武田塾新百合ヶ丘校です、新百合ヶ丘駅から徒歩3分です。
今回は、前回でもブログとして出しましたが、ドラゴン桜流の勉強法を解説すると共に、
武田塾の勉強法と相違点について書いていきたいと思います。
ドラゴン桜流勉強法その① 己を知る。
これは、第2話に出てきた内容です。
東大専科に入った生徒2人（早瀬と天野）に、いきなり水野先生が共通テストを受けさせました。
もちろん偏差値の低い高校に在籍し、これまで勉強をしてこなかった生徒が
いきなり共通テストの問題を解け！と、言われても不可能に決まってます。
しかし、もちろん水野先生も2人が問題を解けないと分かっていました。
では、なぜ生徒に共通テストの問題を解かせたのでしょうか？
それは、現時点の学力を把握し、己を知るためです！
いきなりこのようなことをされた生徒は、東大受験を諦めるのですが、
己を知ることは、受験において最も大切です。
では、なぜ大切なのでしょうか。
それは、最終目標（試験本番）と、現在地を明確にし、今するべきことを炙り出し
挑戦する難易度の高さに身をもって感じる為です。
武田塾でも、生徒が現在地を把握する事に注力しています。
受験勉強をある程度している生徒ならともかく、英単語や古文単語を全く知らない人が
いきなり入試レベルの問題を解けと言われても、出来るわけがありませんよね。
ですが、ゴールを知っておくことは本当に重要です。
どれだけやる気に満ち溢れた受験生でも、ゴールと現在地を把握しないまま勉強をすると
時間と労力のみを消費することになります。
武田塾でも、入塾時には基礎学力を計るちょっとした問題を解いてもらってますが
これはドラゴン桜同様に、己を知ってもらうためです。
これは自分の思っていることなのですが、
やる気があり、高い志望校を掲げる受験生ほど、現在地や己を知ることを恐れます。
志望校が高い分、小さなところで躓いてられないと思うからです。
受験生の皆さん、今一度己と向き合ってみませんか？
ドラゴン桜流勉強法その② 要約せよ。
これは第6話にでてきました。
6話では、走れメロスの要約をするシーンがでてきます。
なぜ、生徒に要約をさせたのでしょうか。
それは、読解力を身に付けるためです。
読解力とは、国語だけではなく、英語、社会、数学など、
どの科目においても求められる力です。
つまり、読解力とは・・・
筆者が何を伝えたいかを簡潔にまとめる力なのです。
私は、この読解力は、受験において一番大切だと思っています。
現代文においては言うまでもなく、他の科目にも共通して大切な力なのです。
少し英語で例をあげます。
入試で英語長文は必ず出題されます。
その時に、単語・文法・解釈をどれだけ勉強し身に付けていても
長文の内容が掴めなかったら問題が解けませんよね。
要するに、英語長文の中にも筆者の伝えたい箇所があるので、
どれだけ早くその要点を掴むことが出来るか。に読解力は直結しています。
昔から本を読む習慣があり、コツコツ勉強をしてきた人たちは無意識に、当たり前の感覚でこれが出来ているのですが、
私は、この読解力に最後の最後まで悩まされ続け、
大学に入ってからも、読解力の重要性には痛感しています。
武田塾でも、要約などを行い、読解力を身に付けることも重要視しています。
なかなか自分では判断できず、悩ましいところではありますが
不安があれば、他人に見てもらうなどしてみて下さい！
ドラゴン桜流勉強法その③ 言い換えを重要視せよ。
この内容も第6話に出てきます。
先ほど、要約をして読解力を身に付けることの重要性について述べましたが、
ここはそれをより具体的に説明することとなります。
言い換えと聞いても、パッとしないのではないでしょうか。
ですが、これこそ読解と解答をしていくうえで最も大切な要素なのです。
手元に過去問や、問題集があれば参考に見ても欲しいのですが、
現代文や、英語で
下線部の内容を言い換えたり、どういうことかを聞かれたり
の、出題形式を見ると思います。
ここで問われている力こそが言い換えなのです。
現代文や英語長文を読んでいて、
今回はあまり読めなかったと思ったことは皆さんあるはずです。
その読めなかったと感じる理由は、自分の言葉に置き換えることが出来なかったのが原因です。
学校の先生や、塾の先生が、教科書の理解が難しい範囲を、
身近な話に置き換えて、たとえ話を良くしてくれていると思います。
先生たちは、言い換えを行えているからこそ
内容を理解することが出来ているのです。
言い換える力がある人は、物事の本質を見抜くことに繋がるので、
要点を素早くつかみ、何が問われているのかを把握する事が出来ます。
そして、これこそ声を大にして言いたいのですが、
言い換える力は、誰でも努力次第で身に付けることが出来ます。
どういうことを言っているのだろう、他人に説明する際どういう例えを使えば伝わるのだろう。
と、考えながら毎日の勉強をすることで必ず身に付きます。
分からない語句（知っているつもりになっているものも含む）は必ず調べ、
その一文が何を言っているのかを考え尽くしてみて下さい。
最後にドラゴン桜を通して伝えたいこと
これまで、ドラゴン桜の中で出てきた勉強法について述べてきました。
ドラゴン桜を見て、このやり方は非現実的だ。とか
あくまでドラマな訳で、このようなやり方で大学に行くなんて無理に決まっている。
と、思う人も多いのではないでしょうか。
確かに受験生活のほんの一部分を切り抜き作成されているので、
全てを鵜呑みにすることはできないと思います。
しかし、そのような粗探しをするのではなく、勉強を頑張る契機になればいいと思います。
ここで自分には無理だなど、マイナスの考えを持った瞬間、
桜木先生が良く言うゲス野郎に成り下がります。
このドラマは、自分で限界を決めつける子供たち、
子供の可能性を信じれない大人や教師たちに向けたメッセージ性の強い物語です。
武田塾では、有名大学に行きたいにも拘らず、周囲に批判され、自信を無くしたものの
再び高い志をもって、目標に向かう受験生たちの味方です。
有名大学に入れば、人生をやり直すことが出来る
と、桜木先生がおっしゃていましたが、本当にその通りです。
それは、人脈が広がることや、大手企業に入れる可能性が高まることを指すのではなく、
長く苦しい受験を通して、己を知り、己の可能性を見出すことが、
新たな挑戦を始め、そこからさまざまな経験をし、
人生をやり直すことに繋がるのだと思います。
頑張って結果が出たときの喜びや自信は、何にも代えられない非常に貴重な物です。
悲しいことに、多くの人間は現実と目標の距離が近い人しか応援することが出来ません。
そして、目標を潰された人は、挑戦もせず諦めます。
そして、あきらめた人間が誰かの可能性を摘むことになり、
最悪のサイクルが起こってしまいます。
受験生の皆さん、どうせ勉強しないといけないのであれば、高い目標を掲げ、
受験を通じて、自分さえ知らない自分を見つけてみませんか？
このブログを読んで・・・
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