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物理の勉強法(大学受験)千葉大生講師が徹底解説!

千葉大生が教える物理の勉強法【新浦安校講師が全科目を徹底解説】

こんにちは!武田塾新浦安校(047-381-1633)です!

 

今回は、物理の勉強方法をご紹介したいと思います!

あくまでもオススメの方法なので、この記事を参考にしつつ、自分に合った勉強方法を見つけていきましょう!

 

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理系受験生は理科選択で物理をとっている方も多いと思います。 また、理科の選択で何をとるか迷っている高校生もいるかもしれません。 物理、というと難しそうなイメージがあるかもしれません。

 

実際物理学自体はとても難しく深いものです。しかし受験物理は正しく勉強すれば誰でも応用問題も解けるようになります!!
「誰でもと言われても数学に苦手意識があるけどそれでも大丈夫?」という声を耳にしますが絶対に大丈夫です。
なぜなら高校物理は高校数学に比べて範囲が狭く体系的にまとまっているため勉強しやすいからです。

 

では正しい勉強法とかどのようなものでしょうか。今回は受験物理の勉強方法を千葉大学理学部物理学科在籍の講師がご紹介します!

 

高校物理で何を学ぶのか

高校の物理では

・力学

・電磁気学

・熱力学

・波動

・原子物理

の5つについて学びます。 入試では力学と電磁気はどの大学でも毎年出題され、熱力学と波動と原子物理はこの中から1.2問出題されることが多いです。

 

高校3年生から物理をスタートする方は、遅くとも力学と電磁気までを高校3年生の9月までにマスターできれば入試には間に合います。学校の進度に不安があれば高校3年生の夏休みに全ての単元を一通り見てもよいでしょう。 以下では物理全体を通してどのように勉強するのかということと、単元別に学習のポイントをお伝えします。

 

物理の勉強ステップ

ある参考書をやっていると、「違う参考書の方がよさそう」「頭のいい人は違う参考書を使っている」など他の参考書の方が良いのではないかとブレることもあると思います。

 

しかし基本的には1冊を完璧にすることがとても重要だと武田塾ではアドバイスしています。 物理でも1冊を完璧にすることが重要です。それを念頭に物理の勉強ステップを見ていきましょう。

 

1. 講義系参考書を何周もする

MARCH〜旧帝志望者には基本的に ・大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本 ・物理のエッセンス のどちらかを使って勉強してもらっています。個人的にはこれらをおすすめしますが、他に同レベルで良いと思った参考書があればそれを一冊決めましょう。予備校に行っている人はその板書でも構いません。 一冊決めたらこれは入試が終わるまでのいつも持ち歩きましょう。 応用問題を解いたあとにこの参考書を復習することで、応用問題も基礎が組み合わさったものだということがすぐにわかります。

 

2. (時間の余裕があれば)問題集で演習する

1でやった講義系参考書を最低限、理解した上で何がどこに書いてあるのかをすぐに答えられるレベルになった方は問題集で演習をしましょう。

問題集を解いていてわからないときは、答えを見てそれを鵜呑みにするのではなく、1でやった講義系参考書のどの部分の応用に当たるのかを必ずチェックしましょう。 というのも講義系参考書と問題集の解説をしている人が違う場合、式の書き方が微妙に違ったりするため同じ問題でも色々な解き方があるように見えて入試で手が止まってしまうからです。 それを避けるために、講義系参考書で学んだ自分の知識がどのようにして出題されているのかということに注目しましょう。 (色々な解き方に触れるのはとても面白いのですが点数が伸び悩んでいたり余裕がない人は上のようにすることをおすすめします)

 

3. 過去問を解く(高3夏、秋、冬〜)

2と同様に講義系参考書も対応させながら復習することが大切です。

私は問題を解いた後必ず1冊の講義系参考書を見直していました。そのおかげで自分の中で解き方が綺麗に体系化され、入試では全て迷うことなく全て解くことができました。

 

単元別のポイントと注意点

基本的には先程紹介したルートに沿って勉強してもらえれば大丈夫です。
しかし、単元ごとに何を意識すれば良いのかを知ることもとても重要です。
以下では勉強を進めるためのワンポイントアドバイスをお伝えします。
一通り学んでから読んでみるとよりしっくり来ると思います。

力学

まずは運動方程式を正確に立てられるようになることが重要です。(円運動の加速度は公式として覚えてください)

その後、エネルギー保存則や運動量保存則も自分で式を立てられるようにしましょう。

 

また、力学はどの方程式を組み合わせて解くかというのはある程度パターン化されています。

例えば衝突の問題では  

・運動量保存則  

・反発係数の式(弾性衝突のときはエネルギー保存速も)

を連立させて解いたり、楕円運動の問題は  

・力学的エネルギー保存則  

・面積速度一定則

を連立させて解きます。 自分で進める際にはどういうときにどういう式が使えるのか、逆にどういう式が使えないのかということを意識して進めていきましょう。

 

電磁気

電磁気では2つやってほしいことがあります。

1つ目は用語の整理をしましょう。電磁気では、電場、電荷、電圧、電流…などと似た言葉が多く出てきます。よって何が何であるかをノートにまとめておことをおすすめします。

2つ目は解くときに必要なものが力学の知識であるのか電磁気の知識であるのかを見極められるようにしましょう。

 

熱力学

熱力学第一法則の枠組みをしっかり押さえましょう。等温過程、等積過程などさまざまな過程がありますが ほぼ 

 熱力学第一法則 ΔU = -W + Q

の式を使って解いていきます。 このときに意識してほしいことは

・内部エネルギーUは公式からわかる

・された仕事Wはつりあいの式でわかる(つまり物差しで測れるもの)

ということです。そして内部エネルギーUと仕事Wがわかり熱力学第一法則に代入して、「それ以外のもの(=熱Q)」がわかる、という流れで解いていきます。

 

ほとんどの問題はこの流れで解くことができますが、例外処理として断熱過程があります。これは  

 ポアソンの式 PV^γ=一定

を用いて内部エネルギーの変化ΔUから仕事を求めることができます。ポアソンの式の導出もよく出るので確認しておきましょう。

 

波動

この単元は1つのトピックをパターンとして身につけることがポイントです。参考書に載っている問題はパターンとして解法の流れや考え方を頭にいれておきましょう。

 

原子物理

光を波として考えるか粒子として考えるか、という両方の見方があるということをおさえてください。 光の回折や干渉については光を波として扱い、光が粒子と相互作用するときは光を粒子として扱うとうまくいきます。

 

原子物理もある程度パターン化されています。

・光電効果

・コンプトン効果

・水素のボーアモデル

・X線

・原子核

に関する問題は解けるようにして考え方を自分で説明できるようにしておきましょう。

 

全体的に注意すること

上でお話ししたことと被りますがどの単元であっても

・基礎がない状態で応用問題を解きまくるのはやめよう

・応用問題で詰まったら基礎となるノートや問題集を必ず見返す

ことが重要です。これらのことに注意して物理の点数を伸ばしていきましょう。

 

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