになることもあるので、1年で高い成績を取らないと希望する学科に進めない学生もいます。
創造理工学部
創造理工学部は学科単位での募集となっており、学科は以下の5つとなっています。
① 建築学科
② 総合機械工学科
③ 経営システム工学科
④ 社会環境工学科
⑤ 環境資源工学科
建築学科や総合機械工学科は早稲田大学の理工学部の中でも特に課題が多く、忙しいと言われていますが、自分が学びたいことを専門的に学べる環境が整っています。
先進理工学部
先進理工学部も学科単位での募集となっており、学科は以下の6つとなっています。
① 物理学科
② 応用物理学科
③ 化学・生命化学科
④ 応用化学科
⑤ 生命医科学科
⑥ 電気・情報生命工学科
先進理工学部は物理、化学、生物と理科系の学科がそろっています。
早稲田大学には医学部がないですが、生命医科学科では医学と理工学を融合した研究をしています。
大学生活
ここからは基幹理工学部の大学生活を紹介したいと思います。
現在は授業によって対面・リアルタイム配信・オンデマンド配信に分かれていますが、1年前と比べると対面授業が多くなってきました。
早稲田大学では今後もオンライン授業を完全に廃止するのではなく、有効に使っていくことが発表されています。
1年生
基幹理工学部では1年生のうちは基礎的なことを幅広く勉強していきます。
例えば、1年生の必修授業には英語、数学(微分積分・線形代数)、物理、化学、プログラミングなどがあります。
2年生になる前に各分野の基礎に触れることができるので、まだ選択したい学科が決まっていない方は今後勉強していきたいことを見つけるチャンスです。
これらの授業は学系に関係なくランダムにクラスが編成されるので、違う学系の学生とも仲良くなれます。
1年生の授業で基幹理工学部生の大きな壁となるのが理工学基礎実験です。
理工学基礎実験は週1日2限から5限にあり、化学・物理・生物に関する実験を行います。
実験自体は専門的な機械が数多く用意されていて興味深いものとなっていますが、レポートの提出が課されます。
はじめのうちはまだレポートの作成に慣れていないので大変に感じますが、レポートの書き方を練習する良い機会だと捉えましょう。
他には選択の教養科目として心理学や舞台芸術論といった普段学べない分野の授業が多く開講されているので、興味のあるものを履修してみましょう。
2年生以降
2年生になると各学科に分かれて専門的な授業が大半となります。
例えば、情報通信学科だと回路理論、情報理論、信号処理というようにコンピューターや通信の基礎を勉強できます。
また、他の学科の分野を学びたいという学生のために副専攻という制度があります。
副専攻制度により、情報通信学科と表現工学科といった異なる2分野の履修が可能となり、副専攻の大学院修士課程に推薦によって進学することも可能となっています。
最後に
ここまで早稲田大学の理工学部の特徴や大学生活について紹介してきました。
学部・学科選びで大学に入ってから後悔しないためには受験生のうちにあらかじめ情報収集しておくことが重要です。
早稲田大学のホームページにはより詳しく入試情報や学部の情報が掲載されています。
今年のオープンキャンパスは各キャンパスと配信での開催が予定されているので興味のある方はぜひ一度訪れてみてください。
この記事を読んで、
「早稲田大学理工学部についてもっと知りたい」
「やるべきことってどうやって見つければ良いんだろう・・・」